1. はじめに
序盤からどんどんクリーチャーを展開していくデッキはスピード感があって楽しいです.
ですが,手札が軽いため枯渇しやすく,さらに1回の全体除去で崩壊しやすいです.
今回紹介するデッキはそんなアグロデッキの弱点を補ったデッキです.
白単アグロの早さを保ちつつも,中盤以降の手札確保も出来るデッキに仕上がっています.
しかも,今回紹介するデッキはレアワイルドカード4枚だけで作れます!
そのため,MTGアリーナ初心者やカード資産が少ない方におすすめしたいです.
今回紹介するデッキはレアリティを抑えているのでデッキパワーも抑えめになっています.
ですが,相棒に空を放浪するもの、ヨーリオンを選択するようなコントロールデッキとリソース勝負になっても互角以上に戦えました.
2. デッキレシピ
このデッキのデッキレシピを下記に記します.
※オレンジ色は必須レア以上です.
※ブルーは必須でないレア以上です.
デッキ
13 平地 (ZNR) 267
4 山 (ZNR) 275
3 カビーラの叩き伏せ (ZNR) 19
4 払拭の光 (THB) 4
4 スカルドの決戦 (KHM) 229
4 凱旋の神殿 (M21) 256
1 巨人落とし (ELD) 14
4 紋章旗 (ELD) 222
4 尊い騎士 (ELD) 35
4 堕ちたる者の案内者 (KHM) 35
4 クラリオンのスピリット (KHM) 6
4 命の恵みのアルセイド (THB) 1
3 無私の救助犬 (M21) 36
4 秘儀術師のフクロウ (ELD) 206
レア以上のワイルドカードで作る必要があるのはスカルドの決戦4枚だけです.
そのため,非常に安くデッキを組めます.
凱旋の神殿の不足分は他の赤白土地で代用可能です.
山を4枚積んでいますけど,本当は赤白土地にしたいです.
ですが,タップイン土地が増えると動きにくくなるので山にしています.
可能であれば去年の9月にスタン落ちした聖なる鋳造所が欲しかったところです.
このデッキをインポートする場合は下記をコピーして下さい.
デッキ
13 平地 (ZNR) 267
4 山 (ZNR) 275
3 カビーラの叩き伏せ (ZNR) 19
4 払拭の光 (THB) 4
4 スカルドの決戦 (KHM) 229
4 凱旋の神殿 (M21) 256
1 巨人落とし (ELD) 14
4 紋章旗 (ELD) 222
4 尊い騎士 (ELD) 35
4 堕ちたる者の案内者 (KHM) 35
4 クラリオンのスピリット (KHM) 6
4 命の恵みのアルセイド (THB) 1
3 無私の救助犬 (M21) 36
4 秘儀術師のフクロウ (ELD) 206
3. 基本的な動き
アグロらしく小型クリーチャーをどんどん展開してライフを攻めていきます.
横並びに上手く展開出来たら紋章旗で全体パンプして一気に相手のライフを削ります.
手札が尽きたらスカルドの決戦や秘儀術師のフクロウで手札を補充します.
相手が全体除去を打ってきそうなときは敢えて抑えめに展開するのも手です.
流石に相手の全体除去も有限なので,こちらの手札をなるべく温存して反撃したいからです.
4. 採用しているクリーチャーについて
このデッキで採用しているクリーチャーについて説明します.
4.1 巨人落とし
パワー4以上のクリーチャー除去兼1マナクリーチャーです.
除去が少なく1マナクリーチャー主体のデッキなので対大型クリーチャー除去は貴重です.
登場した後も相手のクリーチャーを1枚封じられるのでなかなか便利なクリーチャーです.
配布デッキで1枚もらえるので1枚採用しています.
状況次第では払拭の光を減らして巨人落としを追加するのも有りだと思います.
4.2 尊い騎士
1マナで2/1とサイズが優秀な軽量クリーチャーです.
アグロデッキなので相手のライフを削りやすい攻撃的なサイズは良いですね.
2マナ2/2と相打ちも出来るので攻撃の手が止まりにくいのも◎.
サイズがメインの採用理由なので能力はおまけです.
ですが,尊い騎士を複数展開していれば+1/+1カウンターもしっかり機能します.
4.3 堕ちたる者の案内者
尊い騎士と同様に1マナで2/1とサイズが優秀な軽量クリーチャーです.
誇示のおかげで余ったマナで無駄なくクリーチャートークンを展開出来るのも優秀です.
相手が打ち消しを構えている時や次のターンに全体除去を打たれそうな時はこれで凌ぎます.
アグロ向けのカードに付与されている誇示はかなり有用な感じがします.
4.4 無私の救助犬
自身を生け贄に他のクリーチャーに破壊不能を付与して守れます.
(パワーにマイナス修正を受けたことによる破壊は無効に出来ないので注意です.)
クリーチャーの殴り合いによる相打ちや全体除去から1体守れるので重宝します.
堕ちたる者の案内者,クラリオンのスピリット,秘儀術師のフクロウを守ることが多いです.
かなり便利なので4枚採用したいですが,枠の都合で3枚採用にしています.
