ゼクス47弾新カード紹介「邪神竜“破滅意思” リルフィ」他2枚

1.　はじめに

2024年1月25日にZ/X 47弾「螺旋輪転編  轟轟＜イグナイトリンク＞」が発売されます．

今弾は46弾で収録されていない各パートナー専用のアウェイクンパニッシャーとそれを登場させるアウェイクンゼクスが目玉のパックです．

枢要大罪や舞鬼，紙機神の追加も魅力です．

今回はUR3種の新カードを紹介します．

グロリアやURやZ/X自体に関してネガティブな内容を含むのでご注意下さい．

 

2.　邪神竜“破滅意思” リルフィ

憑依条件持ちの15コストゼクスエクストラです．

P指定が無いので様々なデッキで採用出来ます．

憑依条件は色が3種類以上になるようにゼクス3枚なのでやや工夫が必要です．

ですが，汎用約束と2色のパニッシャーを採用していればそこまで難しくなさそうです．

 

1つ目の能力について

デュナミスに同名かL.Y.R.P.H.を1枚まで採用出来る制限です．

どちらもリルフィだからある制限なんだと思います．

討ち祓う『黎明』エンキと睥睨せし『氾慄』エンリルを彷彿させる制限ですね．

 

2つ目の能力について

手札かトラッシュにあるゼクステンド・ドライブ！を持つゼクスを除外し，除外したゼクスが持つゼクステンド・ドライブ！を解決します．

ゼクステンド・ドライブ！はゲーム中1回しかプレイ出来ません．

ですが，この効果はゼクステンド・ドライブ！を解決するなので1ゲームで2回ゼクステンド・ドライブ！の効果を使うことが出来ます．

ゼクステンド・ドライブ！を解決するなのでそのゼクステンド・ドライブ！のコストを支払う必要はないと思います．

常闇払う曙光 卑弥呼や百花に願う安寧 紅姫を1ゲームで最大2回使えるのは強力だと思います．

手札かトラッシュから除外出来ればデッキの色と合っていないゼクスのゼクステンド・ドライブ！も使えますし．

嫉妬を総べる七大罪 インウィディアと同サイクルのゼクスは除外から登場して効果を使えそうですね．

 

3.　L.Y.R.P.H.

憑依条件持ちの15コストゼクスエクストラです．

P指定が無いので様々なデッキで採用出来ます．

憑依条件は同じ色を持つゼクス3枚か無色のゼクス3枚なので比較的楽です．

無色3枚でもOKなのでリルフィでも使いやすいですね．

 

1つ目の能力について

デュナミスに同名か邪神竜“破滅意思” リルフィを1枚まで採用出来る制限です．

どちらもリルフィだからある制限なんだと思います．

 

2つ目の能力について

登場時にゼクステンド・ドライブ！でPSにあるゼクスかアセンションを好きな枚数選び，破壊します．

相手PSを直接割れるので妨害効果持ちを処理しやすくライフを奪いやすいです．

アセンションはおそらく48弾から収録される新システムだと思います．

リンクみたいにスクエアに置くタイプのトークンやエクストラなのかもしれません．

 

追加で破壊したカードのコストの合計が15以上の場合，相手に1ダメージを与えます．

現状だと相手のPSだけで15コスト以上の条件を満たすのは非常に難しいです．

ですが，この効果では自分のPSのゼクスも破壊出来ます．

なので，お互いのPSを破壊すれば条件達成は十分可能です．

アセンション追加以降は相手のPSだけで条件達成できるようになりそうですね．

自分のPSを割れるのでレンジ持ちを複数採用出来るデッキだとさらに効果的ですね．

 

4.　枢要大罪“虚飾” ベリアル

8コストのイベントエクストラです．

何故これの収録が許されたのか分からないくらい強力なカードです．

 

1つ目の能力について

デュナミスに同名を1枚まで採用出来る制限です．

非常に強力なのでこの制限は納得です．

ですが，よほど流れが悪くない限りこれを1回使った時点で相手は負けていると思います．

 

2つ目の能力について

自分のリンクを1つ消滅させるたびにコストを-2してプレイできます．

最大3枚まで消滅できるので実質2コストでプレイできます．

グロリアにとってリンクの張り替えは極めて簡単です．

なので，リンク消滅は大したデメリットではないです．

 

3つ目の能力について

2コストで相手PSを割りつつ，攻撃済みの自分のゼクスも割ってトラッシュからグロリアなら何でも1枚リブートでNSに登場させます．

たった2コストでやってよいことではありません．

このカードをデザインした人もこれにOKを出した人も常軌を逸しているとしか思えません．

現環境最強と言えるくらい強いグロリアにさらに超強力カードを追加しているわけですから．

グロリアはアイドル弾にも何故か収録されていましたし，今のZ/Xを作っている人はグロリアを過剰に優遇しているとしか思えません．

 

