1. はじめに
今回は42弾の追加カードで強化された青単フラッグスデッキを紹介します.
42弾の新カードを見た当初は今の環境で戦うのはまだ難しいと思っていました.
ですが,実際に回してみたところ上振れれば先攻2ターン目(4リソース時)からオーシャン・フラッグス ナムを登場させて動けることが以前よりも格段に多くなりました.
そうでなくとも先攻5リソース時や後攻4リソース時にはかなりの頻度でオーシャン・フラッグス ナムを登場させてガンガン連続攻撃して相手のライフを削ってその流れで勝てました.
このデッキは比較的新しいNやRを多く採用しているので安く組めます.
動きを覚えれば割と簡単に動かせるので初心者や布教用にもおすすめのデッキです.
2. デッキレシピ
まずデッキレシピを紹介します.
※1 カード名の後ろの数字は採用枚数・1枚の値段となっています.
※2 カードの値段は記事作成時の遊々亭さんの値段を参照させていただきました.
プレイヤー
青の竜の巫女ユイ 1・100
プレイヤーエクストラ
ナムEX 1・400
デュナミス
青竜歌姫メルキオール 1・20
清爽に輝く舞踏ウェイベル 1・20
億劫なる『沈泥』ラハム 2・150
超越の神姫 ミステリア 2・4980
教唆の『命慟』ティアマト 1・200
制水の神流 ティアマト 1・50
【協奏再臨】ナム 1・50
【顕誓『愛邪精神』】ニャルラト 2・50
見習い巫女 テオゴニアス 1・1980
カードデバイスの変革者 2・50
ワールドコンダクター ポラリス 1・1480
未来ある者たちへ 1・7980
スタートカード
タイド・フラッグス アマーリア 1・20
IG枠
ミスト・フラッグス フランツ ←LR 4・20
風切る風歌ミリィ ←VB 2・150
ポップ・フラッグス リリー 4・50
クリア・フラッグス シモーネ 4・50
フラッグス・サンタ シュバルト 4・200
澄音の刻み手ラフト 2・100
非IG枠
コスト2
デルタ・フラッグス マリオン 4・150
コスト5
カレント・フラッグス ワグナー 4・20
コスト6
レインボー・フラッグス ニンガル 4・50
ナム 源海の決意 1・20
コスト7
オーシャン・フラッグス ナム 4・50
マイ・フェア・レディ タルティニ 4・50
コスト9
バブル・フラッグス パブラ 4・20
イベント
フラッグス・ジャムセッション 4・500
デュナミス合計:22240円
プレイヤーエクストラ:400円
メインデッキ合計:5180円
デッキ総額:27920円
このデッキのデュナミスには採用していても使わないカードがかなり多いです.
なので,必要最小限に絞れば格段に安くデッキを組めます.
メインデッキには比較的新しいRやNを多く使っているので集めやすく組みやすいはずです.
特に最近のNやRならかなり余っている人も多いはずですし.
3. デッキの動かし方
早期に自分のゼクスを4枚並べてオーシャン・フラッグス ナムの登場を狙います.
そのためには低コストで登場出来るゼクスなどキーカードが複数必要です.
なので,その点を意識してマリガンします.
オーシャン・フラッグス ナムを登場させたなら連続攻撃で一気にライフを削れます.
早ければ3ターン目(5リソース時)に決着することもしばしばあるくらいです.
3.1 1ターン目(3リソース時)
キーカードが複数必要なので下記のカードをプレイして手札を整えます.
プレイするカードの優先度は左のカードほど高いです.
ポップ・フラッグス リリーは次のターンに使いたいので極力温存したいです.
手札に2コストがあるならポップ・フラッグス リリーを1コストでPS横に置いてその前に2コストのゼクスで蓋をするのも有りです.
相手の採用カードによってはポップ・フラッグス リリーが生き残る可能性もありますから.
ただし,最近は汎用約束イベントの採用率が高いので以前よりも期待出来ませんけどね.
2枚とも処理された場合でもチャージを2枚稼げてIGに期待出来るため悪く無いです.
2コストのゼクスか1コストでポップ・フラッグス リリーを登場させて1コストでフラッグス・ジャムセッションを使用するのも有りです.
3.2 2ターン目(4リソース時)
このタイミングでは2パターンの動きを想定しています.
これ以降の動きも基本的に似たような感じになります.
3.2.1 先攻でオーシャン・フラッグス ナムを登場させる
イグニッションが当たる前提ですが,オーシャン・フラッグス ナムを登場させられます.
今回は4リソース時の動かし方の一例を紹介します.
相手ゼクスが4にいてお互いのPSのゼクスが残っている状況を想定します.
まず,IGで登場したフラッグスを5に登場させ,6に1コストでポップ・フラッグス リリーを登場させるか2コストのゼクスを登場させます.
