1. はじめに
2020年4月23日にZ/X 32弾「異界探訪編 夢装<イデアライズ>」が発売されます.
今弾は新システムのイデアライズとイデアライズ対応のオーバーブーストが目玉です.
今回はブレイバー,サイクロトロンの新カードを紹介します.
2. 艶やかなる妖狐 妲己
久しぶりの妲己の新カードです.
通常弾だと19弾,PRでも2018年ゼクストリームの配布PRカード以来ですからね.
今回の妲己の効果はZ/XRっぽくて私が好きな感じの効果です.
効果について
自ターンのみ1回だけプレイ出来る起動能力です.
起動能力プレイ時に自分のトラッシュにある種族数に応じて能力が追加されます.
(1)7種族以上の場合,カードを3枚引きます.
(2)10種族以上の場合,スクエアにあるすべての相手のゼクスに8000ダメージを与えます.
(3)15種以上の場合,手札から同名以外のゼクスを2枚までリブートでNSに登場させます.
(1)は使いやすいドロー効果です.
この効果でトラッシュを増やすカードを引いたり,(3)で登場させるゼクスを引き込めます.
(2)は強力なスクエア全体バーンです.
全体8000ダメージを与えられる為,効果持ち5コスト以下はほぼ壊滅します.
特筆すべきは相手のPSにも8000ダメージ与えられることです.
相手のPSが5コスト以下であれば攻撃せずに溶かせます.
(3)は手札からどんなゼクスでも2枚まで登場させられる効果です.
同名以外の制限が一切ないため,強力なゼクスを登場させることが可能です.
この起動能力は自ターンのみ1回だけプレイ出来る起動能力ですが,同名の制限がありません.
そのため,艶やかなる妖狐 妲己が複数スクエアに立てば,その枚数分だけ能力を発動出来ます.
2枚スクエアに立てば全体16000ダメージ&手札から4体登場となかなか酷い動きが出来そうです.
以前の妲己と異なり,トラッシュの枚数が種族数未満でも効果を発動させられるのも良いです.
以前の妲己はトラッシュに20種20枚や7種7枚など枚数制限がありました.
しかし,艶やかなる妖狐 妲己は種族数だけなので以前より使いやすくなりましたね.
32弾からシャドウや輝聖といった2種族持ちが増えるため妲己的には追い風です.
妲己といえば私はエクストラパックの種族を良く採用していました.
日本一ソフトウェアは固有の種族が多いですし,アズールレーンは勢力+艦種の2種族持ちです.
宿業の対決 vs ガムビエルはおそらくトラッシュに置ける唯一の3種族持ちではないでしょうか.
(他にも3種族以上が存在していたら教えてもらえると助かります.)
妲己デッキはハイランダー※っぽい組み方をするため,構築も運用も難しめです.
しかし,新しいカードが増えるほど選択肢が広がるため面白くなりますね.
※私の認識だとデッキに同じカードを1枚しか採用しない構築スタイルのはずです.
3. おてんば復活祭 女神エオストレ
女神の新カードがアルターフォース持ちで収録されました.
ペクティリス以外かつ通常弾でアルターフォースが収録されるのは2年ぶりくらいでしょうか.
アルターフォース2ってのは新しいですね.
今後もアルターフォースXが追加されそうな感じですね.
ですが,公式サイトのカード検索の能力にアルターフォースが無いのは残念な感じです.
効果について
自ターンのみこのカードのフォースを2枚トラッシュに置くとプレイ出来る起動能力です.
置いたフォースが同じカード名の[ブレイバー]の場合,カードを1枚引き,自分の手札にある3コスト以下の[ブレイバー]を1枚まで選び,リブートでゼクスのないNSに登場させます.
条件は厳しめですが,3コスト以下の[ブレイバー]を登場させられるため有用な効果です.
滅神騎王アーサーからこのカードを登場させて効果を使えるのが理想的ですね.
このカードを使うならばデッキか手札をトラッシュに置く能力持ちが欲しいところです.
