1. はじめに
2019年7月25日にゼクス29弾「夢を継ぐ星々(クロス・メッセンジャー)」が発売されます.
今回は新プレイヤー夜刀うららとク・リトの新カードを紹介していきます.
2. 夜刀うらら
29弾から参戦する新プレイヤー,夜刀うららです.
担当種族は28弾から参戦した新種族にして今サイクル(異姫夢装編)の主題であるク・リトです.
ク・リトのIGOBはプレイヤー指定がないので,てっきりク・リトのプレイヤーはしばらく収録されないものだと思っていました.
なので,夜刀うららの収録には驚きましたね.
29弾には次項で紹介する夜刀うらら専用のIGOBも収録されます.
夜刀うららの今後の動向や新カード追加が楽しみですね.
夜刀うららがク・リトのプレイヤーになったことで,メイン種族でストーリーに関連のある専任のプレイヤーがいない種族はトーチャーズだけですね.
オロンドはノスフェラトゥ&トーチャーズなので,ちょっと毛色が違いますしね.
春日がノスフェラトゥのプレイヤーになったばかりなので,しばらくはお預けですかね.
3. “夢境の顕臨姫“夜刀うらら
夜刀うららの専用IGOBです.
ク・リトの第二王女に相応しく,他のク・リトの能力を借りて使用出来ます.
そのため,カードプールが追加されるほどに強力になっていくIGOBです.
(個人的に任意の能力切り替えはロックマンを彷彿とさせます.)
(ロックマン8メタルヒーローズやX~X4あたりを良くプレイしましたね.)
一つ目の効果はスクエアかリソースに自分の元々色を持つカードがある場合,自分はゲームに敗北します.
無色以外のカードをデッキに採用していると敗北する強烈なデメリットです.
なのでこのIGOBを採用する場合,基本的には無色単でデッキを構築することになります.
トラッシュは参照しないので,あるてぃめっと@ニグたんタイムで色を発生させて,多色のイベントを使うことも不可能ではないです.
もしリソースに色持ちのカードが入ってしまっても,トラッシュか手札に移せば問題ないですし.
なので,一応敗北せずに多色のカードを使えないこともないです.
私が知る限りでは初の特殊条件敗北効果です.
ちなみに現在実装されている特殊条件勝利効果は下記の1枚だけです.
相手PS以外全てのスクエアを指定の8種類のカードで埋める必要があるため,かなり難しいです.
二つ目の効果はこのカードが登場したときに二つの効果が発動します.
(1)「異形の落とし仔」をリブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる.
(2)自分のデュナミスの[ク・リト]を1枚表向きにして,そのカードが持つ常在能力を1つ選びターン終了時までこのカードに付与する.
(1)は今までのク・リトIGOBと同じですね.
(2)は表向きにしたデュナミスの[ク・リト]の常在能力を借りることが出来ます.
現状だとデュナミスに入る[ク・リト]は下記6種ですね.
どの常在能力も基本的には相手ターンに発動していた方が強い効果ばかりです.
現状だと,
【無貌顕臨】千幻変ニャルラトで異形の落とし仔に絶界を付与,
【遊蕩顕臨】紫黒魔シュブニ・グで異形の落とし仔にパワー+6000,
の上記2枚が使いやすい効果です.
問題点は,常在能力を付与するたびにデュナミスのカードを1枚表にする必要がある点です.
表にしたデュナミスのカードは使えなくなってしまいます.
そのため,多めに表向きにするカードが必要となります.
現状,ク・リトのシフトは結構高額です.
それらの枚数を揃えるのは流通量ならびに金銭的にもなかなか厳しい感じです.
なので,29弾で新規に収録されるデュナミスに入る[ク・リト]で使いやすく,安価なものが収録されると良いですね.
せっかくの新プレイヤーなのに,あまり使用されないのは悲しいですからね.
“夢境の顕臨姫“夜刀うららは今までのク・リトIGOBと効果発動に異なる点が2つあります.
(a)効果発動にチャージの[ク・リト]を要求しない.
(b)「異形の落とし仔」が登場しても効果が誘発しない.
異形の落とし仔を登場させても効果が誘発されないため,チャージは不要なのだと思います.
