1. はじめに
33弾発売に伴い,シンクロトロンデッキをフリカ版から製品版に入れ替えました.
フリカ版デッキとの違いははじめての縁日シンクロトロンくらいですね.
ですが,はじめての縁日シンクロトロンの有無は思っていたよりも大きい感じです.
元々展開の早いデッキでしたが,今までよりもさらに早くなったように感じます.
2. デッキレシピ
まずデッキレシピを紹介します.
※1 カード名の後ろの数字は採用枚数・1枚の値段となっています.
※2 カードの値段は記事作成時の遊々亭様の値段を参照させていただきました.
プレイヤー
獅子島七尾 1・100
デュナミス
神滅機兵ペネトレイト 1・100
ハイタイドウェイバー ルートヴィヒ 1・300
イレギュラーX 白翼閃空セラフィニア 1・100
億劫なる『沈泥』ラハム 1・100
教唆の『命慟』ティアマト 1・980
【運命剣臨】電脳嬢デネボラ 1・6980
【機神剣臨】輝星砲G・ヴェイバトロン 1・2480
【剣誓『魔術師』】七尾 2・5980
真心のイデア シンクロトロン 2・100
混迷のイデア クレプス 1・500
オーバーブースト
“親機誓装”獅子島七尾上 3・1980
“親機誓装”獅子島七尾下 1・2480
スタートカード
全力出撃!シンクロトロン 1・20
IG枠
電撃機械エレキテル ←LR 4・300
変幻機忍シンクロトロン ←VB 4・200
盟約の深紅剣シンクロトロン 4・400
斥候機械スカウト 4・100
蒸発機械エヴァポレイション 4・100
非IG枠
コスト4
誓いの親機シンクロトロン 4・50
夜摩神器シンクロトロン 4・200
コスト5
ファーストシャドウ アスル 4・1780
神秘の機甲武者シンクロトロン 4・150
はじめての縁日シンクロトロン 4・20
コスト6
壊蒐機械ギャザリング 4・500
コスト7
機械と発明と青春シンクロトロン 4・150
イベント
開け、真心の門 1・50
デュナミス合計:23700円
IGOB合計:8420円
メインデッキ合計:15970円
デッキ総額:48090円
デュナミスだと【運命剣臨】電脳嬢デネボラと【剣誓『魔術師』】七尾が高いですね.
後者は2000円前後のイメージだったので随分高くなった印象です.
このデッキの場合【剣誓『魔術師』】七尾が無くてもデッキは動きます.
しかし,キーカードを揃えやすくなるため,あるに越したことは無いです.
メインデッキだとファーストシャドウ アスルがかなり高くなっていて驚きです.
汎用性の高いIGアイコンではないので,ここまで高くなるとは思いませんでした.
ファーストシャドウ アスルと壊蒐機械ギャザリングのコンボが強力だからでしょうか.
このデッキはオーバーブースト&シフトが無しでも十分勝ち筋があります.
しかし,ファーストシャドウ アスルは何が何でも4枚必須です!
私はバトルドレスを高頻度で,キラーマシーンもそれなりの頻度で使用します.
そのため,もう1セットくらい集めておけば良かったと今更ながらに思います….
3. デッキの動かし方
キラーマシーン特有の登場&自壊効果でガンガンライフを狙っていきます.
5リソース時に2点,6リソース時にフィニッシュくらいのつもりで攻めます.
展開が早いため,IGOB出来なくとも十分勝機があるのはこのデッキの強みです.
採用しているゼクスは小~中型が多く,相手の大型ゼクスを除去する効果も少なめです.
そのため,後半に縺れ込む前に如何にライフを取り切れるかが勝負です.
3.1 1ターン目(3リソース時)
下記3枚のいずれかをプレイします.
斥候機械スカウトはリソース条件を満たせば登場時に1ドロー出来ます.
序盤からガンガン攻めたいので,初手から手札を厚く出来るのはかなり助かります.
2つ目の効果は序盤ではあまり使う機会がない感じです.
ただし,中盤以降は自壊しやすいため,盤面の小型処理に使えて便利です.
蒸発機械エヴァポレイションは登場時に1ドローして手札を1枚デッキに戻します.
手札は増えないものの,キーカードを探しやすくなるので有用な効果です.
戻すカードはIGヒット率を上げるためになるべくIGアイコン持ちを優先したいです.
盟約の深紅剣シンクロトロンはドリーム・キー入手のためにプレイします.
