割と安く組めるので初心者や布教用におすすめ!黒単黒剣(マルディシオン型)ver.B35

Z/Xデッキレシピ

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1. はじめに

今回は私が使っている黒単黒剣デッキを紹介します.

オーバーブーストは採用していませんが,反魂のおかげで互角以上に戦えます.

一度動き始めてしまえば瞬時に黒剣の群れで盤面を延々と制圧しつづけることが可能です.

比較的安く組めるので初心者や布教用にもおすすめしたいです.

 

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2. デッキレシピ

まずデッキレシピを紹介します.

※1 カード名の後ろの数字は採用枚数1枚の値段となっています.

※2 カードの値段は記事作成時の遊々亭様の値段を参照させていただきました.

 

プレイヤー

イリューダ・オロンド・400

 

デュナミス

墓城の庭師ルディーニ 2・150

ボーパル・バニーガール イヴ 1・100

試作型ブリMKII&汎用型ブリ 1・150

蔓延する『悪疾』アッハーズ 2・100

打ち据える『鋼槌』シュルシャガナ 1・300

優艶の旋律リャナンシー 1・200

耽溺の神海エレシュキガル 1・100

『冥滅』する神獄エレシュキガル 1・1480

天醒飛翔メリーゴーランド 1・50

混迷のイデア クレプス 1・780

災厄のイデア マルディシオン 1・100

ヘルトーチャー・スラッシュ 1・300

カードデバイスの変革者 2・2480

 

スタートカード

黒剣八魂 邪剣解放マルディシオン 1・20

 

IG枠

怨嗟の呼び声グラッジコール ←LR 4・200

新人看護助手キャサリン ←VB 4・100

黒剣兵 打ち込むリガンド 4・20

黒剣八魂 悪逆のマルディシオン 4・50

無法の告死剣 マルディシオン 4・100

 

非IG枠

コスト4

黒剣兵 蠢くメネオ 4・20

黒剣八魂アジルスランバー 4・200

コスト5

黒剣兵 回り踊るギラール 4・20

饗宴への誘い 黒剣八魂マルディシオン 4・300

コスト6

黒剣八魂 ルースプリヴァル 4・150

コスト7

黒剣王 双璧のドーブル 4・100

黒剣王 進軍のアヴァンツ 4・100

イベント

開け、災厄の門 1・50

 

デュナミス合計:9020円

オーバーブースト合計:0円

メインデッキ合計:5910円

デッキ総額:14930円

 

デッキ総額が1万越えになっていますが,不要なデュナミスを削ることでもっと安く組めます.

デュナミスの選択肢を増やすために積んでいるだけで必須でないカードはありますからね.

 

メインデッキも新しいNやRが多いので,パックを買っている人ならば結構揃っているはずです.

そのため,SRやPRさえ用意すればすぐに組めると思います.

 

そしてカードデバイスの変革者の値段がまた上がっていますね….

2020年12月にシャドウデッキを紹介したときは1980円だったんですよ.

流通量の少ないEXパックのSRですし,再録されない限りは高くなり続けそうですね.

 

メインデッキで値段が気になったカードは3枚あります.

1枚目は16弾収録UCの怨嗟の呼び声グラッジコールで200円するとは驚きました.

16弾はディンギル初収録弾だったので結構開封されているのでシングルの流通量が多いはずなんですけどね.

特に注目されていたカードでもありませんし,20円くらいだと思っていました.

 

2枚目は新人看護助手キャサリンです.

以前は50円だったのですが,いつの間にか100円になっていました.

もしかしたら,アラネデッキで使いたい人たちが事前に揃えていたのかもしれません.

エンジョイ!ノスフェラトゥが発売されてから2年近く時間が経っているので,流通量が減っているのかもしれませんね.

 

そして一番驚いたのは饗宴への誘い 黒剣八魂マルディシオンが300円だったことです.

このカードは3年前のEXパックのオール☆ゼクスターズ収録のNです.

確かに優秀なカードだとは思うのですが,今までマルディシオンデッキ以外では使われていなかったのでそこまで需要があったわけではないはずです.

黒剣が出て需要が高まった&比較的古いEXパックなので流通量が少ないのが理由ですかね.

 

そしてイリューダのプレイヤーカードの値段がまた上がっていますね.