そのため,今までのク・リトIGOBよりもチャージ管理は楽ですね.
4. うらら 夢境への誓い
夜刀うらら専用のIGOBイベントです.
基本的なプレイ条件は今までのク・リトIGOBイベントと同じですね.
他のク・リトIGOBイベントと違い無色なので,リソースの色を気にしなくて良いのは楽です.
今までのク・リトIGOBイベントの名称は竜の巫女と同じ祈りでした.
ところが,夜刀うららは他のプレイヤー指定と同じ誓いですね.
ク・リトIGOBイベントの名称は他と法則が少し異なるみたいです.
私の認識だと,IGOBイベントの名称は下記のような感じですね.
契り:プレイヤー指定なし
誓い:プレイヤー指定有り
祈り:竜の巫女プレイヤー指定有り
ク・リトのプレイヤー指定無しと竜の巫女が祈り名称なのは気になりますね.
5. 零れ落つ蜜月バイヤッハ
ク・リト初のライフリカバリーです.
有色のゼクスを採用出来ない関係で夜刀うららのデッキには必須ですね.
効果は起動能力でスクエアに自分の「異形の落とし仔」が2枚以上ある場合,自分のトラッシュにある無色のカードを1枚選び,手札に戻します.
回収対象が無色のカードなのでうらら 夢境への誓いも回収出来ますね.
ク・リトは無色が基本なので回収対象は豊富です.
そのため,状況に応じて必要なカードを選択出来るのは強みですね.
「異形の落とし仔」を2枚以上展開しているので,下記2枚とは相性が良いですね.
蠢動する無影ガイスはスクエアの自分の「異形の落とし仔」の枚数に応じてコストが下がります.
そのため,回収した直後であれば最低でも3コストで5コスト相当のゼクスを登場させられます.
シュブニ・グのシフトやあるてぃめっと@ニグたんタイム,歪ませる悪風ロイーガの効果を使うことで1コストまでコストを下げることも可能ですね.
カオス・サマー ニャルラトならば「異形の落とし仔」を2枚使って,最大7コストのク・リトを登場させられます.
大型ゼクスを登場させたい場合はこちらですね.
6. 漂白せし陥穽ヨゴロナ
一つ目の効果はこのカードが手札にあるとき,自分のデュナミスにある表向きのシフト1枚につき,このカードのコストは1減ります.
コスト1以下にはならないので,最もコストが低い状態は2コストになりますね.
シフトを表にする機会が多いク・リトデッキと相性の良いカードです.
特に効果でシフトを表に出来る“夢境の顕臨姫“夜刀うららとは相性抜群です.
二つ目の効果はこのカードが登場したとき,自分のチャージにある[ク・リト]を1枚トラッシュに置き,自分の手札からIGOBイベントをコストを支払わずにプレイします.
IGOBイベントをリソースを支払わずにプレイ出来ますが,プレイ制限(相手のリソース枚数など)はあるので注意です.
6コストでこのカードを登場させた場合,IGOBイベントが3コストなので,実質3コストで6コストパワー9000のゼクスを登場させたことになります.
このカードの上手い使い方は他のカードの効果で手札から登場させることだと思います.
上記のようなカードで登場させれば,盤面を展開しつつ,ノーリソースでIGOBが出来ます.
月華の女神セレネは赤のク・リトIGOBである窮極の顕臨姫ルルイユデッキですんなり採用出来そうですね.
チャージにク・リトが必要ですが,他のプレイヤーのIGOBもプレイ可能です.
チャージ入れ替えのク・リトのカードが登場すると他のプレイヤーでも簡単に使えますね.
チャージ操作が容易な白や黒なら現状でも割と上手く使えそうな気がします.
7. おわりに
ク・リトのプレイヤーである夜刀うららが参戦したことでまた一つデッキの幅が増えそうですね.
ゼクスを始めて早数年ですが,よもや無色単のデッキが誕生するとは思いもしませんでした.
現状では無色ク・リトのヴォイドブリンガーが収録されるかどうかまだ判明していません.
しかし,無色単のデッキが誕生するので,29弾には収録されそうですね.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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