グロリアとそれ以外に大きな力の差を感じるので正直グロリアとは対戦したくないです．

グロリアはパワー11000が標準ラインの環境でパワー13500かつ絶界を2体並べます．

さらに，豊富なドローとトラッシュ回収で動きが非常に安定しています．

攻防ともに最適なカードを常に握っているので余程プレイが拙いか運が悪くない限り負けることはほとんど無いでしょう．

 

勝負は勝敗がどちらに転がるかわからないからこそ面白いと私は思います．

なので，常にどちらか一方が勝つ勝負なんて全く面白くないです．

もちろん，勝負事なので勝ちたいのは当たり前です．

ですが，圧倒的なパワー差の対戦はもはや勝負ではなくただの蹂躙でしょう．

蹂躙することで得られる快感があるのも理解は出来ます．

ですが，対戦ゲームでそれを是とするのは間違っていると思います．

≪beyond cuteness heart≫が未だに許されているのも全く納得できません．

これを登場させて盤面を全処理&相手の手札を0枚にして全面埋めてターンエンドでそのままゲームエンドです．

相手は次の2ドローかイグニッションが余程強くなければ何も出来ずに負けです．

つまり，これを登場させた時点でほぼほぼ勝敗は決しています．

 

盤面処理性能とハンデス性能の噛み合いが異常です．

そのうえ，常在能力で相手PS含めて全体のパワーを-3000は明らかにやり過ぎです．

もうまともにカードをデザインできる人がほとんど残っていないのかと頭を抱えたくなります．

ただただ強いカードを刷っておけば良いじゃお話になりません．

インフレ自体は仕方がないですが，過度なインフレはZ/Xを終わらせますよ．

 

5.　URに独自の新カード採用がZ/X衰退の一因である．

流通量の少ないURに新カードを収録するのはZ/Xにとってマイナスだと考えます．

強力なカードがURで収録されると流通量の少なさから高騰しますし，入手機会も限られます．

すると，デッキ作成が難しくなるので遊ぶまでのハードルが無駄に高くなります．

需要が高いカードは短期間で再録されるので値崩れも早いです．

 

デッキが作れないからそもそもZ/Xで遊べないです．

高額カードは最初に収録枚数を絞って高騰させ，後に短期間で再録されてすぐに値段が崩れるからCSなどに参加するプレイヤー以外は購入を躊躇します．

なので，一部の熱心なプレイヤーやショップ以外はどんどんZ/Xから離れていきます．

今の売り方が自らの身を滅ぼしていることをいい加減気付くべきです．

もはや一刻の猶予も無いということを理解して欲しいです．

2024年4月の通常弾の販売内容次第で破滅が確定すると言っても過言ではありません．

それくらいプレイヤーとショップのZ/X離れは深刻なはずですから．

 

調子が良かった通販だって直に悪くなると思います．

各地のショップがZ/Xを扱わなくなり，交流の場であるゼクスタも開催されなくなっています．

私が長年通っていたショップの常連プレイヤーたちもカードガチャを結構回していましたが，彼らもショップがZ/Xを扱わなくなったことで引退してしまいました…．

以前はゼクストリームの物販で毎回色々購入していましたが，買っても遊ぶ場が無くなってしまったのでゼクストリームの物販もほぼ利用しなくなりました．

Z/Xを扱っている通販サイトも減っているので私のように近場でカードを入手出来ない人間にとっては遊ぶどころかもうデッキを作ることさえも困難です．

今のままの売り方を続けていたらもうZ/Xはもたないという自覚するべきです．

URをどうしても続けたいなら混沌の大蛇ヤマタノオロチや因果の導き手クロエのように過去に収録されているカードのイラスト違いなどにすべきです．

もしくは，UR弾収録の別カードのイラスト違い(今弾ならアウェイクンパニッシャーとか)，イースのような次に追加されるプレイヤーカードなどでも構いません．

とにかく，UR以外のレアリティでも入手できるカードであるべきです．

UR独自の新カードでさえなければデッキ作成の障害にはなりませんから．

 

6.　おわりに

リルフィのUR2種はどのプレイヤーでも使えるので環境次第ではかなりの頻度で使われるかもしれません．

URの在り方を変えるべきですし，そもそもZ/Xの売り方を変えないとZ/X滅亡は確定です．

 

最後までお読みいただきありがとうございました．