イリューダのプレイヤーカードはボックスPR版が2種類しかないから仕方ないんですけどね.

ちなみに公式サイトでフリーカードがダウンロード出来るので,紙でも構わない人はダウンロードすれば大会にも参加出来るので問題ないです.

 

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3. デッキの動かし方

反魂は相手のゼクスのコストを参照するため,序盤はトラッシュと手札を整えるのに使います.

相手の6コスト以上のゼクスが登場し始めたときが宴の始まりです.

相手の6コストを生け贄にトラッシュから黒剣八魂 ルースプリヴァルを登場させて一気に攻勢をかけます.

一度動き始めれば再展開はかなり容易なので,相手が折れるまで盤面を取り続けて勝利します.

延々と復活し続けるその動きたるや,まさしくノスフェラトゥそのものです.

 

デッキを動かす上での注意点は2点です.

1点目は黒剣八魂 ルースプリヴァルは必ずトラッシュに置くことです.

トラッシュにある黒剣八魂 ルースプリヴァルの枚数が勝敗を分かつくらい重要です.

そのため,リソースに置くのは厳禁です.

 

2点目は黒剣王 双璧のドーブルとコスト軽減に使う黒剣を手札に保持することです.

反魂を使うためには黒剣が相手の大型ゼクスを破壊してリソースを支払う必要があります.

そのため,黒1で登場させられる黒剣王 双璧のドーブルは展開の始動点として特に重要です.

 

3.1 1ターン目(3リソース時)

下記3枚のいずれかをプレイします.

いずれもデッキからトラッシュにカードを置けるため,ドリーム・キーを入手出来ます.

無法の告死剣 マルディシオンは基本的には1ドロー目的で使用します.

このデッキはIGアイコンで手札補充がしにくいのでこのカードのドローは結構大切です.

ドローとトラッシュ増加を両立したい場合は墓城の哨戒役パトラにするのも有りです.

 

黒剣兵 打ち込むリガンドは出来れば4リソース以降に使いたいカードです.

トラッシュの反魂のコストを下げられるので,相手のゼクスのコストが低くても動けますから.

黒剣八魂 ルースプリヴァルで登場させられる黒剣2種のうちの1種です.

 

黒剣八魂 悪逆のマルディシオンも出来れば4リソース以降に使いたいカードです.

4リソース以降であればトラッシュ増加に加えてハンデス出来ますからね.

1枚ハンデスは地味に思えるかもしれませんが,繰り返していくとかなり厄介です.

黒剣八魂 ルースプリヴァルで繰り返し登場させることで相手の手札を0枚に出来ますから.

 

3.2 2ターン目(4リソース時)

黒剣八魂 アジルスランバーをプレイします.

攻撃時にデッキ上2枚をトラッシュに置くので,次ターン以降の選択肢が増えます.

自身が落ちてESが発動すれば黒剣を回収出来るのでかなり使いやすいゼクスです.

 

黒剣八魂 アジルスランバーが無い場合は先ほどの3コストをプレイします.

残りの1コストはイデアドライブを構えるか,黒剣兵 蠢くメネオでトラッシュを増やします.

 

条件が上手く整えば,このタイミングで黒剣兵 打ち込むリガンド黒剣兵 蠢くメネオのコストを下げて反魂を使って登場させることも可能です.

ただし,トラッシュの枚数条件を満たすのが難しいのであんまり出来ない動きです.

 

3.3 3ターン目(5リソース時)

このタイミングだと2パターンの動きが想定出来ます.

3.3.1 黒剣兵 回り踊るギラールから動くパターン.

黒2と手札の黒剣2枚トラッシュで黒剣兵 回り踊るギラールをトラッシュから登場させます.

スクエアに相手の4コスト以上がいれば最大3体まで黒剣兵 蠢くメネオを登場させられます.

黒剣兵 蠢くメネオ1枚と新人看護助手キャサリンでリソースを使い切るパターンも有りです.

 

こちらが後攻かつイグニッションが当たれば黒剣兵 打ち込むリガンドで相手の5コストを破壊して黒剣八魂 ルースプリヴァルを反魂させることも可能です.

 

3.3.2 墓城の庭師ルディーニかボーパル・バニーガール イヴをプレイする.

あまり手札やトラッシュの状況が良くないときに採用するパターンです.

手札とトラッシュを増やしたい時は墓城の庭師ルディーニをプレイします.

