1. はじめに
2022年6月23日にEXパック33弾「アイドル♪サマーレッスン」が発売されます.
今弾はSHiFTとiDAのクライシスアーク関連が目玉です.
多色カードだけでなく新シフト&イベントエクストラの追加で動きの幅が広がります.
今回はポラリスやエンリルやニャルラトなどの新カードを紹介します.
2. オーシャンステージ ポラリス
デュナミスを経由して登場する珍しい効果持ちのポラリスです.
条件はやや厳しめですが,0コストで登場&除去出来る旨味は大きいですね.
ゼクスとして新しいポラリスが収録されるのは2018年4月発売の「ビギナーズパック」に収録されたヴィクトリーコール ポラリス以来ですね.(約4年前です)
26弾収録の“導知契騎”ポラリスはオーバーブーストでしたし,ワールドコンダクター ポラリスはイベントエクストラでしたからね.
カードデバイスの変革者のイラストもポラリスなのでポラリス自体は収録されているのですが,ゼクスとしては久しぶりということです.
1つ目の能力について
起動能力で手札からこのカードをデュナミスに表向きで置いた場合,自分のデッキの1番上を見て,デッキの1番上か1番下に置きます.
手札は減ってしまいますが,デッキ上を操作出来るのでドローの質が上がります.
能力使用に条件がなく,リソースを消費しないのでどのデッキでも使えそうですね.
(2つ目の能力があるので,青を一切採用しないデッキには使いにくいですが….)
ドローが多く,デッキ上から登場させる効果が多いフレデリカと相性が良さそうですね.
2つ目の能力について
条件達成で自分のドローフェイズ開始時にこのカードがデュナミスからNSにリブートで登場し,登場させたならばNSにある相手のゼクスを1枚選び,手札に戻します.
0コストで登場出来て,1面バウンスも出来るので容易に反撃しやすくなります.
条件はやや厳しいものの,かなり優秀な効果だと思います.
ただし,公開領域に置かれているため主導権は相手にあるのが難しいところです.
例えば相手が2体しか能力登場させなければ,この能力を使えませんからね.
もしくは,NSをすべて埋められてしまえば登場させることが出来ませんから.
ですが,条件を満たすように上手く相手を誘導出来れば活躍してくれるはずです.
ドローフェイズ開始時に使用出来る除去って現状だとこれくらいしかないんですよね.
(ジャスティス・グランデコピンは除去持ちのローレンシウムを登場させる必要あり)
41弾からイースに追加されるカラーブレイクもドローフェイズ開始時に誘発します.
なので,除去持ちのカラーブレイクが収録されると全面埋められても使えそうです.
しかも,41弾のイースは青白なのでリソースに青が必要な条件も満たせますし.
3. ミラクル・サマードリーム
パンプ&条件付きのドロー効果を付与する無色のイベントです.
強力な効果ではありませんが,どのデッキでも使えるので不意打ちに使えるのが強みです.
バーベナの新カードは2019年6月発売の「サマーステージ!!」に収録された彼女の休息バーベナ
以来ですね.(約3年前です)
バーベナはSHiFTのマネージャーとして動くことを決めています.
なので,新規カードを貰ってもゼクスにはならない感じなのでしょうか.
能力について
スクエアにあるバトル中の自分のゼクス1枚のパワー+2000して,そのゼクスが相手を攻撃破壊したら1ドロー&攻撃破壊されなかったら1ドローする効果をターン終了時まで付与します.
条件付きですが,手札損失なくパンプを使えるのは便利ですね.
無色故にどのデッキでも使えるので,今後は残り1リソの時に警戒する必要がありますね.
覚えておきたいのは,そのターン中にドロー効果は何度でも誘発することです.
なので,リブート出来るゼクスとの相性はかなり良いです.
懐かしのレンジを付与した純潔の救世騎士ジャンヌダルクとは相性抜群ですね.
他には高パワーや除去系起動能力持ちのゼクスとも相性がよいですね.
この効果は攻撃されたバトルで生存するたびに1ドロー出来ます.
そのため,2回以上攻撃を耐えられれば手札を増やせますからね.
4. 神域の歌声 エンリル
メインデッキに入る初の∞コストのゼクスです.
今までのゼクスとはまた一風変わった感じのゼクスです.
2色以上かつ手札補充手段が確保出来るデッキなら活躍出来そうですね.
エンリルといえばデュナミスなのでゼクスとして収録されたのは驚きですね.
5色カードなので手札から置くときはほぼ必ずスリープで置くことになりそうですね.
例外なのはキュレータデッキかゼクカーデッキくらいでしょうか.
1つ目の能力について
手札から起動能力でリブートでNSに登場し,相手のターン終了時に破壊されます.
このカード込みで手札を3枚消費しますが,0コストで∞が登場出来るのは強いです.
40弾以降は2色デッキが主流なので,意識すれば問題なく使えそうです.
ですが,手札消費はかなり気になるので,手札補充手段を厚くしたいです.
この能力の使用には同名1枚やリソースなどの制限がありません.
そのため,1ターン目から相手のライフを奪ったり,複数体並べることも可能ですね.
コストの支払いが厳しめだから特に制限を設けていないのでしょうか.
1ターン目から1点取れても手札消費が厳しくてその後の動きに支障をきたすでしょうし.
2つ目の能力について
このカードがスクエアにある場合,相手はデュナミスからカードをプレイ出来ません.
エンリルらしい相手のデュナミスを制限する効果ですね.
