1. はじめに
2023年5月25日にZ/X EXパック39弾「まれびとの宴(ストライク・イージス)」が発売されます．
今弾は新しいスタートリソースとそれに対応したイージスゼクスが目玉のパックです．
新たなカテゴリのTT(トライバルトランサー)とキルクズも追加されます．
さらに，今まで収録されたカテゴリの強化カードも多数収録されるらしいです．
今回は美食楼と赤の憑依条件持ちのゼクスエクストラと赤のイージスの新カードを紹介します．
2. 美食楼筆頭 グラ
自壊にも妨害にも使用出来る破壊効果が優秀です．
美食楼だけでなく，赤か黒主体のデッキなら採用出来るのも見逃せません．
憑依条件で1コストまで下げれば赤か黒どちらかしか採用していなくても使えますから．
1つ目の能力について
自身のフォース×パワー+2000なので見た目以上のサイズに出来ます．
憑依条件でも2つ目の能力でもフォースを増やせますから．
ですが，3つ目の能力でフォースを使用するのでサイズを維持するのは難しそうです．
2つ目の能力について
自分のトラッシュ4枚につきトラッシュを1枚までフォースにします．
フォースを増やすほど有利になるカードなのでトラッシュをどんどん増やしたいです．
起動能力なので生存し続ければフォースを供給し続けられるのも優れています．
3つ目の能力について
ターン2回の起動能力でフォース2枚消費でNSのゼクスを1体破壊します．
フォース消費は重そうですが，相手ターンに2回破壊を構えられるのは厄介そうですね．
しかも，自分のゼクスも破壊可能なので連続攻撃しやすくなるのも良いですし．
展開力に優れる美食楼の追加カードとしてはかなり良さそうです．
美食楼以外の展開力に優れる赤か黒のデッキで使えるのも優れています．
3. 美食楼のシャーベット
美食楼1種類目のライフリカバリーです．
ドローとトラッシュ回収が行えるのでアドを稼ぎやすい点で優れています．
能力について
プレイ登場時に(1)か(2)を1つ選び解決します．
(1)あなたの手札を1枚選びトラッシュに置いたなら2枚まで引く．
手札のカードを切りつつ2ドロー出来るので美食楼的にはかなり助かります．
手札もトラッシュも増やしたいですからね．
誘発は任意なのでデッキが薄い時に助かりそうです．
(2)あなたのトラッシュにあるディアボロスかマイスターを1枚選び，手札に戻す．
種族限定ですが，IGアイコンがトラッシュから欲しいゼクスを回収出来るのは良いです．
美食楼は両方の種族を持っていますから回収対象に事欠かないですし．
かなり使いやすそうですが，黒単のディアボロスや赤単のマイスターデッキだと採用するのは難しそうですね．
IG登場だけ期待して採用しても良いですが，手札に来ると腐ってしまいますので．
4. 美食楼のプディング
IGアイコンを持たない2コストの美食楼です．
能力登場をメタれるので置かれると厄介そうです．
美食楼以外でもディアボロス主体のデッキなら無理なく採用出来そうです．
1つ目の能力について
登場時にデッキ上を2枚までトラッシュに置けるので黒系デッキと好相性です．
自身が2コストなのでプレイや能力登場で登場させやすいのも良いです．
2つ目の能力について
PSでもNSでも能力で登場した相手のゼクスを即座に破壊出来るのは優れています．
ただし，自分のトラッシュが10枚以上かつ自分のトラッシュにあるディアボロスかマイスターを合計2枚デッキの下に置く必要があります．
そのため，美食楼以外だとディアボロス主体のデッキじゃないと採用は難しそうです．
マイスターデッキは赤が主なので黒であるこのカードは採用しにくいですから．
5. 三賢哲“清淑憂楽” ホノ
憑依条件を持つ赤の7コストパワー5000のゼクスエクストラです．
一時的にパワー11000になれますし，ゼクス登場効果を使えるので有用そうです．
憑依条件がコスト4以上のゼクス1枚なので登場させやすそうなのも良いです．
1つ目の能力について
