1. はじめに
2023年1月26日にZ/X 43弾「 未来<エターナルアーク>」が発売されます.
今弾は42弾で収録されなかったプレイヤーの約束関連の追加が目玉です.
他にも新しいパニッシャーや汎用約束イベントの追加で動きの幅が増えます.
今回は竜の姫君と三神器とエクリプス・デュオの新カードを紹介します.
2. 世界救う決意の約束 竜の姫君
融和の新世界 姫君と竜専用の約束イベントです.
リソースを支払わずにトラッシュから蒼穹の彼方よりを使えるのは非常に優秀です.
世界救う決意の約束 竜の姫君固有能力について
この能力で登場させた融和の新世界 姫君と竜にターン終了時まで,以下の能力を付与する.“ターン1回の起動能力であなたの手札を1枚トラッシュに置き,あなたのトラッシュにある「蒼穹の彼方より」を1枚選び,コストを支払わずにプレイする.”
リソースを支払わずにトラッシュから蒼穹の彼方よりを使えるのは非常に優秀です.
今までトラッシュにある蒼穹の彼方よりをプレイするには黒の蒼穹の彼方よりで手札に回収するか,薄明を揺蕩う 姫君か竜か闇夜に煌めく 姫君と竜を使う必要がありました.
ですが,イベントエクストラでトラッシュから蒼穹の彼方よりをプレイ出来るようになったことで今までよりも動きやすくなりそうです.
3. 心融かし和を願う少女
世界救う決意の約束 竜の姫君の指定カードであるIGアイコン持ちのゼクスです.
白か黒のイベントを探すか相手の5コスト以上1枚破壊なので使いやすそうです.
1つ目の能力について
登場時に(1)か(2)を解決します.
(1)デッキ上5枚から白か黒のイベントを1枚まで手札に加え手札を1枚トラッシュに置く.
手札は増えませんが,白か黒のイベントを探せるのは良いですね.
状況に応じて必要な蒼穹の彼方よりを探しやすくなるので動きやすくなります.
特筆すべきは手札に加える対象が黒か白のイベントならOKだということです.
なので,セカイや約束イベントやリリースイベントを探すことも出来ますね.
白黒ベインやレルムレイザーなら崩壊への序曲を探しても良いですし.
(2)プレイ登場時にNSにある相手の5コスト以上のゼクスを1枚まで破壊する.
IGで相手の大型を除去出来るので盤面処理が容易になります.
竜の姫君は除去に困りませんが,今までより簡単に盤面を確保出来るので助かりそうです.
2つ目の能力について
このサイクル共通の約束イベントで捨てた時に1ドロー出来る能力です.
4. 友と並び立つ正義の約束 怜亜&超&七尾
藍宙の超神器 G・ヴェイバトロン専用の約束イベントです.
相手PSを含めたスクエア除去なので強力です.
友と並び立つ正義の約束 怜亜&超&七尾固有能力について
この能力で登場させた藍宙の超神器 G・ヴェイバトロンにターン終了時まで,以下の能力を付与する.“ターン1回の起動能力でスクエアにある相手のゼクスを1枚選び,トラッシュに置く.”
相手のPSも含めて直接トラッシュに送れる強力な除去です.
相手PSを除去してそのままライフを削れるようになりますからね.
三神器が相手の時はPSに絶界付与を強要出来ると考えればなかなか厄介そうです.
5. 藍色輝く宙駆ける超神器
友と並び立つ正義の約束 怜亜&超&七尾の指定カードであるIGアイコン持ちのゼクスです.
3コスト以下バウンスとトラッシュからゼクス回収を使い分けられるので使いやすいです.
1つ目の能力について
登場時に(1)か(2)を解決します.
(1)NSにある相手のコスト3以下のゼクスを1枚まで選び,手札に戻す.
青で良く見かけるシンプルなハンドバウンスです.
IGで3コスト以下を処理出来るので盤面が埋まっている時に役立ちます.
バウンスは任意なので状況によってはバウンスしない選択も有りですね.
(2)プレイ登場時にあなたのトラッシュにあるゼクスを1枚まで手札に戻す.
回収対象に一切の指定がないのでかなり優秀な回収効果です.
2つ目の能力について
このサイクル共通の約束イベントで捨てた時に1ドロー出来る能力です.
6. エクリプス・デュオ ~起床~
エクリプス・デュオ3種類目のVBとLR以外のIGアイコン持ちです.
ドローと調査記録を消費しない容疑者追加が良さそうです.
1つ目の能力について
登場時にあなたのリソースに青と赤がある場合1枚まで引く.
比較的緩い条件で1ドロー出来るので使いやすいです.
2つ目の能力について
ターン1回の起動能力でスクエアにある相手のゼクスを1枚選び,ターン終了時まで,種族に容疑者を追加する.
調査記録を消費せずに容疑者を追加出来るのは良いですね.
エクリプス・デュオは容疑者を参照する効果が多いですから.
この能力は相手ターンにも使用可能です.