複数面処理したいもしくはハンデスしたい時にはボーパル・バニーガール イヴをプレイします.

 

3.4 4ターン目以降

相手の6コスト以上が登場しているはずなので反魂で一気に盤面を制圧し始めます.

手札3枚トラッシュで黒剣王 双璧のドーブルを黒1で登場させて相手の6コスト以上のゼクスを破壊します.

そして,反魂で黒剣八魂 ルースプリヴァルを登場させます.

黒剣八魂 ルースプリヴァルで盤面を空けつつ,3コスト以下の黒剣を登場させます.

まだ反魂の起動タイミングなので2枚目の黒剣八魂 ルースプリヴァルを反魂で登場させます.

 

すると上記の流れだけで一気に5面展開が可能になります.

7リソース以降であればさらにもう1枚黒剣八魂 ルースプリヴァルを登場させて7面展開です.

仮に全面破壊されても次のターンに同様の手段で再度展開が出来ます.

そのため,黒剣八魂 ルースプリヴァルさえトラッシュにいてくれて,黒剣で相手の6コスト以上のゼクスを破壊する手段を確保していれば何度でも蘇り続けて盤面を制圧し続けられます.

相手は次第に攻め手が無くなり,最終的には黒剣の群れだけが残り勝利出来る寸法です.

 

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4. デッキの補足

このデッキに採用しているカードについて補足しておこうと思います.

 

4.1 メインデッキ

4.1.1 黒剣八魂 邪剣解放マルディシオン

手札のマルディシオンとトラッシュのノスフェラトゥかトーチャーズを入れ替えます.

そのため,黒剣王 双璧のドーブルを手札に戻せるのでなかなか便利です.

饗宴への誘い 黒剣八魂マルディシオンで相手の6コスト以下を破壊する際にも活躍します.

かなり便利なのですが,手札にマルディシオンが必要なので手札の管理はやや難しいです.

 

4.1.2 怨嗟の呼び声グラッジコール

このカードが破壊されるとトラッシュから黒剣八魂名称のゼクスを1枚手札に戻せます.

このデッキだと戻せる対象は限定されているものの,手札を増やせるので悪くない効果です.

黒剣王 双璧のドーブル1回登場で手札の黒剣を3枚消費しますからね.

ディンギルの降臨条件に使用して能動的に使ったりもします.

 

4.1.3 新人看護助手キャサリン

トラッシュを増やしつつ,トラッシュからノスフェラトゥを回収出来るため便利なカードです.

ノスフェラトゥデッキでVBに迷ったらとりあえず採用したいレベルで優秀です.

黒剣王 双璧のドーブル饗宴への誘い 黒剣八魂マルディシオンを回収することが多いです.

 

4.1.4 饗宴への誘い 黒剣八魂マルディシオン

マルディシオンをパートナーゼクスに選んだ大きな理由となるカードです.

このカードをトラッシュから回収するとNSにある相手の6コスト以下のゼクスを1枚破壊します.

 

このカードは黒剣なのでこの効果で相手のゼクスを破壊すれば反魂の条件を満たせます.

そのため,黒剣八魂 ルースプリヴァルを登場させやすくなります.

何かのついでに反魂の条件を満たせるのは非常に戦いやすかったです.

反魂を使わないときはハンデスを選んでも良いので腐りにくいのも良かったです.

この枠を最初は黒剣兵 かち割るグリエタにしていました.

ESとしてちゃんと当たれば強いのですが,運による要素が多くて全然安定しませんでした.

そのため,破壊対象は6コスト以下になってしまうものの,手札に引いても使い道のある饗宴への誘い 黒剣八魂マルディシオンに変更しました.

 

4.1.5 黒剣王 進軍のアヴァンツ

反魂1&チャージ1枚消費で一列をすべて破壊する強力な除去カードです.

オーバーブーストもまとめて倒せるので相手の7コストがいれば逆転も容易です.

黒剣王 進軍のアヴァンツでオーバーブーストの処理が出来るようになったおかげで黒剣がだいぶ戦えるようになったといっても過言ではないレベルです.

 

4.2 デュナミスについて

4.2.1 試作型ブリMKII&汎用型ブリ

パワー9000&手札が欲しいときに使用します.

蔓延する『悪疾』アッハーズがパワー8000なので代わりに登場することが多いです.

