1. はじめに
2023年12月21日にZ/X EX44弾「ゼクスターズ・プリンシパル」が発売されます.
今弾はSHiFTやiDA専用のアウェイクンパニッシャーとそれを登場させるアウェイクンゼクスが目玉のパックです.
今回はプリズムとニューの新カードを紹介します.
今のZ/Xの売り方に非常に危機感を抱いているので苦言を呈します.
2. 煌燦§偶像 プリズム
8コストパワー11000のプリズムのアウェイクンパニッシャーです.
アウェイクンパニッシャーはコスト比のパワーが低くなりやすい印象です.
ですが,プリズムは8コスト能力持ち標準のパワー11000ですね.
1つ目の能力について
自ターン登場時に(1)か(2)の効果から1つ選び解決します.
(1)あなたのデッキの1番上をリソースにスリープで置き,あなたのリソースを1枚選び,手札に戻す.
リソブ&リソから1枚回収出来るので使いやすいです.
イベントも回収出来るので色々と動きやすくなりそうです.
(2)ノーマルスクエアにあるゼクスを1枚まで選び,8000ダメージを与える.
相手だけでなく自分のゼクスも焼けるので連続攻撃にも使えます.
2つ目の能力について
自ターンのみの起動能力でNSにある相手のコスト8以下のゼクス1枚を除外します.
大抵のゼクスを除去しつつ,チャージも与えないので使いやすい除去です.
コストで自分のトラッシュを2枚除外するのも色々役立ちそうです.
3. 煌燦§開花 プリズム
アウェイクンパニッシャー登場能力持ちのプリズムのライフリカバリーです.
能力について
登場時にデッキ上2枚まで除外するのでリムーブを稼ぎやすいです.
除外は任意なのでデッキが薄い時に助かります.
自分が5リソース以上ならリムーブから1枚リソブ出来るのでアークゼクスを登場させやすいです.
リソースから登場させたいカードやリソースから回収したいカードを置きやすいのも良さそうです.
4. 霧氷§偶像 ニュー
6コストパワー8000のニューのアウェイクンパニッシャーです.
1つ目の能力について
手札上限を+2するのでニューデッキだとかなり大事な効果です.
この効果だけで手札上限は8枚になるので次ターン以降の動きが楽になります.
2つ目の能力について
自ターンのみの起動能力で自身スリープで手札の枚数以下のニューをプレイできるのは優秀です.
手札さえ用意できればかなり早い段階からアークゼクスをプレイすることも可能ですね.
ニュー名称のゼクスなら何でもプレイ出来るので今後の追加次第ではさらに化けそうです.
5. 霧氷§開花 ニュー
アウェイクンパニッシャー登場能力持ちのニューのライフリカバリーです.
能力について
登場時に1枚まで引きつつNSにある相手のコスト5以下を1枚まで破壊出来るのは良いです.
破壊は手札7枚以上の制限がありますが,ニューなら再序盤以外問題ないはずです.
6. Z/Xを破滅させないなら早急に売り方を変えろ!
ここ数年でZ/Xの勢力は一気に縮小していると肌身に感じます.
今の酷い売り方を変えない限り好転することは無いと断言できるレベルです.
カートンで買ってもデッキはまともに組めませんし,シングルは扱っているお店が一部地域にしかありませんし,ゼクスタ開催店舗が急激に減って遊ぶ場所もありませんから!!!
遊ぶ人が減り続ければ前回は好調だった通販の売り上げも大幅に減りますよ!
もう遅すぎますが,今が立て直す最後の機会だと思うのでもう一度苦言を呈します.
6.1 再録を大幅に減らせ!
再録の増加がZ/X破滅を加速させている大きな要因です!
半年で目玉カードが再録されるのではプレイヤーもカードショップも離れる一方です.
最初に流通数を絞って高騰させてからの再録連打で大幅下落は堪りません.
シングル価格は暴落しますし,半年前のパックが全く売れなくなります.
不良在庫が溜まるばかりなので,カードショップがZ/Xを扱わなくなるのも納得しかないです.
EXパック第43弾 「ドラゴン†はろうぃんパニック†」から再録のレアリティが上がったのも理解に苦しみます.
新カードが欲しくてパックを開けているのに何故高レアリティの枠で再録を掴まされなければならないのでしょうか?
完全な外れ枠なのでパックを開ける気が失せます.
もしかしてパックを開封させたくないのでしょうか?
6.2 初収録時の流通数を増やせ!
初収録時の流通数をもっともっと増やすべきです.
すぐに再録するのはそもそもの流通数が足りていないとわかっているからですよね?
それならば最初から高レアリティの流通数を増やせば短期間で再録する必要はないはずです.
初収録時の流通数が増えればシングル価格も下がり,流通数が多い分入手しやすくなります.
なので,デッキを組みやすくなり多くの人が遊びやすくなります.
