1. はじめに
「癒しの力だからといって,敵を倒せないとでも思ったか」
今回はライフ回復で勝つ格安オルゾフ(白黒)ライフゲインデッキの紹介です.
私はMTGアリーナを始めた時にライフゲインデッキを良く使っていたので好きなんです.
今回のデッキはライフゲインでクリーチャーを大型化させるのではなく直接相手を倒すことをメインの動きにしています.
上手く決まればソーサリー1回で一気にライフを削り切れるのでなかなか爽快です.
このデッキは必須のレア以上4枚だけで組めます!
そのため,MTGアリーナ初心者やカード資産が少ない方にもおすすめのデッキです.
2. デッキレシピ
このデッキのデッキレシピを下記に記します.
※ブルーは必須でないレア以上です.
デッキ
6 平地 (FDN) 273
4 内(ない)陸(りく)の聖(せい)別(べつ)者(しゃ) (FDN) 730
3 失(う)せろ (LCI) 14
4 星(せい)景(けい)の僧(そう)侶(りょ) (BLB) 116
5 沼 (FDN) 277
4 アマリア・べナヴィデス・アギーレ (LCI) 221
4 過(か)去(こ)立(た)たせ (FDN) 22
4 大(だい)洞(どう)窟(くつ)のコウモリ (LCI) 102
3 秘(ひ)密(みつ)の中(なか)庭(にわ) (OTJ) 268
4 コイロスの洞(どう)窟(くつ) (DMU) 244
2 磨(みが)かれたやせ地(ち) (MOM) 272
2 薄(うす)暗(ぐら)い裏(うら)通(どお)り (MKM) 268
4 永(えい)劫(ごう)の無(む)垢(く) (DSK) 6
2 残(ざん)忍(にん)な巡(じゅん)礼(れい)者(しゃ)、コー追(お)われのエラス (DMU) 198
4 うなる大(たい)殺(さつ)犬(けん) (MKM) 105
2 一(いっ)生(しょう)の絆(きずな)の二人(ふたり)組(ぐみ) (BLB) 20
3 逃(に)げ場(ば)なし (DSK) 111
レア以上で必須なのは過去立たせだけです.
他は本筋の動きに絶対に必要ではないので代用できます.
レア土地がなくても基本土地とアンコモンのタップイン白黒土地だけでもデッキとして成立します.
ですが,レア土地があると安定するので可能であればある程度採用したいです.
レア土地を一切使わないなら平地9枚,沼9枚,磨かれたやせ地4枚を基準に各人で使いやすいように調整してください.
このデッキをインポートする場合は下記をコピーして下さい.
Deck
6 Plains (FDN) 273
4 Hinterland Sanctifier (FDN) 730
3 Get Lost (LCI) 14
4 Starscape Cleric (BLB) 116
5 Swamp (FDN) 277
4 Amalia Benavides Aguirre (LCI) 221
4 Raise the Past (FDN) 22
4 Deep-Cavern Bat (LCI) 102
3 Concealed Courtyard (OTJ) 268
4 Caves of Koilos (DMU) 244
2 Scoured Barrens (MOM) 272
2 Shadowy Backstreet (MKM) 268
4 Enduring Innocence (DSK) 6
2 Elas il-Kor, Sadistic Pilgrim (DMU) 198
4 Snarling Gorehound (MKM) 105
2 Lifecreed Duo (BLB) 20
3 Nowhere to Run (DSK) 111
英語でインポートする方法については下記を参照してください.
3. 基本的な動き
墓地にたくさん2マナ以下のクリーチャーを貯めて過去立たせで一気にリアニメイトします.
クリーチャー登場時にライフゲインするクリーチャー複数とライフゲインするたびに相手のライフを1点失わせる星景の僧侶をリアニメイトすることで相手のライフを一気に削り飛ばして勝ちます.
墓地の貯まり具合次第では20点どころかもっと多くのライフを消し去ることも可能です.
早期に墓地を肥やすためにうなる大殺犬とアマリア・べナヴィデス・アギーレは非常に大事です.
大洞窟のコウモリや除去で相手を妨害するのも大切です.
アマリア・べナヴィデス・アギーレを主軸にしたライフゲインデッキっぽく動きつつ,トドメに過去立たせを使うようなイメージです.
(過去立たせで勝つことが大半ですけど)
ライフゲインが多いのでアグロの攻撃は耐えやすいです.