4.5 命の恵みのアルセイド
1マナで自分のクリーチャー1体に好きな色のプロテクションを付与します.
そのため,追放やバウンスなど無私の救助犬で対応出来ない除去をカバー出来ます.
また,相手の盤面に1色のクリーチャーしかいない場合は最後の攻撃を通す時にも使います.
このデッキは紋章旗やスカルドの決戦でパンプ出来ます.
そのため,絆魂も意外と有効に機能します.
砕骨の巨人や厚かましい借り手,残忍な騎士の効果をプロテクションで守れると楽しいです.
プロテクションで守ると効果が無効になり,上記3種のクリーチャーは追放されずにそのまま墓地行きでクリーチャーとして使えなくなるからです.
4.6 クラリオンのスピリット
自分が2つ目の呪文を唱えるたびに,飛行1/1クリーチャートークンを生成します.
このデッキは1マナクリーチャーが多いので効果の誘発は非常に容易です.
紋章旗もあるので横並びに展開して一気にダメージを稼ぎやすくなります.
白単だと手札が枯渇しやすいため,中盤以降はトークンを生成しにくいです.
ですが,スカルドの決戦を採用しているおかげでポンポントークンを生成出来ます.
飛行クリーチャートークンが増えていくので,地上戦が膠着しても勝負を決めやすくなります.
注意したいのはこの能力が各ターンの2つ目の呪文を唱えた時のみ誘発することです.
そのため,必ずクラリオンのスピリットは最初に唱えましょう.
4.7 秘儀術師のフクロウ
このカードの登場時にデッキ上4枚からアーティファクトかエンチャントを1枚手札に加えます.
そのため,スカルドの決戦を手札に引き込み易くなります.
残りのカードはデッキ下に置くので,通常ドローでスカルドの決戦を引ける可能性UPです.
秘儀術師のフクロウの能力で払拭の光や紋章旗,命の恵みのアルセイド,秘儀術師のフクロウ自身も手札に加えられます.
そのため,何も引けなくて不発することは比較的少ないです.
秘儀術師のフクロウの注意点は色拘束が非常に厳しいことです.
白マナが4枚必要なので,土地4枚の時に山が入るとプレイ出来ないこともたまにあります.
土地4枚のときに1枚赤が入るくらいの土地配分にしているのも原因の1つなんですけどね.
なので,気になるなら山4枚を他の赤白タップイン土地にするのも手だと思います.
5. 採用しているクリーチャー以外のカードについて
このデッキで採用しているクリーチャー以外のカードについて説明します.
5.1 カビーラの叩き伏せ
自分のコントロールしているクリーチャー分のダメージを飛ばせるインスタントです.
展開力に優れるデッキなので結構大型のクリーチャーも仕留められます.
またプレインズウォーカーも対象なので結構助かる場面が多いです.
優秀なのですが,増やし過ぎるとタップイン土地が増えるので3枚採用にしています.
一応アグロデッキなので展開速度が落ちるのは極力避けたいですから.
5.2 払拭の光
一時的に土地以外のパーマネントを追放出来るエンチャントです.
追放対象が非常に広いので刺さらない相手のほうが少ないです.
破壊不能系のパーマネントを黙らせることが出来るので助かります.
ただし,このカードがいなくなると戻ってしまうので,エンチャントに触れる相手は苦手です.
私的にはスタン落ちしてしまった議事会の裁きが結構好きだったりします.
5.3 紋章旗
指定した色のクリーチャーに+1/+0修正を与えつつ,タップで指定色を1マナ発生します.
横並びしやすいデッキなので全体パンプはかなり良い組み合わせです.
タフネスは上がりませんが,パワーパンプだけでも十分仕事をしてくれます.
また,指定マナを1点追加出来るのでアクション回数が増やせて戦いやすいです.
使えるマナが増えることでスカルドの決戦を最大限有効活用しやすいですしね.
紋章旗も私が好きなカードの1つです.
無色なので色々なデッキに使えますしね.
5.4 スカルドの決戦
このデッキに赤を混ぜた最大にして唯一の理由となるカードです.
1章で次ターンまで一気に4枚手札が増えるようなものなので手札問題を解決してくれます.
しかも,2&3章で呪文を唱えるたびに+1/+1カウンターをクリーチャーに乗せられます.
そのため,手札を確保しつつ一気に盤面を整えてゲームエンドに持ち込むことが可能です.
正直なところスカルドの決戦の影響が非常に大きいです.
スカルドの決戦をちゃんと使えるかどうかが勝敗に直結するレベルです.
なので,相手の打ち消しやハンデスには特に警戒したいです.
(打ち消しはともかく,ハンデスに関しては使われないことを祈るしかないですが.)
6. おわりに
かなり安く作った割には思いのほか戦えているので非常に満足です.
クリーチャーで殴り合うデッキが好きなので,リセットが多い状況でもちゃんと戦えるのは◎.
安く組める割には結構戦えて楽しいデッキなので,よろしければ是非遊んでみて下さい.
今後も赤白デッキを作るならばスカルドの決戦は外せないと思います.
カルドハイムがスタン落ちするのは2022年9月末頃です.
長く使えるので,赤白デッキを組むならば迷わずに作ってしまって問題ないと思います.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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