 

4.2.2 蔓延する『悪疾』アッハーズ

4コスト以下のゼクスの処理&トラッシュからのキーカード回収に使用します.

主に饗宴への誘い 黒剣八魂マルディシオンを回収して反魂の起点にすることが多いです.

ちょっと遠回りですが,新人看護助手キャサリンを回収してプレイすることで黒剣王 双璧のドーブルを回収したりもします.

 

4.2.3 打ち据える『鋼槌』シュルシャガナ

NSのパワー6000以下を一気に処理したいときに使います.

最近は少ないですが,絶界持ちの小型ゼクスが並んだ時にはかなり頼りになります.

特にガーンデーヴァデッキ相手だと使う機会が多い感じです.

 

4.2.4 優艶の旋律リャナンシー

トラッシュが欲しい,もしくは相手の大型ゼクスを処理するときに使用します.

チャージ1枚消費なので,チャージが少ないときにスタートカードを残しやすいです.

蔓延する『悪疾』アッハーズでパワーが足りないときにも優先して使用します.

 

4.2.5 耽溺の神海エレシュキガル

相手の手札からIGアイコンをハンデスしつつ,6コスト以上の相手ゼクスを破壊出来ます.

ハンデス対象は限られますが,相手の手札を全て確認出来るので動きを予想しやすくなります.

P指定のアルターブレイク元はLRなので,今後は意外と活躍するかもしれません.

 

4.2.6 『冥滅』する神獄エレシュキガル

相手のゼクス1面破壊とトラッシュからの3コスト登場で盤面の取り合いが楽になります.

このカードを使う頻度が多いならばLRに何枚か墓城の奏者レプイヤを採用したいです.

チャージ3枚消費なので,IGし過ぎてチャージが足りなくならないように注意です.

(私は割とチャージを残し忘れることが多いので….)

 

4.2.7 天醒飛翔メリーゴーランド

効果で最大2面相手のゼクスを破壊しつつ,破壊した枚数分ハンデスします.

盤面処理とハンデスが同時に行えるのでなかなか優秀です.

序盤からチクチクハンデスしていると残った手札を根こそぎ奪うことも出来ます.

黒剣は7コストディンギルになりやすいので枚数を増やしてもいいかもしれません.

 

4.2.8 混迷のイデア クレプス

ドリーム・キー3個で登場出来るパワー9000は非常に便利です.

一応採用していますが,ほとんど使う機会はないですね.

デュナミスのルール変更で枠にかなり余裕があるので選択肢を増やすために採用しています.

 

4.2.9 災厄のイデア マルディシオン

疑似的なノーマルスクエアに対するリセットカードです.

ハンデスは割と出来るため,タイミングによってはNS一掃も不可能ではないです.

どのみち相手はオーバーブーストを絶界で選べないのでNSにいれば確実に仕留められます.

ドリーム・キー4個消費で登場出来るため,新オーバーブーストを採用してなくても使えて◎.

新オーバーブースト無しだと基本的には1回登場が限界なので1枚だけ採用しています.

 

4.2.10 ヘルトーチャー・スラッシュ

主に1コストでイデアドライブを打つために使用します.

マルディシオンの枚数はかなり少ないので0コストで使うのは難しいですから.

下段の能力は相手が魔眼や輝聖などこちらのターンに妨害してくるデッキのときに役立ちます.

そういった対戦相手のときはドリーム・キーを6個貯めてから災厄のイデア マルディシオンを登場させます.

 

4.2.11 カードデバイスの変革者

黒剣とマルディシオンはどちらも2種族持ちなのでこちらを0コストで使用します.

手札が厳しいのであまり0コストでは使用しませんが,1枚あるとライフを守りやすいです.

2枚採用しているのはデュナミスのルール変更で枠に余裕があったからです.

 

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5. おわりに

黒剣王 進軍のアヴァンツが追加されたおかげで黒剣デッキもかなり戦えるデッキになりました.

Pをイリューダにしたおかげでハンデスと反魂を絡めてなかなかエグイ動きが出来ます.

流石に手札0枚の状態から8面返すのはトップが余程強くない限り無理ですからね.

比較的安く組めるので,黒剣を使いたい方や初心者の布教用に使っていただけると嬉しいです.

 

最後までお読みいただきありがとうございました.

 

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