1. はじめに
2019年8月29日にゼクスEXパック17弾「サマーステージ!!」が発売されます.
今弾は「SHiFT」メンバーを主軸としたパックですね.
今回はアグリィの新カードを紹介していきます.
2. 輝奏姫アグリィ
アグリィ専用シフトの1種類目です.
5コスト以下の全体除去とトラッシュからディアボロスを登場させられます.
なので,攻撃or反撃の起点として活躍出来ます.
効果について
シフト時に下記3つの効果が発動します.
(1)自分のトラッシュにあるアグリィ 1st single『いつもの非常階段で』を1枚まで選び,デュナミスに表向きで置く.
(2)ノーマルスクエアにあるすべての相手の5コスト以下のゼクスを破壊してよい.
(3)自分のトラッシュにある[ディアボロス]を1枚選び,リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる.
(1)はステージレアで収録されるアグリィ専用イベントをデュナミスに置く効果です.
こちらは今弾のシフトに共通する効果ですね.
(2)は対象を取らないため,絶界にも効く全体除去です.
黒のデッキは絶界持ちを並べられると対処に困るため,有難い効果です.
ディアボロスではないですが,上記のリソースリンクが発動中なら相手の7コスト以下まで全体除去出来るようになります.
つまり,相手のIGOBも含めて一掃することが可能です.
(3)はトラッシュからノーマルスクエアに[ディアボロス]を登場させます.
高コストだと上記4種なんかどうでしょうか.
ノーマルスクエアにしか登場出来ないので,自ターンの攻撃に有効なゼクスを登場させたいです.
3. アグリィ 1st single『いつもの非常階段で』
今弾初収録のステージレアのアグリィ専用イベントです.
“輝姫契騎”アグリィの起動能力に効果を追加するものです.
一つ目の効果について
黒1コストでイベントとして使用するとこのカードをデュナミスに表向きで置けます.
IGOBの起動能力を使用する前にデュナミスに置いておきたいですね.
二つ目の効果について
デッキトップ1枚をチャージに置けます.
ミーリィの場合はチャージと手札をそれぞれ1枚ずつ増やせました.
この違いはIGOBの効果を1ターンに使える回数に起因していると思います.
基本的にミーリィは1ターンに1回しかIGOBの効果を使えません.
しかし,アグリィは1ターンに2回IGOBの効果を使えます.
そのため,効果がややマイルドなのだと思います.
とはいえ,1ターンにチャージを2枚増やせるので,そこまで大きな差ではないと思います.
アグリィ 1st single『いつもの非常階段で』の効果は重複します.
(記述を見る限りだと1枚しかデュナミスに置けないとか書いてないですしね.)
なので,暗黒騎士アルパマーヨのようなチャージを大量に必要とするカードとも好相性です.
4. お騒がせ怪盗アグリィ
アグリィ専用のIGOB対応ヴォイドブリンガーです.
再度IGOBしやすくなるので,アグリィデッキには優先的に採用したいです.
効果について
このカードをプレイ登場させることで,トラッシュから5コスト以下のアグリィ名称のゼクスを1枚選び,リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させます.
5コスト以下まで登場させれるので,7コストディンギルを降臨させるのも容易ですね.
上記2枚のいずれかを登場させることで,“輝姫契騎”アグリィの効果を使用しつつ,再度IGOBしやすい状態を作れますね.
デザイン的には後述する秘密の実験室アグリィを経由して,最後に参拝するアグリィを登場させる感じですね.
5. 秘密の実験室アグリィ
釜で調合して食べ物を作る,私的にはアトリエシリーズを彷彿させます.
あのビーカーと薬品からカステラが作れるとは想像もつかないです.
効果について
登場時に自身以外の自分のリブートの[ディアボロス]を1枚破壊すると,デュナミスからグリット・ブライド アグリィをリブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させます.
グリット・ブライド アグリィは7コストのウェイカーです.
なので,低コストを7コストに変換しつつ,チャージを稼ぐカードですね.
お騒がせ怪盗アグリィから秘密の実験室アグリィを登場させるのが一番スマートな動きですね.
6. グリット・ブライド アグリィ
秘密の実験室アグリィで登場させるウェイカーのアグリィです.
効果について
起動能力で自身以外のディアボロスを破壊すると,トラッシュから3コスト以下のディアボロスを1枚選び,リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させます.
コストで[ディアボロス]を破壊するため,絶界持ちの“輝姫契騎”アグリィも破壊出来ます.
そのため,ディンギルせずにシフトすることも可能となります.
また,スリープ状態のゼクスも破壊出来るため,連続攻撃しやすいのも良いですね.
登場させるゼクスはアグリィ指定ではなく,3コスト以下のディアボロスなので対象が広めです.
状況に応じて色々選択肢があるのは良いことです.
7. アグリィ with プリズム
アグリィとプリズムの共闘カードです.
20弾で紗那こそ主に相応しいと言って以降,音沙汰のないエルダーですが,どうしたんですかね?
一つ目の効果について
起動能力で自分のチャージを3枚トラッシュに置くことで,トラッシュにあるこのカードをリブートでゼクスのないノーマルスクエアにリブートで登場させます.
チャージ3枚は重いコストですが,7コストをリソース支払いなしに登場出来るのは強力です.
アグリィは今回の追加カードでチャージを稼ぎ易くなりました.
しかも,この効果は1ターンのプレイ制限がありません.
なので,チャージが続く限りトラッシュから7コストを並べることも可能ですね.
二つ目の効果について
このカードの登場時,ノーマルスクエアにある相手のゼクス1枚に5000ダメージを与えます.
赤によく見られるシンプルなバーン効果ですね.
アグリィは不機嫌なアグリィを用いた連続攻撃が勝ち筋の一つです.
なので,相手を攻撃せずに盤面を空けやすく為,相手PSへの攻撃回数を増やすことに繋がります.
バーン効果は赤のお家芸なので,プリズム側の効果ですね.
8. おわりに
不機嫌なアグリィを用いた連続攻撃が勝ち筋のディアボロスデッキは良く見られました.
しかし,ゲーム展開にあまり関与しない“輝姫契騎”アグリィはそこまで重要視されませんでした.
ですが,今回の追加で“輝姫契騎”アグリィを主軸にゲームを進めるデッキが組めそうです.
今までの自壊と連続攻撃の戦法にもさらに磨きがかかりそうです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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