1. はじめに
墨の決闘者、キリアンはクリーチャー対象の呪文を2マナ軽減します.
そのため,変容も2マナ軽く行うことが可能です.
それを利用したのが今回紹介するエスパー(白青黒)変容デッキです.
上手く回れば1マナでガンガン変容を行い,変容の効果を1ターンに何度も使うことが可能です.
このデッキは土地を除けばレア以上のワイルドカードを使わずに組めます.
(安く組めるようになるべくレア以上の使用を控えました.)
そのため,MTGアリーナを始めたばかりの初心者の方でも組みやすいです.
2. デッキレシピ
このデッキのデッキレシピを下記に記します.
※オレンジ色は必須レア以上です.
※ブルーは必須でないレア以上です.
デッキ
4 セジーリの防護 (ZNR) 37
2 島 (ZNR) 271
2 骨塚潜み (IKO) 178
2 沼 (ZNR) 274
1 哀歌コウモリ (IKO) 84
4 両生共生体 (IKO) 63
2 飛びかかる岸鮫 (IKO) 64
4 夢尾の鷺 (IKO) 47
2 騒がしい収穫者 (IKO) 80
1 海駆けダコ (IKO) 66
4 強欲な血喰い (IKO) 93
2 シルバークイルの学舎 (STX) 273
4 ゼイゴスのマンバ (IKO) 106
3 洞窟で囁くもの (IKO) 79
2 屍豹 (IKO) 196
4 墨の決闘者、キリアン (STX) 197
4 陽光昇りの小道 (ZNR) 259
2 啓蒙の神殿 (THB) 246
1 命の恵みのアルセイド (THB) 1
4 連門の小道 (KHM) 260
4 清水の小道 (ZNR) 260
2 象徴学の教授 (STX) 24
サイドボード
1 記憶留出法 (STX) 25
1 環境科学 (STX) 1
1 予言学入門 (STX) 4
1 殲滅学入門 (STX) 3
1 マスコット展示会 (STX) 5
1 害獣召喚学 (STX) 211
1 墨獣召喚学 (STX) 195
必須のレア以上は配布デッキで貰えるので非常に安く組むことが可能です.
今回は3色デッキなのでレア土地の小道を3種フル投入しています.
小道無しだと扱いにくくなりますが,基本土地や他の2色土地でもある程度代用可能です.
このデッキをインポートする場合は下記をコピーして下さい.
デッキ
4 セジーリの防護 (ZNR) 37
2 島 (ZNR) 271
2 骨塚潜み (IKO) 178
2 沼 (ZNR) 274
1 哀歌コウモリ (IKO) 84
4 両生共生体 (IKO) 63
2 飛びかかる岸鮫 (IKO) 64
4 夢尾の鷺 (IKO) 47
2 騒がしい収穫者 (IKO) 80
1 海駆けダコ (IKO) 66
4 強欲な血喰い (IKO) 93
2 シルバークイルの学舎 (STX) 273
4 ゼイゴスのマンバ (IKO) 106
3 洞窟で囁くもの (IKO) 79
2 屍豹 (IKO) 196
4 墨の決闘者、キリアン (STX) 197
4 陽光昇りの小道 (ZNR) 259
2 啓蒙の神殿 (THB) 246
1 命の恵みのアルセイド (THB) 1
4 連門の小道 (KHM) 260
4 清水の小道 (ZNR) 260
2 象徴学の教授 (STX) 24
サイドボード
1 記憶留出法 (STX) 25
1 環境科学 (STX) 1
1 予言学入門 (STX) 4
1 殲滅学入門 (STX) 3
1 マスコット展示会 (STX) 5
1 害獣召喚学 (STX) 211
1 墨獣召喚学 (STX) 195
3. 基本的な動き
2種の変容コスト軽減クリーチャーを併用することで1ターンに何回も変容の効果を使います.
変容の効果を連発することで対戦を有利に進めつつ,相手のライフを削って勝利を目指します.
変容デッキ最大の問題は変容を重ねたクリーチャーを除去されてしまうと致命的なことです.
なので,命の恵みのアルセイドやセジーリの防護で上手く守りたいです.
土地を置く枚数の優先順位は「黒>青>白」の順です.
理由は黒と青の変容クリーチャーを多く採用しているからです.
