1. はじめに
2023年4月20日にZ/X 44弾「螺旋輪転編 邂逅<ワールドリンク>」が発売されます.
今弾は各パートナーのリンクとリンクゼクスが目玉のパックです.
また,リンクを主体とした新プレイヤーグロリアや憑依条件を持つ新たなゼクスエクストラの追加も魅力です.
今回は憑依条件を持つゼクスエクストラの新カードを紹介します.
2. 三賢哲“可憐創壊” セーラ
憑依条件を持つ赤の7コストパワー5000のゼクスエクストラです.
憑依条件はコスト7以下のゼクス1枚です.
フォース分パンプ&起動能力で自壊も可能なバーンが使えるのは優れています.
憑依条件を持つゼクスエクストラについて軽くおさらいします.
憑依条件を持つゼクスエクストラをプレイする時は憑依条件で示された自分のリブートのゼクスを指定枚数選び,そのコストの合計値分だけリソースコストを軽減してプレイします.
(最少1コストまでしか軽減出来ません)
その後,憑依条件で選んだゼクスをゼクスエクストラのフォースにします.
例えば三賢哲“可憐創壊” セーラをプレイする際6コストのゼクスを憑依条件として指定します.
7 – 6 = 1コスト支払う&エクストラ権を消費することでプレイ出来ます.
今回の場合だと憑依条件の色は指定されていないので何色のゼクスでもOKです.
ですが,三賢哲“可憐創壊” セーラは赤なので赤1を支払う必要があります.
そのため,憑依条件持ちのゼクスエクストラを採用する場合はそのゼクスエクストラと同じ色のデッキじゃないと使用出来ません.
降臨条件持ちのゼクスエクストラと異なり自分のリソースの枚数は関係なさそうです.
だとすれば,かなり早い段階からプレイすることが出来ます.
憑依条件次第ですが,2ターン目からならプレイ出来そうですね.
1つ目の能力について
カードの能力でこのカードのフォースを増やせないデメリットです.
フォースを増やせると簡単にパンプ値やバーン効果量を増やせてしまいます.
この能力が無いとフォースを付与する能力で滅殺の怪光線メジェドをこのカードのフォースに出来てしまいますから必要な措置です.
2つ目の能力について
自ターンのみですが,このカードのフォースのパワー分パンプします.
例えば6コストパワー9000をフォースにすればパワー14000になります.
多少のパワー差なら問題にならないので攻撃面で頼りになります.
ですが,相手ターンにはパワー5000になるので防御面では貧弱です.
3つ目の能力について
自身のパワー分のバーンを2回使えるので盤面処理が捗ります.
2回目は相手のゼクス限定ですが,1回目は自分のゼクスも対象に出来ます.
なので,連続攻撃用のスクエアを確保出来ます.
相手ターンにも使用出来ますが,パワー5000になるのでダメージ量は大きく低下します.
それでも5000ダメージ×2回なので侮れないですけどね.
3. 数理妖精“妹” ルナ
憑依条件を持つ青の7コストパワー7500のゼクスエクストラです.
憑依条件はコスト7以下のゼクス1枚です.
デッキ上から4枚から手札を増やすか3コスト以下を無料プレイは優秀そうです.
数理妖精“妹”は「てせうすふぇありーかすが」と読むそうです.
妹を「かすが」と読ませるとは思いませんでした.
命名者はソルなのか神門なのか…?
能力について
デッキ上4枚のカードを1枚手札に加えるか3コスト以下だったら無料プレイ出来ます.
汎用約束や新サイクルのVBなど3コスト以下で無料プレイして美味しいカードは多いです.
そのため,色々な活躍が見込める効果だと思います.
4. 十二星聖“天蝎宮”バルビエル
憑依条件を持つ白の7コストパワー1000のゼクスエクストラです.
憑依条件はコスト4以上のゼクス2枚です.
現状だとこの憑依条件は満たしにくいと思います.
コスト3以上&コスト4以上のゼクス2枚とかだったら新サイクルのVBとかで1発解決も出来る可能性もあったのですが….
リンクゼクスが4コストかつIGアイコンも得られるので現環境よりは登場させやすくなると思うのですが…?
能力が強いから憑依条件は厳しめに設定されているのかもしれません.
1つ目の能力について
フォース分パンプ&フォースを能力で付けられないデメリットです.
フォースでパンプするカードには必要なデメリットです.
3つ目の能力でフォースを1枚使用します.
なので,想定以上に3つ目の能力を使用されるのを防ぐ狙いもあるのかもしれません.
2つ目の能力について
ライフにあるすべてのカードがIGアイコンを得るのはとんでもない能力です.
なので,このカードを無視してライフを攻めることは考えられないですね.
この能力が真価を発揮するのは3つ目の能力と組み合わせた時ですね.
終末の呟きエンデやIntention of Yggdrasilのように自分にダメージを与えるカードとの相性は抜群です.
他に自分にダメージを与えるカードってありましたっけ?
ライフをチャージやトラッシュに置くカードはあるのですけど…?