また,墓地からの蘇生が主なので除去もそこまで痛くないです.
ですが,太陽降下や一時的封鎖のような全体追放効果は致命的です.
また,墓地からのリアニメイトが主体なので墓地を追放されるのも無理です.
「アンタ,致命的だぜ」
4. 採用しているクリーチャーについて
このデッキで採用しているクリーチャーについて説明します.
4.1 内陸の聖別者
1マナのライフゲイン要員なので置きやすくて便利です.
4.2 うなる大殺犬
パワー2以下を登場させるたびに諜報1が誘発するので墓地を増やしやすいです.
墓地が必要なデッキなので重要度はかなり高いです.
ドローを調整できるのも非常に助かります.
この効果のおかげで過去立たせを探しやすいですから.
4.3 一生の絆の二人組
2マナのライフゲイン要員です.
最初この枠は手つかずの饗宴の事件にしていました.
手つかずの饗宴の事件は1マナで置きやすく,エンチャントなので除去されにくいのが強みです.
ですが,クリーチャーでないのでクリーチャー登場時効果が誘発しませんし,過去立たせでリアニメイトできないので変更しました.
好みで手つかずの饗宴の事件に戻しても良いと思います.
4.4 星景の僧侶
このデッキのフィニッシャーです.
一気に20点以上ライフゲインして相手のライフを削り飛ばすことともよくあるくらいです.
星景の僧侶をすべて追放されたら勝ち目がほぼ無くなるくらい重要です.
なので,あらゆる領域から特定のカードを追放する一巻の終わりと死人に口無しは物凄く恐ろしいです.
4.5 大洞窟のコウモリ
もはや説明不要なくらい良く使われるピーピングハンデス内蔵クリーチャーです.
相手の厄介なカードを一時的に追放することで時間を稼げるのが良いです.
2マナかつ飛行&絆魂なのでデッキとの相性もバッチリです.
4.6 アマリア・べナヴィデス・アギーレ
一般的なライフゲインデッキの主力クリーチャーです.
ですが,このデッキの主な役割はうなる大殺犬と同様に墓地を増やすことです.
探検で土地も引けるのでそれも助かります.
とりあえず,過去立たせを使うために4マナは欲しいですから.
アマリア・べナヴィデス・アギーレが生存し続ければ押し切ることも可能です.
ですが,大抵優先的に除去されてしまうので押し切るのは難しいです.
護法で3点くらってくれればそれだけリーサルに近づくので無駄ではないですけどね.
4.7 残忍な巡礼者、コー追われのエラス
2マナのライフゲイン要員です.
手つかずの饗宴の事件を外した枠に採用しました.
接死持ちなので大型を止めやすくて助かります.
自分以外のクリーチャー死亡時に1点ライフを削るのでチャンプアタックやチャンプブロックでリーサルを狙えるのも良いです.
過去立たせがあるので弾は用意しやすいですし.
ただし,色拘束は厳しめです.
なので,レア土地少なめで登場させにくいと感じるなら先程紹介した一生の絆の二人組や手つかずの饗宴の事件にしても良いと思います.
4.8 永劫の無垢
ターン1回ですが,パワー2以下登場時に1ドローするので手札を稼げます.
うなる大殺犬とアマリア・べナヴィデス・アギーレだけだとやや過去立たせにアクセスしにくかったので安定感を上げるために採用しました.
破壊されてもエンチャントになるので除去耐性がありますし,毎ターン誘発できるので長期戦に強いのも利点です.
優秀なカードなのですが,使いにくいと感じる場面も多々あります.
ざっくり不満点を挙げます.
(1)能力を使う前に追放除去で処理されてしまうことがある.
(2)3マナなので若干プレイしにくい.
(3)3マナなので過去立たせで蘇生できない.
(4)ダブルシンボルなので色が足りないこともある.
(1)~(4)の不満を解消したいならお手伝いする狩人が良いのではないかと思います.
登場時にすぐドローできますし,2マナのシングルシンボルなので登場させやすく過去立たせで蘇生させられますから.
ファウンデーションズのコモンなので集めやすいですし.
長期戦重視なら永劫の無垢,使いやすさ重視ならお手伝いする狩人と使い分けるのが良いと思います.
5. 採用しているクリーチャー以外のカードについて
このデッキで採用しているクリーチャー以外のカードについて説明します.