最終的には1マナで変容出来るため,黒と青の土地は多めに置いておきたいです.
白の変容クリーチャーは採用していないので,白の土地はあまり枚数を置かなくてもOKです.
4. 採用しているクリーチャーについて
このデッキで採用しているクリーチャーについて説明します.
4.1 命の恵みのアルセイド
1マナでプロテクションを付与して変容クリーチャーを守れるので使い勝手がいいです.
屍豹が変容すれば何度でも再登場して使い回せるのもかなり良い感じです.
変容元のクリーチャーがいない場合は自身を変容元に出来るのも○.
今回は1枚しか採用していないですが,枠を作ってもう少し枚数を増やしたいです.
4.2 ゼイゴスのマンバ
自身が変容するたびに-2/-2を相手のクリーチャーに付与出来ます.
このデッキは変容を連発しやすいので,小型の掃討から大型撃破まで活躍してくれます.
4.3 象徴学の教授
履修が出来て,変容元にもなれるのでかなり使いやすいクリーチャーです.
屍豹が変容すれば何度でも再登場して履修し続けられるのは良い感じです.
非常に使い勝手がいいクリーチャーなので枚数を増やしたいところです.
4.4 両生共生体
変容持ちクリーチャーのコストを1マナ軽減するので,このデッキの要です.
しかも,この効果は重複するので並べるほど変容のコストを下げられます.
自分のクリーチャーが変容するたびに手札入れ替え出来るので変容し続けやすいのも◎.
4.5 墨の決闘者、キリアン
変容持ちクリーチャーのコストを2マナ軽減するので,このデッキの要です.
そのため,両生共生体と一緒に並べることで大抵の変容を1マナで行えるようになります.
絆魂&威迫持ちとハイスペックですが,人間故に変容元に成れない点だけが最大の欠点です.
4.6 海駆けダコ
相手にダメージを与えるたびに1ドロー出来るので手札が枯渇しにくくなります.
このデッキは変容を重ねてこそ真価を発揮するので手札が増えるのは重要です.
安く組むために配布デッキの1枚しか採用していませんが,出来れば枚数を増やしたいです.
4.7 屍豹
変容するたびに墓地から3マナ以下のクリーチャーを戦場に登場させます.
そのため,両生共生体や墨の決闘者、キリアンといったキーカードを除去されても即座に復帰可能となります.
命の恵みのアルセイドや象徴学の教授も使い回せるので思ったよりも使い勝手が良かったです.
ただ,変容コストが白or黒2までしか下がらないのは意外と重いと思いました.
4.8 哀歌コウモリ
このデッキの変容で唯一相手のプレインズウォーカーに干渉出来るクリーチャーです.
そのため,プレインズウォーカーを使用する相手にはなるべく温存しておきたいです.
変容コストは黒2まで下げられるので素の状態に比べると非常に軽く変容し易いのは良いです.
ただし,黒2が必要なので支払うマナの管理には注意です.
ちなみに私がこのカードを使う時は暗黒破壊獣、バトラのスタイルを使用することが多いです.
4.9 強欲な血喰い
変容回数分相手のライフを奪い,自分のライフを回復します.
そのため,このデッキでは十分フィニッシャーになり得ます.
仮に変容を4回すれば,それだけで10点ダメージ10点回復です.
強欲な血喰いを更に重ねていればダメージがさらに増えます.
なので,強欲な血喰いの変容だけで押し切ることも可能だったりします.
4.10 骨塚潜み
変容するたびにトラッシュから好きなパーマネントカードを1枚手札に戻せます.
変容を重ねたクリーチャーが破壊されたり,両生共生体で捨てたクリーチャーを回収出来るのでリカバリーしやすくなります.
ただ,最近は追放除去が多いので思ったよりも活躍しにくい感じです.
このデッキは緑の土地を採用していないので,コストを下げて黒2で変容することになります.
4.11 飛びかかる岸鮫
変容するたびに相手のクリーチャーを1枚ハンドバウンス出来ます.
相手にハンドアドを与えてしまうものの,テンポを稼げるので使いやすいです.
特に瞬速持ちなので,相手ターンに構えられるのが良いです.