流石に,IGだけでトラッシュ条件を満たすのは難しいですからね.
ちなみにこのカードの起動能力には発動回数に制限がありません.
そのため,フォースさえ補充出来れば1ターンに複数この起動能力をプレイ出来ます.
4. 猛撃の燕人 張飛
29弾から再び追加され始めた三国志の新規カードです.
劉備や孔明と協力することでなかなか厄介な効果を発揮します.
何気にこのカードは8コストパワー12000ですね.
今後の効果持ち8コストはパワー12000が主流になるのでしょうか.
ちなみに6コストバニラがパワー9500なので,8コストバニラはパワー12500ですね.
ザ・ワンに対抗出来そうな九大英雄,創星六華閃,暁十天がダメだと打つ手がなさそうです.
打開策は他世界の助力を得るか,あるいは行方不明の神門くらいですかね.
並行未来の黒崎博士のザ・ワン VS 現代の神門になるならば,熱い展開になりそうですね.
1つ目の効果について
スクエアに自分の劉備を含むゼクスがいて,このカード以外の自分の同名がいない場合,相手のゼクスはこのカード以外を攻撃出来ません.
対戦相手に条件付きの攻撃制限を付与します.
このカードを効果で除去出来ない場合はパワーの高さも相まってなかなか厄介そうです.
ちなみに32弾のオーバーブーストは7コスト以下対象の除去ばかりです.
そのため,オーバーブースト以外で除去効果を用意出来ないと苦戦しそうな気がします.
2つ目の効果について
相手の5コスト以下のゼクスがこのカードの隣以外のスクエアに登場するたびに発動します.
スクエアに自分の孔明を含むゼクスがいる場合,登場したゼクスをスリープし,ターン終了時まで,このカードのパワーを+1000します.
相手のイグニッションや小型ゼクスの展開を封殺するような効果ですね.
5コスト以下を登場させるほど使えるスクエアが減るため,なかなか厄介な感じです.
素直にこのカードの隣接スクエアに登場させれば何も問題はありません.
問題なのは,今後はイデアライズ環境になるため,ディンギルしにくくなることです.
IGを諦めるか,イデアライズを諦める必要が出てくるため,思いのほか行動を制限されます.
今回の張飛は32弾以降の環境でなかなか輝きそうな気がします.
5. カットバックターン サイクロトロン
今回のサイクロトロンはサーフボードになっているのでしょうか.
ギターやアクセサリー,車とサイクロトロンの変形バリエーションも結構増えましたね.
余談ですが,カード名を見るとカットバック”ドロップ”ターンを思い出します.
効果について
このカードの登場時,自分のリソースが6枚以上かつ,その中にサイクロトロン名称が4枚以上ある場合,カードを1枚まで引き,自分の手札にある5コスト以下のサイクロトロン名称のゼクスを1枚まで選び,リブートで相手PS以外のスクエアに登場させます.
手札を減らさず,5コスト以下のサイクロトロンを展開出来るため使いやすそうです.
この効果で登場させる5コストのサイクロトロンの候補は下記3種です.
どれも役割が異なるため,状況に応じて上手く使い分けたいです.
このカードを使う上で少々困ったのはこのカードを登場させる手段の少なさです.
基本的にはオーバーブーストかイデアライズ,もしくはシフトで登場させることになります.
いずれもIGOB不可の状況だと厳しい点がネックです.
6コスト以下ならば覚悟合体キヨミズとかで登場させられたのですけどね.
サイクロトロンのリソリンが手札からサイクロトロン名称を登場させられないのも痛いです.
(リソリンの効果で登場させられるのはIGアイコン持ちなので.)
6. おわりに
今回紹介した中だと艶やかなる妖狐 妲己が一番気になりました.
久しぶりに妲己が使えるのとZ/XRっぽい効果を私が好んでいますからね.
Z/XRは廃止されましたが,条件が難しいけど達成すると強い効果はまた収録して欲しいです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
コメント