今のZ/Xに必要なのはZ/Xで遊ぶ人や遊べる場所を増やすことです.
どんなコンテンツでも新規が参入しないと衰退するしかありません.
今のZ/Xは一部の重課金に支えられている末期のソーシャルゲームのようなものです.
つまり,滅亡一歩手前なので早急に対処しないとこのままサービス終了も考えられます.
6.3 高レアリティの枠を減らせ!
MGNRやRRなど流通数の少ない高レアリティの枠は廃止すべきだと思います.
1カートンに1枚出るか出ないか程度のカードを必須で要求されるから高騰してデッキが組めなくてZ/Xで遊ぶためのハードルを無駄に上げています.
もうレアリティはRとSRとWRだけにして入手しやすくしたほうが良いと思います.
昔はデッキを組みやすかったので今よりももっともっと多くのカードショップで多くのプレイヤーたちに遊ばれていましたから.
高レアリティが増えれば増えるほどZ/Xが衰退していくのを痛感しています.
6.4 1年間に販売するEXパックを減らせ!
御覧の通り今回のセットは新規カードが21種しかありません.(全135種中)
EX弾が再録塗れなのは今更ですが,ここまで酷いのは初めてじゃないでしょうか?
多少の再録は理解できますが,これは異常です.
ここ数年のEXパックは再録だらけなので1年間に販売するEXパックを減らすべきです.
現状のEXパックは出せば出すほど再録を増やしてZ/X衰退を加速させるだけですから.
昔は3か月サイクルで通常パック,EXパックか構築済みデッキ,フリーカードのみくらいの販売サイクルでした.
ですが,近年はEXパックを乱発しすぎです.
通常パックは次で47弾ですが,EXパックは次で44弾です.
なので,このままだと来年には通常パックよりもEXパックのほうが弾数が多くなってしまいます.
かなり異常な事態だとは思いませんか?
6.5 キャラクターデッキは売り方と内容に難あり
キャラクターデッキ自体はZ/Xを遊びやすくなるので良いと思います.
昔は新パックのカードを追加しないとほぼ遊べない仕様でした.
ですが,最近発売されたキャラクターデッキ 上柚木綾瀬は新パックのカードを追加しなくても最新環境のカードで遊べますから.
少しづつですが,良くなっていると感じます.
ただし,公式サイトで1週間しか購入できないのは問題です.
公式XをフォローしているようなZ/Xに興味がある人しかその存在を知りえないわけです.
なので,Z/Xに興味はなかったけどキャラクターデッキを見てZ/Xを始めようとする新規の人が増えないですから.
構築済みデッキは店舗で売るべきだと思うのですが,上手くいかなかったんでしょうね.
ここしばらくは構築済みデッキが店舗で販売されなくなりましたから.
店舗に構築済みデッキが売っていないとそれだけで多くの新規プレイヤー獲得の機会を逸していると思うのですけどね.
私はカードショップでスターターデッキ「各務原あづみ 蒼星の剣姫」を目にしてZ/Xを始めたくなりました.
そして,友人に当時配布されていたフリーカードを渡して遊んだことで今日に至るまでずっとZ/Xを遊んでいます.
なので,カードショップで色々な人の目に触れる機会は極めて重要だと思います.
私が立ち寄ったカードショップにスターターデッキ「各務原あづみ 蒼星の剣姫」が置いていない&フリーカードがカードショップに置いてなければ私と友人がZ/Xを始めることは無かったかもしれません.
改善されつつありますが,キャラクターデッキの内容にも難を感じています.
何故ならば必須となる新カードが半分の枚数しか収録されていないからです.
キャラクターデッキ 上柚木綾瀬なら4枚必須となる上記2種が2枚ずつしか収録されていません.
なので,ちゃんとしたデッキにするには5500円×2=11000円かかりますから.
新規プレイヤーの人にいきなり要求する額としてはハードルが高すぎると思います.
したがって,キャラクターデッキ1個購入でちゃんと戦える構築にして欲しいです.
そうでないと新しく始める人に勧めにくいです.
構築済みデッキの再録が多くなることに関しては妥当だと思います.
昔から構築済みデッキは初収録のパックから時間が経って入手難になった強力なカードを再録する機会として機能していましたから.
再録の間隔が妥当なものであれば昔のように問題はないはずです.
とりあえず,現状のように半年で再録するのはダメです!!
7. おわりに
私はZ/Xが好きです.
なので,このままどんどん衰退して惨めに終わるのを見たくはありません.
もうかなり遅く感じますが,まだ間に合う可能性はあるのですぐに販売方法を見直して下さい.
今回は触れませんでしたが,過度なインフレも気を付けて欲しいです.
一部のデッキが極端に強すぎるとゲームとしてつまらなくなりますから.
Z/Xが再び多くの人に遊ばれる活気のあるカードゲームに戻ることを切に願います.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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