バウンス&ドローの条件が結構厳しいので,残念ながら良く不発します….
ですが,中盤以降に相手が大量に展開してきた返しのターンでは活躍してくれます.
3.2 2ターン目(4リソース時)
夜摩神器シンクロトロンをプレイします.
登場時にデッキ上を3枚公開してから好きなカードを手札に加えられます.
次のターンのために,下記3種を手札に加えられると良いです.
注意点は手札に加えるカードがトロンであるか否かで3コスト以下のバウンスが発動する点です.
ドリーム・キー入手のためにはこのカードで相手のゼクスを破壊する必要があります.
相手のゼクスがNSに3コスト以下1枚だけで,相手のPSを破壊したくない場合は後者2枚を手札に加えられません.
逆のパターンもあるので,ちょっと気を付ける必要があると遊んでいて感じました.
3.3 3ターン目(5リソース時)
手札の状況によって2パターンの動きが想定出来ます.
3.3.1 ファーストシャドウ アスルで3面展開
はじめての縁日シンクロトロンをプレイして手札から3コスト以下になっている神秘の機甲武者シンクロトロンをノーマルスクエアに登場させます.
(PSにスタートカードが残っているもしくは,IGがヒットすれば3コストになります.)
次にターン終了時に破壊される運命にある神秘の機甲武者シンクロトロンを電影の対象にしてファーストシャドウ アスルを登場させます.
そしてファーストシャドウ アスルの効果で神秘の機甲武者シンクロトロンを登場させます.
すると盤面に残る5コストパワー7500を3枚立てることが出来ます.
先行でこの盤面を作れると後攻5リソースで返すのは容易ではありません.
しかも,相手のライフを2点奪う機会があるため,次のターンに押し込み易くなります.
先行時は神秘の機甲武者シンクロトロンのドロー効果がかなり活かせます.
先行だと手札が3枚以下になりやすいため,次のターンの手札を残しやすいのは◎.
ここで【剣誓『魔術師』】七尾を使うタイミングは2回あります.
1回目ははじめての縁日シンクロトロンにシフトしてファーストシャドウ アスルを探す時です.
2回目はファーストシャドウ アスルで神秘の機甲武者シンクロトロンを登場させた後です.
神秘の機甲武者シンクロトロンのドロー効果を満たせる可能性がありますからね.
3.3.2 5コストウェイカーでターンを凌ぐ
手札の揃いが悪く,3.3.1の展開が出来ない場合はデュナミスから神滅機兵ペネトレイトかハイタイドウェイバー ルートヴィヒをプレイします.
神滅機兵ペネトレイトは手札に5コスト以上が2枚ないときや,スクエアに他のキラーマシーンがいるときにプレイします.
神滅機兵ペネトレイトの効果は他のキラーマシーンにも付与されるからです.
ハイタイドウェイバー ルートヴィヒは相手が3面以上展開しているときにプレイします.
1面デッキバウンスしつつ,手札も増やせるため次のターンが楽になります.
3.4 4ターン目(6リソース時)
IGOBするか否かで2パターンの動きが想定できます.
3.4.1 IGOBしない場合
IGの当たりが悪いときは3.3.1と同じように動きます.
IGの当たりが良いときはイレギュラーX 白翼閃空セラフィニアから動きます.
(1)イレギュラーX 白翼閃空セラフィニアと効果で登場させたキラーマシーンで攻撃します.
(2)(1)の2枚をコストに壊蒐機械ギャザリングをプレイします.
(3)壊蒐機械ギャザリングを電影の対象にしてファーストシャドウ アスルを登場させます.
(4)ファーストシャドウ アスルと効果で登場させたキラーマシーンで攻撃します.
(5)(4)の2枚を対象に壊蒐機械ギャザリングを登場させます.
(1)~(5)の手順を踏むと2リソースで5回相手のPSを攻撃可能です.
残り4リソースあるため,もう2回くらい攻撃するのも可能です.
そのため,前のターンにライフを削れていればこのターンでの勝利も見えます.
やはりファーストシャドウ アスルと壊蒐機械ギャザリングの組み合わせがエグイ感じですね.
ただし,ターン終了時にはこちらの盤面が軽くて少ない上に手札も大量に消費しています.
そのため,ここで決めきれないと次のターンからは厳しいです.
3.4.2 IGOBする場合
“親機誓装”獅子島七尾のバウンス効果2種で相手PS攻撃のための盤面を整えます.