そのため,相手ターンにエクリプス・デュオ~追跡~で容疑者を迎撃したり,エクリプス・デュオ ~真相~でスクエアにある容疑者の起動能力を封じられます.
このカード自体は3コストなので対処されやすいです.
ですが,容疑者付与を回避するために気軽に攻撃破壊出来ないのは少々厄介そうですね.
7. エクリプス・デュオ ~情報収集~
調査記録が5個以上なら実質3コストで登場出来る4コストのゼクスです.
相手のリソースをスリープ出来るのでコントロールデッキに対して強く出られます.
1つ目の能力について
登場時に調査記録を1個得る.調査記録が5個以上ならあなたのリソースを1枚リブートする.
調査記録を得るのは助かりますし,実質3コストとして登場出来るのは良いですね.
登場すれば1リソースリブートするのでエクリプス・デュオ ~真相~やナム 源海の決意で登場させればそれらの能力を実質1リソースでプレイ出来ます.
沈魚落雁の美女 小喬のようなリソースを消費しないでゼクスを登場させる効果で登場させれば使えるリソースを1増やせます.
2つ目の能力について
自ターンのみの起動能力で調査記録を1個消費して相手のリソースを1枚選び,スリープする.
相手のリソースをスリープすることでイベントや起動能力による妨害を止められます.
少ないコストで出来る強力な妨害は多いので相手ターンにも動くデッキにはかなり刺さります.
この能力では調査記録を消費する毎に相手のリソースを1枚スリープ出来ます.
そのため,状況次第では調査記録を複数個消費して相手のリソースをすべてスリープするのも有りですね.
8. エクリプス・デュオ ~物資調達~
調査記録が5個以上ならイグニッションアイコンを得る5コストのゼクスです.
起動能力で複数の効果を使い分けられるので攻防ともに活躍を期待出来ます.
1つ目の能力について
調査記録が5個以上ならすべての領域でこのカードはイグニッションアイコンを得る.
イグニッションで登場出来るようになるので攻防共に有用です.
そのため,常に調査記録を5個以上維持したいです.
2つ目の能力が起動能力なのでライフから登場するとライフへのダメージを軽減出来ます.
2つ目の能力について
ターン1回の起動能力であなたのリソースに赤と青がある場合,(1)~(3)から2つ選び,好きな順番で解決する.
(1)1枚引く.
シンプルな1ドローです.
1ドローが状況を変えることも多々あるので有用です.
往復で使用出来るので1ターン残るだけでも手札事情がだいぶ楽になりそうです.
(2)相手のチャージを1枚選び,除外する.
相手のチャージ除外は優秀です.
相手のスタートカードなど強力なカードを簡単に処理出来ますから.
トラッシュからの回収や登場が多い黒やチャージからの回収や登場が多い白に特に刺さります.
単純にIG差をつけられるだけでも有用です.
(3)NSにある相手のゼクス1枚が容疑者ならそれを除外,そうでないなら容疑者を追加する.
構えられる起動能力による除去なので優秀です.
ゲートカードのエクリプス・デュオ ~指令~で容疑者を追加出来るので条件達成は容易です.
容疑者を付与することも出来ますが,基本的には除去として使うことになると思います.
9. 円環の楔 ~メメント・モリ~
43弾URの竜の姫君のシフトです.
スクエアにあるすべての相手のゼクスの起動能力を封じつつ,色を1色に出来ます.
1つ目の能力について
同名はデュナミスに1枚まで入れることが出来る.
強力なカードに見られるデメリットです.
2つ目の能力について
常在能力で相手はスクエアにある色を1色しか持たないゼクスの起動能力をプレイ出来ない.
スクエア限定ですが,強力な起動能力を封じられるのは優秀です.
こちらのターンの妨害を防ぐだけでなく,相手ターンに相手の動きを制限出来ますから.
ですが,現在はアークゼクス環境で主力となる2色のゼクスはこの効果の対象になりません.
その問題点を解決するために3つ目の能力があると言えます.
3つ目の能力について
このカードが「芽吹く世界のシンフォニー」にシフトした時,好きな色を1つ選び,ゲーム終了まで,以下の能力を得る.“常在能力でスクエアにあるすべての相手の,ゼクスとシフトの色を選んだ色にする”
常に相手のゼクスの色を1色に出来るため2つ目の能力で2色以上のゼクスが持つ強力な起動能力を封じられます.
シフトの色も固定出来るため,抜け道をちゃんと塞いでいるのも良いですね.
芽吹く世界のシンフォニーは1色のゼクスの能力で選ばれません.
そのため,アークゼクスが持つ登場時能力の除去で処理される恐れが無いのも優秀です.
10. おわりに
竜の姫君と三神器とエクリプス・デュオはなかなか良い強化が貰えた感じです.
エクリプス・デュオはタッチで採用されやすいですが,メインのデッキも見てみたいですね.
円環の楔 ~メメント・モリ~は自分のパックから引き当てたいです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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