また,ハンドバウンスなので鍛冶で鍛えられしアナックスやスカイクレイブの秘儀司祭、オラーといったクリーチャーの死亡をトリガーとする能力を誘発させなくて済むのも良い点です.
4.12 夢尾の鷺
変容するたびに1ドロー出来るので,変容を連発するこのデッキの要です.
夢尾の鷺を重ねて変容すればドロー枚数が増えるので手札切れと無縁になるのも◎.
飛行もあるので,膠着しやすい地上を避けて攻撃しやすいのも助かります.
4.13 洞窟で囁くもの
変容するたびに相手の手札を1枚捨てます.
変容を連発するだけで相手の手札が蒸発するため,決まればかなり厄介なはずです.
特にこのデッキで避け難い全体除去を豊富に持つコントロールデッキに有効です.
威迫持ちなので,攻撃を通しやすいのもいいです.
4.14 騒がしい収穫者
変容するたびに相手のクリーチャーを1体生け贄に捧げます.
生け贄による除去なので,呪禁や破壊無効,プロテクションを気にせず処理出来ます.
そのため,相手が少数精鋭で攻めるデッキだと非常に刺さります.
逆に,クリーチャートークンを大量に発生させるようなデッキには効果が薄いです.
最近だとキオーラ、海神を打ち倒すの8/8&呪禁クリーチャートークンの処理に役立ちます.
5. 採用しているクリーチャー以外のカードについて
このデッキで採用しているクリーチャー以外のカードについて説明します.
5.1 セジーリの防護
プロテクションを付与出来るので相手の単体除去を容易に回避出来ます.
また,相手の場のブロッカーが1色しかいなければラストアタックを通すのにも使えます.
墨の決闘者、キリアンがいれば白1で唱えられるので取り回しやすいのも◎.
相手の全体除去が気になる場合は数枚ジュワー島の撹乱に差し替えるのも有りかもしれません.
6. 採用している講義について
このデッキで採用している講義について説明します.
6.1 環境科学
ライブラリーから基本土地を1枚持って来れるので土地&色事故しづらくて便利です.
3色デッキなので他のデッキよりも色事故回避の恩恵は大きいです.
ですが,今のレシピだと基本土地が少ないので引き次第では機能しない可能性も有ります.
そのため,小道を変えてもう少し基本土地を増やしたほうがいいかもしれません.
6.2 記憶留出法
どんなパーマネントでもただの3/2クリーチャートークンにしてしまうソーサリーです.
クリーチャー以外のパーマネントに対処したいときに便利です.
ただし,色拘束が厳しめでやや使いにくいので1枚だけ採用しています.
6.3 墨獣召喚学
変容元のクリーチャーとして使用します.
夢尾の鷺しか飛行出来ないので飛行持ちの頭数が欲しいときにも有効です.
また,変容元クリーチャーがそれほど多くないので刺しておくと便利だったりします.
6.4 害獣召喚学
こちらも変容元として使用します.
クリーチャーが2体出るので相手の単体除去が多い場合に有効です.
クリーチャーのスペックは最低限ですが,変容元にさえなってくれれば問題ないです.
6.5 予言学入門
占術2を行いつつ1ドロー出来るので,最大3枚デッキを掘れて好きなカードを引きやすいです.
3マナと少々重めですが,手札が苦しい場面だと割と助かるので2枚採用にしています.
変容クリーチャーを使い切ってしまったときはこのカードが生命線になることもあります.
6.6 殲滅学入門
相手に1ドローされるものの,土地以外のパーマネントを何でも処理出来ます.
重い上にハンドアドを与えるので取り回しが悪いですが,1枚あると助かることもしばしば.
3色デッキなので,無色なのも結構助かります.
6.7 マスコット展示会
このカード1枚で2/1&飛行,3/2,4/4を1枚ずつ生成するソーサリーです.
上手く使いたいのですが,やはり重いのでなかなか使用する機会がないです.
このカードを使いたかったらマナブーストは必須な気がします.
ほとんど使う機会がないので,別の講義カードでOKです.
7. おわりに
変容は重ねるほど効果を発揮しやすいので,変容連発はかなりアドバンテージを稼げます.
除去が怖いものの,1~2マナで変容を連発出来るのはなかなか爽快です.
比較的安く作れますので変容デッキに興味を持っていただけたなら是非遊んでみて下さい.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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