一番影響を受けやすいのは各種イデアドライブや今回収録された迎撃イベントですね.
神域の歌声 エンリルが健在なら3コスト以下でライフを削れるようになるのは大きいです.
さらにブレイクイベントもデュナミスからプレイ出来なくなりますね.
なので,神域の歌声 エンリルを処理しないとアルターブレイクでの迎撃も不可能となります.
神域の歌声 エンリルが健在だとウェイカーやディンギル,イデアライズにオーバーシフトも使えないので相手は非常に動きにくくなります.
そのため,神域の歌声 エンリルを処理するところから動き始めなければなりません.
そう考えると,想像以上に厄介な効果だと言えそうですね.
かなり厄介な能力ですが,この能力の影響下でもデュナミスから使えるカードもあります.
それは破天降臨や叡智極点 ソルの起動能力です.
制限されているのはカードのプレイであって,能力のプレイは問題ないはずです.
そのため,デュナミスにあるカードの起動能力は使えるはずですから.
3つ目の能力について
このカードを自分のカードの効果で選ぶことが出来ません.
リソースを支払わずに登場出来る代償と言った感じでしょうか.
効果で破壊したり手札に戻したり出来ないので連続攻撃したい時に影響しそうです.
効果で選ぶことは出来ませんが,コストとして選ぶことは可能なはずです.
そのため,破天降臨や勇者巨神ダームスタチウムの起動能力のコストを満たせるはずです.
破天降臨はコストを参照していないため,∞コストでも問題ないと思います.
多分,発売後にQ&Aが出るのではないかと思います.
もし可能ならば,5色持ちなので色々なアバターを登場させるのに役立ちますね.
5. カオス×アイドル ~MGRのヒミツ~
ミラクル・サマードリームに引き続き今弾2種類目の無色のイベントです.
0コストで使える選択式のイベントなので意表を突きやすそうです.
プロデューサー達は裏方に徹するということでニャルもイベントなのかもしれませんね.
1つ目の能力について
手札から2種族以上のゼクスを1枚トラッシュに置くとコストを支払わずにプレイ出来ます.
リソースを使わずにプレイ出来るので相手の計算を狂わせやすいです.
2コストだと使いにくいですが,これなら十分選択肢に入りそうです.
2種族なら何でもOKなので,SHiFTやiDA以外の2種族でも使えるのも魅力です.
2つ目の能力について
(1)か(2)の効果から1つ選び,解決します.
(1)スクエアにある自分の2種族以上のゼクス1枚のパワーを+3000します.
2コスト分パンプ出来るので余程のことがない限り1回攻撃を耐えられます.
一撃で破壊出来ないと結構計算が狂うので0コストで使われるとかなり厄介そうです.
特に,1回しか攻撃しにくい自分のPS横を守れると影響が大きそうです.
その場合,相手はレンジかバーンやマイナス修正などがないと処理出来ませんからね.
(攻撃している時点でその面を排除するための除去は使えないはずですし)
(2)自分のプレイヤースクエアにある2種族以上持つゼクスを1枚選び,次の相手のターンのターン終了時まで,相手はそのゼクスをカードの効果で選ぶことは出来ません.
PSかつ2種族以上のゼクスしか守れないのでちょっと使いにくそうです.
ヴォイドブリンガーを回避するのが基本的な使い方になりそうです.
美食楼のカラメルや純真のイデア ニューのように直接PSを除去出来るカードを使用する相手に対するメタカードとしても使えそうですね.
6. アイドル♪サマーレッスン
SHiFTやiDAを使うなら是非入手しておきたいイベントエクストラです.
僅か1コストで[SHiFT]か[iDA]を探せるわけですから.
エクストラなので確実に使えますが,エクストラ権の競合が気になるかもしれません.
能力について
自分のデッキの上から5枚公開し,その中にある[SHiFT]か[iDA]を1枚選び,手札に加え,残りを元に戻し,シャッフルします.自分のリソースが4枚以下の場合,自分の手札を1枚選び,デッキの1番下に置きます.
デッキ上5枚から[SHiFT]か[iDA]を探せるのはかなり優秀です.
アークゼクスやアルターブレイクなど重要なカードを引きやすくなるわけですからね.
優秀なので自分のリソースが4枚以下だと手札が増えないのは必要な調整だと思います.
特筆すべきはこのカードがイベントエクストラだということです.
常に使える状態なので,必要な時に必要なカードを揃えやすいのは大きなメリットです.
イデアドライブを構えていたけど使わなかったターンとかに使うのが良いですね.
ですが,アルターブレイクやイデアライズなどと枠が競合する点はデメリットです.
優秀ですが,エクストラ権のことを考えると何枚積むかは悩みますね.
7. 未だに判明していないRが8枚ある.
Twitterの感じだともう新カードはすべて発表されたように思います.
ですが,カード収録種類を考慮すると未判明のRが8枚残っています.
今までは再録カードの枠は別に表記されており,事前に内容も判明していました.
ですが,今回はそれがないので,未判明のRは新カードなのでしょうか?
ちなみに次のEXパックである「邪竜vs聖竜vs六神竜」にも再録カードの表記がありません.
今年から再録カードの頻度が減ったのか,再録カードを表記しなくなっただけなのか.
カードリストが公開されるまでは何とも言えないですね.
8. おわりに
今回紹介したカードは色々なデッキで採用出来るカードが多かったですね.
いずれも動きの幅が増える感じなので,上手く使えるとより対戦を楽しめそうです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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