自ターンのみ自身がフォースを持つ場合，自身のパワーを+6000します．
アークゼクスを一撃で攻撃破壊出来るので良さそうです．
憑依条件のおかげで無理なくフォースを得られますし．
ですが，相手ターンはパワー5000になりますし，2つ目の能力でフォースを消費します．
そのため，パワー11000なのは登場時に攻撃する時のみと考えるべきですね．
2つ目の能力について
手札から5コスト以下のゼクスを登場させるので攻め手を用意し易いです．
5コスト以下なら種族も問われないので色々なゼクスを使えるのが良いです．
登場させたゼクスはターン終了時に手札に戻るので再使用出来ますね．
手札に戻る前に降臨条件や他の効果のコストにしてしまうのも有りですね．
6. エヴォ・イージス アノ
今弾の目玉である赤のイージスゼクスです．
このサイクルはプレイヤー指定やプレイヤーエクストラ指定もありません．
そのため，様々なデッキに採用出来る2種類目のアークゼクス的な存在です．
問題点はイージスゼクスがRRなことです．
デッキに4枚採用するカードがRRだと入手困難かつ高騰が予想されます．
しかも，色々なデッキで使用出来るため需要が高くなりそうなのも困りものです．
LRだった汎用約束イベントやセカイ名称イベントが入手難&高騰したのは記憶に新しいです．
なので，もしRRの排出数が以前のエクストラパックと同じならレアリティの設定を明らかに間違えていると言わざるを得ません．
新カードを収録しても遊ぶためのハードルが高すぎてはどうしようもありません．
Z/Xの継続的な発展を望むなら多くの人が遊びやすい環境を意識してもらいたいです．
1つ目の能力について
プレイ登場時NSにある任意の相手ゼクスに25000ダメージを割り振って与えます．
かなり融通の利くバーンなので盤面を一気に処理することも簡単になりそうです．
2つ目の能力について
起動能力でスクエアにある相手のゼクスを1枚選び除外します．
チャージにもトラッシュにも行かない除去なので有用です．
しかも，この効果は相手PSのゼクスも直接除外出来ます．
そのため，相手PSを焼けるカードと組み合わせて運用したいです．
7. エヴォ・オリジン アノ
エヴォ・イージス アノ専用スタートリソースです．
プレイ登場させるゼクスを探せる&後攻時により強く使えるのが利点です．
1つ目の能力について
ターン終了時に自分のライフが2以下ならデッキ上5枚から[イージス]を1枚まで手札に加えます．
ピンチの時限定ですが，効果でプレイ登場させるゼクスを探せるのは助かります．
何とか相手の攻撃を凌いだ返しのターンにイージスで反撃せよということですね．
エヴォ・イージス アノ以外のイージスを探せるのでイージスが増えると強くなりますね．
しかも，このカードがリソースに複数枚あればその枚数分誘発するのも良さそうです．
2つ目の能力について
このカードをスリープするだけで良いので実質1コストでエヴォ・イージス アノをプレイ出来ます．
今までのアークゼクスは2コスト必要だったのでこの差は大きいです．
ただし，自身をスリープするのでリソブで新しく同サイクルのスタートリソースが入った場合に使用出来ない点では劣っています．
従来のスタートリソースと異なり相手のリソースが5枚以上の時にプレイ出来ます．
そのため，後攻3ターン目に後手が逆襲しやすくなります．
今まで4 → 5リソースになるリソブは安全でしたが，今後は気を付ける必要があります．
8. おわりに
美食楼は新カードの追加でまた一段と強化された印象です．
美食楼筆頭 グラは美食楼以外でも使えるので赤か黒を良く使うなら確保したいです．
目玉なだけあってイージスゼクスはなかなか強力そうです．
ですが，レアリティが高すぎるので集めるのは難航しそうです…．
最後までお読みいただきありがとうございました．
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