3つ目の能力について
2つ目の能力でライフのカードは全てIGアイコンを持っています.
なので,ライフから本来ならIGアイコンを持たない強力なカードをプレイ出来ます.
総合ルールを読んだ感じだとライフに置いたカードを選んでダメージを受けられそうです.
307.2には「ライフにカードを置く場合一番上にカードを置き,ライフの順番は自分で任意に変更可能」と書かれているからです.
そのため,トラッシュからライフに置いたカードを選んでプレイ出来るはずです.
これが事実ならかなり恐ろしい能力を持っていると言えそうです.
ダメージを受ける時は相手がライフを選びます.
なので,トラッシュから置いたカードを確実には選べませんね….
とは言ってもシャッフルすることでトラッシュから置いたカードが選ばれる可能性はあります.
IGアイコンを持つカードを戻せないのはライフを強く出来ないようにするためですね.
トラッシュからライフにLRやVBを入れられるのは大問題ですからね.
この起動能力は自ターンに1回しか使用出来ません.
ですが,フォースは2枚あるはずなので1ターン生存すれば2回使用することも出来ますね.
5. 枢要大罪“暴食” ベルゼブブ
憑依条件を持つ黒の6コストパワー0のゼクスエクストラです.
憑依条件はコスト4以上のゼクス1枚です.
4コストのゼクスを2コストで登場させられれば2ターン目4リソース時にプレイすることが出来ますね.
ですが,なかなか良さそうな候補が思いつきません.
1ターン目にトラッシュを増やしている&リソース次第では懐かしの舞踏骸骨スケルタルダンサー&思希者アマディウスのリソリンで4コスト以上を登場させることも出来ますけど.
1つ目の能力について
フォース分パンプ&フォースを能力で付けられないデメリットです.
フォースでパンプするカードには必要なデメリットです.
2つ目の能力について
起動能力で相手の5コスト以下を破壊しつつ,自分のトラッシュから破壊したコスト以下のゼクスを登場させるのは便利そうです.
相手のゼクスに左右されるものの,盤面処理と手数の確保を同時に行えますから.
3コストを破壊して3コストを登場させるだけでも十分だと思います.
6. 九戴龍王“九頭竜” チトセ
憑依条件を持つ緑の9コストパワー3000のゼクスエクストラです.
憑依条件はコスト5以上のゼクス2枚です.
今まで紹介した中で一番憑依条件が厳しいですね.
ですが,緑はリソースが伸びやすいので大型を登場させやすいです.
龍膽&黒剣八魂マルディシオンで5コスト以上を登場させたり,翠朱の讃美歌 迦陵頻伽のコスト軽減で5コストを登場させたり,未来の大女優デ・ジ・キャラットを0コストで登場させることが出来ます.
なので,意外と憑依条件は難しくないかもしれません.
1つ目の能力について
フォース分パンプ&フォースを能力で付けられないデメリットです.
フォースでパンプするカードには必要なデメリットです.
2つ目の能力について
このカードのパワー以下のパワーのゼクスの効果を受けないので妨害に強いです.
スクエアにいる強力な起動能力やライフ1で登場するゼクステンド・ドライブ!やライフから登場したVBはもちろん,手札からイベントのように使用するSHiFT, Make Your Day.やiDA, Make your wish come true.の効果を受けないのも良いです.
その反面,イベントに対しては無力なので気を付けたいです.
他にはこのカードよりパワーの低い自分のゼクスの効果を受けられないのも注意です.
効果でパンプしたり,自壊してスクエアを空けるのも出来なくなりますから.
3つ目の能力について
登場時にデッキ上5枚から2枚選んでリソブ出来るのは良いですね.
リソースに欲しいカードを置きやすくなりますから.
毎度のことながらこういうカードを見るとリソースリンクを使いたくなります.
覚えておきたいのは登場時にフォースを1枚消費するのは強制だということです.
そのため,フォースを2枚維持して超パワーでいることは出来ません.
7. 幻夢“礎” ア・ザトアース
憑依条件を持つ無色の8コストパワー0のゼクスエクストラです.
憑依条件はコスト8以下のゼクス1枚です.
無色かつアークゼクスもコストに出来るので色々なデッキで採用出来ます.
ただし,上手く使うには色々工夫が必要そうです.
1つ目の能力について
フォース分パンプ&フォースを能力で付けられないデメリットです.
フォースでパンプするカードには必要なデメリットです.
2つ目の能力について
登場時にこのカードのパワー以上のNSにある相手のゼクスを好きな枚数破壊します.
このカードのフォースのパワーが低ければ盤面を一掃することも可能です.
ですが,パワーの低いカードはコストも低いのでプレイ時に支払うコストが多くなります.
なので,出来るだけコストが高くパワーの低いゼクスと組み合わせたいです.
パッと思いつくところだとステイシーが一番無理なく使いやすいと思います.
8. おわりに
憑依条件を持つゼクスエクストラは強力な効果を持つカードが多い印象です.
エクストラ権を使用しますが,それに見合う力はあると思います.
どれくらい使われるかは未知数ですが,良く使う色は確保したいです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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