すると,4枚のゼクスが隣接するのでバブル・フラッグス パブラが1コストになります.
1コストになったバブル・フラッグス パブラを3に登場させれば3&5&6&8で自分のゼクスが4枚並ぶのでオーシャン・フラッグス ナムが1コストになります.
9にオーシャン・フラッグス ナムを登場させて3と5で相手PSを2回攻撃します.
オーシャン・フラッグス ナムの効果で3&5を手札に戻して3にカレント・フラッグス ワグナーをスリープで登場させてその効果で1に3コスト以下のフラッグスを登場させます.
条件を達成したのでマイ・フェア・レディ タルティニを5に0コストで登場させます.
1と5で相手PSを2回攻撃するとこのターンだけで合計4回相手のPSを攻撃出来ます.
1コスト残っていれば7に2枚目のオーシャン・フラッグス ナムを登場させて4の相手ゼクスを攻撃破壊後に1と3を手札に戻し,4にカレント・フラッグス ワグナーを登場させてもう2回相手のPSを攻撃出来ます.
ここまで動くには相当手札が良くないと難しいですが,先攻4リソース時からオーシャン・フラッグス ナムを登場させてガンガン相手PSを攻めることは十分可能です.
3.2.2 後攻でオーシャン・フラッグス ナムを登場させる
やることは3.2.1とあまり変わりません.
ですが,先攻よりも手札が多いのとデルタ・フラッグス マリオンの効果を使える影響が非常に大きいです.
デルタ・フラッグス マリオンは自身含めてゼクスを2枚登場させますからね.
しかも,自分のゼクスがいない状態なら0コストで登場出来ますし.
なので,後攻だとこのタイミングでオーシャン・フラッグス ナムを登場させるのは結構簡単だったりします.
4. デッキの補足
このデッキに採用しているカードについて補足します.
4.1 メインデッキ
4.1.1 タイド・フラッグス アマーリア
一度だけですが,手札から3コスト以下のフラッグスをスリープで登場させます.
なので,PSを割られてしまってもゼクスを並べやすくなります.
手札を消費して相手の5コスト以下をバウンスするのも結構便利です.
4.1.2 ミスト・フラッグス フランツ
フラッグス名称の3コスト以下というだけで価値があります.
フラッグスは名称指定で登場させるカードが多いですから.
登場時にフラッグス・ジャムセッションをデッキから持って来れるのも助かります.
1コストでキーカードを揃えつつ相手のゼクスをバウンス出来ますから.
フラッグス・ジャムセッションを採用しないならLRは沈底の号令 スーザンにしたいです.
沈底の号令 スーザンは登場時にデッキ上3枚から青のカードを1枚手札に加えられます.
フラッグス・ジャムセッションに割く1コストが不要な点や1ターン目からキーカードを探せる点でミスト・フラッグス フランツより優れています.
フラッグス・ジャムセッションを抜いた枠にはブライト・フラッグス タリムやタイダル・フラッグス レスティを採用したいです.
両者は手札で3コスト以下になるのでデッキ内のフラッグス名称の3コスト以下の総数が変わらなくなりますから.
フラッグス名称の3コスト以下が減ってしまうと色々と動きにくくなるので大事です.
4.1.3 風切る風歌ミリィ
4リソース時に2コストが欲しいので採用しています.
2枚しか採用していないのは初手でドロー出来るカードを増やすためです.
リソースのマーメイドが6枚になるまで効果が全く使えないのも減らした理由ですね.
やむを得ずフラッグス・ジャムセッションをリソに置く場合もありますし.
4.1.4 クリア・フラッグス シモーネ
登場時に即ドロー出来るのでかなり大事なIGアイコンです.
セッションでパワー+2000を他のゼクスに付与出来るのも結構助かります.
このデッキはパワー11000を採用していません.
なので,パワー11000以上のゼクスを一撃で倒すにはほぼ必須ですから.
4.1.5 フラッグス・サンタ シュバルト
相手のゼクスが4枚以上いると0コストで登場出来るので頭数を揃えやすいです.
起動能力で相手の3コスト以下のゼクスを1枚バウンス出来るのも助かります.
どちらも劣勢を覆す際に助かりますが,優勢時だとほぼ意味を成しません.
なので,フラッグス名称の3コストとしてのみ運用することも多いです.
4.1.6 澄音の刻み手ラフト
1ドロー出来るマーメイドとして2枚採用しています.
キーカードが複数必要なので初手から使えるドローはかなり大事です.
なので,フラッグス・サンタ シュバルトの枚数を調整してこちらの枠を増やすのも有りです.
お互いのゼクスを移動出来るのでライフから登場した時に移動の効果を使うこともあります.
この枠はマーメイドでドロー出来るIGアイコンならOKです.