盤面を整えたら下記3種を用いて相手PSへの攻撃を始めます.
真心のイデア シンクロトロンのおかげで相手のどんなゼクスでもかならずPSから退かせます.
さらに手札に足りない変幻機忍シンクロトロンか機械と発明と青春シンクロトロンをデッキから手札に引き込めるので次の手を安定させやすいです.
余った1リソースで壊蒐機械ギャザリングをプレイし,ファーストシャドウ アスルと3コスト以下のゼクスで2回攻撃するいつものパターンで締めです.
こちらのパターンだと相手PSへの攻撃回数は5回くらいです.
ですが,IGのヒット数に影響されず,盤面の処理もしやすく,キーカードも引き込めます.
そのため,安定して動きやすくなります.
4. デッキの補足
この項目ではデッキに採用しているカードについて補足します.
4.1 メインデッキ
4.1.1 全力出撃!シンクロトロン
バウンス対象が7コスト以下と広く,手札が4枚以下だとドローも出来て優秀です.
難点は能力使用条件にトロン名称のキラーマシーンが登場しなくてはならない点です.
中盤以降ならば問題ないのですが,序盤だと満たせないこともしばしばあります.
3コストのIGアイコンにシンクロトロンが4枚しかないからですね….
4.1.2 電撃機械エレキテル
自分のキラーマシーンを破壊しつつ,1ドロー出来る優秀なLRです.
自壊して盤面を空けられるため,連続攻撃回数を稼ぎやすくなります.
IGヒットやファーストシャドウ アスルで登場させられると非常に動きやすくなります.
相手ターンにもこの能力は発動可能です.
そのため,相手が攻撃で破壊したときに誘発する能力を不発させることも出来ます.
単純に破壊されるだけのキラーマシーンを1ドローに変換するだけでもアドです.
4.2 デュナミスについて
4.2.1 億劫なる『沈泥』ラハム
もはや説明不要レベルで青単必須級の6コストディンギルです.
壊蒐機械ギャザリングを使いまわすだけで攻撃回数がかなり伸びます.
4.2.2 教唆の『命慟』ティアマト
7リソース時にイデアライズ出来ない時や盤面を返すときに使用します.
基本的にあまり出番はありませんが,1枚挿しておくと安心です.
4.2.3 【運命剣臨】電脳嬢デネボラ
キラーマシーン全体3000パンプのおかげで中型ゼクスが大型ゼクスを倒しやすくなります.
このデッキにはパワー10500を超えるゼクスを採用していません.
そのため,パワー10500を超えるゼクスを一撃で倒したいときに活躍します.
2つ目の効果で自壊と手札からキラーマシーン登場効果も使えます.
そのため,相手PSへの攻撃回数を稼ぐ目的でも活躍してくれます.
4.2.4 【機神剣臨】輝星砲G・ヴェイバトロン
NSの相手ゼクスを複数枚バウンスしつつ,レンジで攻撃回数を稼ぎたい場合にプレイします.
このカードに隣接しているNSの相手ゼクスをすべてデッキバウンス出来ます.
そのため,相手のオーバーブーストを攻撃することなく処理出来ます.
オーバーブースト処理に手数を割かない分,相手PSへの攻撃回数を稼げます.
このカードがPSにいると常時パワー+2000なので,守りにも使用出来ます.
隣接スクエアデッキバウンスは相手ターンにもプレイ出来て,絶界にも効くのが◎.
4.2.5 混迷のイデア クレプス
ドリーム・キー3個消費でパワー9000が登場出来るのは便利です.
主に先行6リソース時に使うことが多いですね.
先行は手札が少ないため,派手に動いて手札が枯渇気味になりやすいです.
そのため,手札不足で1手足りずにライフを詰め切れないこともあります.
最初は入れていなかったのですが,1枚あるとトドメの一撃に結構便利です.
5. おわりに
シンクロトロンデッキは以前に比べて大分早く動けるデッキになりました.
さらに真心のイデア シンクロトロンのおかげでコントロールゼクスに強くなったのでライフを削り切りやすくなったのも大きいです.
また,IGOB出来なくても十分勝ち筋があるため,オーバーブースト抜きでデッキを組むのも有りな気がします.
その場合はVBや誓いを別のカードにして,更に速度アップを目指すのも良さそうです.
今後シンクロトロンデッキを組む方の参考になれば幸いです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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