5.1 失せろ
2マナインスタントでクリーチャーやエンチャントやプレインズウォーカーを破壊できるので便利です.
天敵である一時的封鎖を破壊出来ますし,それなりの頻度で見かけるヴェールのリリアナや悪夢滅ぼし、魁渡も破壊できますから.
ただし,相手に地図トークンを2個与えるデメリットは想像以上に重いのが難点です.
この枠は除去なら何でもOKなので他のカードを採用するのも有りです.
例えば,大型クリーチャー破壊かエンチャント破壊を選べる邪悪を打ち砕く,シンプルに使いやすいクリーチャー破壊の喉首狙い,相手が選ぶから呪禁や護法を貫通するシェオルドレッドの勅令などですね.
5.2 逃げ場なし
瞬速でタフネス3まで処理出来る便利なエンチャントです.
コンバットトリックとしても使えるので便利です.
特筆すべきは呪禁や護法を無効化できることです.
最近は破片魔道士の救出や幽霊による庇護を採用したアグロデッキが多いのでそれらに対して非常に有効です.
この枠も除去ならOKなので環境に応じて各人の使いやすい除去を採用してください.
アグロが多すぎて除去が追いつかないと感じるならクリーチャーの枚数を削って軽量除去を増やしても良いですし.
5.3 過去立たせ
このデッキの最重要カードです.
如何に多くのクリーチャーと星景の僧侶を同時にリアニメイトできるかが勝負ですから.
なので,全力で過去立たせを探してキープしてください.
うなる大殺犬やアマリア・べナヴィデス・アギーレを一緒にリアニメイトできれば2枚目以降を探すのは楽になります.
なので,リーサルを狙えない場面で使っても全く問題ないです.
体感ではだいたい2枚目の過去立たせで勝つことが多い感じです.
1枚目の時は墓地が十分でない場合が多いので1枚目で墓地を貯めて2枚目で勝つイメージですかね.
6. 採用している土地について
このデッキで採用している土地について説明します.
色指定が厳しいデッキではないので好みで色々調整して下さい.
6.1 秘密の中庭
土地3枚目まではアンタップインで置ける白黒発生土地なので序盤を重視する場合に便利です.
3マナくらいまでは止まらないで欲しいので出来れば4枚採用したいところです.
(3枚採用なのは3枚しか持っていないからです)
サンダー・ジャンクションの無法者は2026年が終わるまで使えます.
なので,白黒デッキで序盤を意識するデッキを良く使うならワイルドカードで作ったほうが良いと思います.
ということは,私も作るべきですね. (・ω・; )
6.2 コイロスの洞窟
アンタップインの無色土地ですが,1点失うことで白か黒を発生させます.
序盤を意識するなら助かるのですが,アグロが多い環境だとダメージが気になるところです.
後は自動でマナを払う時はライフを失わないために優先的に無色で払われてしまう点に注意です.
色がギリギリの場合は手動でマナを払わないと非常に困りますので.
団結のドミナリアは2025年7月24日(予定)までしか使えません.
なので,個人的にはワイルドカードで作らないほうが良いと思います.
6.3 薄暗い裏通り
白黒発生タップイン土地ですが,登場時に諜報1を行えるのが便利です.
(特殊土地なのに平地と沼を持っているので助かる時もあります)
墓地を肥やしたいですし,ドローをコントロールすることで動きが安定しますから.
2枚だけ持っているので2枚採用ですが,本当は4枚採用にすべきなのでしょう.
カルロフ邸殺人事件は2026年が終わるまで使えます.
なので,白黒デッキで諜報1が有効なデッキを良く使うならワイルドカードで作って良いと思います.
そう考えると私も作るべきなのかもしれませんが,悩みますね…. (-_-;)
2色発生アンタップイン土地は割と良く作るのですが,タップイン土地は余程必要でない限りなかなか作らないので.
6.4 磨かれたやせ地
白黒発生タップイン土地ですが,登場時に1点回復するのが便利です.
アマリア・べナヴィデス・アギーレや星景の僧侶の効果を土地を置くだけで使えるので.
コモンなので集めやすいですし.
でも,他に有用な土地があるなら入れ替えてしまってOKです.
7. おわりに
今までライフゲインデッキで攻撃せずに勝つデッキはあまり組まなかったので新鮮でした.
レア少なめで組めるのでよろしければ是非遊んでみて下さい.
他にも過去立たせを使った面白いデッキを使ってみたいです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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