(マーメイドな理由はマイ・フェア・レディ タルティニのためです)
なので,プレイヤーをゆたかにしてソプラノ・ソング フレデリカか魅了の歌声フレデリカにしても良いと思います.
4.1.7 カレント・フラッグス ワグナー
カレント・フラッグス ワグナーを登場&手札に戻すだけで3コスト以下のフラッグス登場&同名以外の5コスト以下のゼクスバウンスが使えるのでガンガン攻撃出来ます.
オーシャン・フラッグス ナムで戻す&登場させるだけでOKなので相性抜群です.
なので,如何にカレント・フラッグス ワグナーを出し入れ出来るかが勝敗に大きく直結します.
4.1.8 レインボー・フラッグス ニンガル
オーシャン・フラッグス ナムで2番目に登場させたいフラッグスです.
レインボー・フラッグス ニンガルからカレント・フラッグス ワグナーを登場させるのが一番美味しいです.
ですが,手札にカレント・フラッグス ワグナーがある場合は登場させないことが多いです.
現状だと5~8枚目のカレント・フラッグス ワグナー的な扱いです.
なので,他に採用したいカードがあるなら枚数を削っても良いと思います.
4.1.9 ナム 源海の決意
カレント・フラッグス ワグナーを2コストで登場出来るので有用です.
3コストのゼクスを2コストで登場させられるのでコストの節約としても使えます.
他には初期リソースにフラッグス・ジャムセッションが入りにくくなるのも利点です.
4.1.10 バブル・フラッグス パブラ
相手のゼクスも利用して1コストになれるのが物凄く優秀です.
劣勢時も1コストでバウンスしつつ動けるので面を埋められていても戦えます.
フラッグスは先に展開されると辛かったのでこのカードの追加はかなり有難かったです.
デッキと手札で3コスト以下になれるのも非常に助かります.
4.2 デュナミスについて
色々採用していますが,選択肢として採用しているものばかりです.
なので,使用頻度が高いものだけ補足します.
4.2.1 億劫なる『沈泥』ラハム
チャージ1枚でお互いのゼクスを対象にバウンスが使えるのは物凄く便利です.
厄介なゼクスの除去から連続攻撃用の面空け,ゼクスの再利用と用途が広いので.
このデッキの場合だとオーシャン・フラッグス ナムの使い回しに良く使います.
他には邪魔になりやすいマイ・フェア・レディ タルティニを戻せるのも助かります.
4.2.2 超越の神姫 ミステリア
相手が動き始めてしまった時に盤面リセット手段としてお世話になる機会が多いです.
他には相手PSに強力な7コスト以下の起動能力持ちがいる時にも助かります.
ブン回れば使わなくても勝てますが,相手次第では無いと困ることがしばしばあります.
なので,最低でも1枚,コントロールデッキが多い環境なら2枚くらい欲しくなります.
プレイヤーはユイなのでタイダル・フラッグス レスティに恩愛の『黎明』エンキをシフトした状態なら8コストのアークゼクスもバウンスすることが可能です.
今回はどちらも採用していませんが,イノセントスターやガーンデーヴァなどのコントロールゼクスがPSに置かれやすい環境なら一考の余地はあると思います.
4.2.3 【顕誓『愛邪精神』】ニャルラト
青単でオーシャン・フラッグス ナムなどをトラッシュから回収出来るので非常に助かります.
フラッグスは2種族なので手札コストにはほとんど困りませんし.
4.2.4 見習い巫女 テオゴニアス
巫女Pならパワー+2000を好きなゼクスに付与出来るのは便利です.
このデッキはアークゼクスを採用していないので高パワーを一撃で攻撃破壊したい時に重宝しますので.
必須じゃないですが,あると助かる場面はあります.
ユイがプレイヤーなのはこのカードを採用したいからだけだったりします.
他にはタイダル・フラッグス レスティを採用していた名残ですね.
5. おわりに
42弾の追加カードだけでフラッグスがここまで動けるとは思いませんでした.
上振れムーブが爽快なので是非お試しいただけると嬉しいです.
比較的安くて組みやすいので初心者や布教用デッキとしても使いやすいと思います.
最後までお読みいただきありがとうございました.
コメント
3.2.1の項目で1のスクエアにナムを出し、以降でナムの効果でうんぬんとありますが
セッションは「自分」のゼクスと隣接する必要があります
ので記事の配置ではナムの[起]は使えません
セッションは仲間とさん,コメントありがとうございます.
セッションは仲間とさんのおかげで自分の間違いに気がつけました.
ナムを登場させることばかりに気を取られて起動能力がセッションだということが頭から抜け落ちていたみたいです.
幸いフリプレでしか使用していませんでしたが,対戦して下さった方には申し訳ないと思います.