1. はじめに
2019年4月25日にゼクス28弾「星界の来訪者」(アストラル・ストレンジャー)が発売されます.
今回は天竜ゆたかのシフトとマーメイド関連の新カードを紹介していきます.
2. 【星辰顕臨】影舞踏ク・リト
天竜ゆたか2種類目のシフトです.
天竜ゆたか1枚目のシフトは27弾でURとして【異海顕臨】永劫夢ク・リトが収録されました.
連続の弾かつ同じク・リトとして収録されるとは思いませんでした.
【混沌顕臨】這徊夜ニャルラトと【無貌顕臨】千幻変ニャルラトみたいなモード違いですかね.
一つ目の効果はこのカードにシフトしたとき相手を1点回復し,ライフを公開してその中のカード1枚を相手のデッキトップに置くものです.
つまり,相手のライフからライフリカバリーやヴォイドブリンガーなど抜くことが出来ます.
しかも,残りのライフに何があるか判明しているので,その後の行動プランを組立てやすいです.
ライフが弱ければそのまま勝てますし,倒しきれないようならば防衛に徹するとかですね.
ハンドアドや盤面アドは取れませんが,ライフの情報アドを得られる強力な効果だと思います.
二つ目の効果は起動効果で相手のデュナミスの表向きのカード2枚につき異形の落とし仔を1枚リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させます.
新弾発売と同時に行われるルール改定でデュナミスは最大16枚(IGOB上4枚,ディンギル&ウェイカー&シフト合計12枚)になります.
相手が14枚以上デュナミスのカードを表向きしていれば最大7面展開も可能です.
(流石にそれは非現実的ですけどね.)
現実的なところだと6枚表向きで3体登場と言ったところでしょうか.
マーメイドは移動に長けています.
3体リブート状態のゼクスを用意出来れば連パンで勝負を決することも容易いです.
移動効果を持つ種族特性と噛み合っているので,なかなか良い効果だと思います.
一つ目の効果でトドメを刺せるか確認し,二つ目の効果で攻撃要員を用意するシフトですね.
相手のライフを公開して直接操作出来る効果は新しくかつ面白そうですね.
これでラストライフに泣くことも無くなりそうです.
3. 散策紀行シャリーノ
シャリーノが4コストのSRとして収録されます.
20弾のSR,XIフラッグス シャリーノとして収録されて以来ですから,ずいぶん久しぶりです.
効果は起動効果で自分の手札を1枚デッキトップに置くことで2つの効果から1つを解決出来ます.
(1)ノーマルスクエアにある相手の6コスト以下のゼクスを1枚選び手札に戻す.
(2)ノーマルスクエアにあるバトル中でないゼクスを2枚選び入れ替えて置く.
(1)は6コスト以下と制限があるものの,手札1枚で相手のゼクスをバウンス出来るので良いです.
PSに散策紀行シャリーノを置いておけば,相手は7コスト以上で攻撃する必要がありますから.
構えるだけでなく,盤面を押し返すのにも使えるので先行IGでゲームを決められにくくなります.
先行IGゲーで負けたくない人は採用したいカードになりそうです.
(2)は主に連続攻撃用として使用します.
要は相手のゼクスも対象に取れる奏流フロートです.
盤面に散策紀行シャリーノが残れば毎ターン奏流フロートを使えるようなものです.
しかも,相手ターンも使えるので盤面を入れ替えて守りを固めたり,妨害することも可能です.
2つの効果が強力な反面,コストが少々厄介です.
コストとして手札を1枚デッキトップに置く必要があります.
そのため,自分と相手のターンに1回づつ効果を使用すると次のドローが固定されてしまいます.
手札も減ってしまうので,ドローして上手く手札を調整出来る構築にしたいですね.
実はデッキトップに手札を置くのはメリットになる場合もあります.
風切る風歌ミリィとエクスパンドシューター アルニラムはデッキトップからゼクスを登場させることが出来ます.
手札の好きなカードをデッキトップに置けるので,登場させたいゼクスを確定出来ます.
4. 安らぐ打音ローズ
効果は指定のスクエアにあるこのカード以外のゼクスのパワーを+3000します.
対象を取らないのでIGOBもパンプ出来るのは利点です.
このカード自身が対象にならないのとパワーが7500な点だけは欠点です.
マーメイドデッキなら風切る風歌ミリィで登場させやすいのが強みですね.
混色にするなら白を混ぜて,パンプしたゼクスに絶界を付与するのも強そうです.
5. おわりに
【星辰顕臨】影舞踏ク・リトはライフ情報アドと物量でゲームを決めに行く面白いカードです.
散策紀行シャリーノは便利なカードなので色々な青のデッキで使われそうな気がします.
安らぐ打音ローズは強固な盤面形成に一役買ってくれそうですね.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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