1. はじめに
36弾で墓城に追加カードが来たので,墓城デッキを組み直してみました.
旧オーバーブーストの“墓城誓装”黒崎春日を使用していますが,結構戦えます.
さらに久しぶりにネイ以外の墓城七姫も色々と使えて楽しいです.
そこで今回は組み直した墓城デッキを紹介したいと思います.
ネイ以外の墓城七姫や“墓城誓装”黒崎春日を使いたい方におすすめしたいです.
このデッキは最近のデッキの中だと比較的安価に組めます.
そのため,初心者や布教用にもおすすめしたいです.
2. デッキレシピ
まずデッキレシピを紹介します.
※1 カード名の後ろの数字は採用枚数・1枚の値段となっています.
※2 カードの値段は記事作成時の遊々亭さんの値段を参照させていただきました.
プレイヤー
黒崎春日 1・500
デュナミス
墓城の庭師ルディーニ 2・200
竜朽舞闘スケルタルダンサー 2・50
優艶の旋律リャナンシー 2・200
蔓延する『悪疾』アッハーズ 1・100
『冥滅』する神獄エレシュキガル 1・980
【運命剣臨】電影妹NS・ルナ 1・3480
【剣誓『節制』】春日 1・1980
混迷のイデア クレプス 1・780
災厄のイデア マルディシオン 1・100
フラグメンツ・アル・アジフ 1・500
“墓城誓装”黒崎春日 上 3・400
(“墓城誓装”黒崎春日 下 1・150 )
スタートカード
魔導の墓城姫ぐうたらネイ 1・20
IG枠
墓城の奏者レプイヤ ←LR 4・100
墓城七姫 我欲のアーシア ←VB 4・50
墓城七姫 究明のハーシェル 3・20
墓城の道化プーニーレ 3・150
墓城七姫 四の姫サリア 3・400
墓城の哨戒役パトラ 3・50
非IG枠
コスト4
墓城七姫 寵愛のマリメナ 4・200
コスト5
炎天下の侍従 墓城のスタブ 4・20
ハプニング・プール 墓城姫ネイ 2・200
コスト6
墓城七姫 壱の姫アーシア 4・100
コスト7
墓城七姫 六の姫ネイ 2・100
一寸先を識る者 墓城姫ネイ 2・300
コスト8
墓城七姫 虚実のサリア 4・200
コスト10
墓城七姫 五の姫ハーシェル 2・400
イベント
開け、幻想の門 1・50
春日とネイ 墓城への誓い 4・100
デュナミス合計:8820円
オーバーブースト合計:1350円
メインデッキ合計:7510円
デッキ総額:17680円
一見すると結構高いですけど,デュナミスの高額部分を不採用ならもっと安く組めます.
また,このデッキには“墓城誓装”黒崎春日など「エンジョイ!ノスフェラトゥ」収録のカードを複数採用しています.
そのため,「エンジョイ!ノスフェラトゥ」が入手出来ればさらに安く組めます.
特に「エンジョイ!ノスフェラトゥ」は春日のIGR目当てでたくさん購入した方がいます.
なので,そういった方から安価で譲ってもらえると助かりますね.
「エンジョイ!ノスフェラトゥ」をたくさん抱えている方は放出する良い機会かもしれません.
墓城七姫 四の姫サリアと墓城の奏者レプイヤが再録されたのは大きいですね.
以前は墓城七姫 四の姫サリア1枚で2000~3000円くらいしていましたから.
春日のプレイヤーカードの値段が上がって500円になっているのは驚きました.
「エンジョイ!ノスフェラトゥ」の通常版以外だと高額なIGRしかないからですね.
Z/Xはフリーカードを印刷して使えます.
基本的には期限があるのですが,プレイヤーカードに関しては無期限です.
そのため,フリーカードでも構わなければ上記ページの「シングルカード」→「プレイヤーカード セット」の春日を使えばOKです.
3. デッキの動かし方
トラッシュからの登場が主なのでとにかくトラッシュ増加を優先して動きます.
さらに6リソースまでにノスフェラトゥLv2が必要なのでそちらにも気を付けます.
ただし,ウェイカーの枚数が少ないのでLv2以降は状況に応じてLvアップしたいです.
墓城の道化プーニーレの効果のために極力1枚は裏向きのウェイカーを残したいです.
準備が出来たら6リソースから盤面を埋め尽くして相手に圧力をかけていきます.
一度準備が整ってしまえば再展開は容易なので物量で押しきって勝利します.
3.1 1ターン目(3リソース時)
下記4種のカードのいずれかをプレイします.
次ターンに墓城七姫 寵愛のマリメナを使うためにノスフェラトゥLv上昇を優先します.
前の3枚はいずれもLvを上げつつ,トラッシュを増やせるので優先度が高いです.
墓城の道化プーニーレは相手のコスト4以下のゼクスを破壊出来ます.
自身の攻撃と合わせて2面取れるのでなかなか便利なゼクスです.
墓城七姫 四の姫サリアはトラッシュが13枚以上あれば黒1でトラッシュから登場出来ます.
攻め手として有効なので早期にトラッシュに置いてトラッシュ枚数を達成したいです.
墓城七姫 究明のハーシェルは条件を満たせば自ターン終了時に1ドロー出来ます.
トラッシュに墓城が4枚以上必要なので序盤は使えませんが,ドローは有難いです.
墓城の哨戒役パトラはLvを上げられませんが,トラッシュを2枚増やしつつ1ドロー出来ます.
トラッシュを増やしやすく,ウェイカーを捲り切っても使いやすいので助かります.
ただ,私が使うと割と高い確率で2枚のうち1枚誓いであることが多いです….
3.2 2ターン目(4リソース時)
ノスフェラトゥLv2を達成出来るならば墓城七姫 寵愛のマリメナをプレイします.
1ターン目でLvアップ出来ていればトラッシュを増やしつつ,回収が出来てGOODです.
この効果で回収したいゼクスは上記4種です.
5リソース時に動けるなら,炎天下の侍従 墓城のスタブを回収します.
6リソース時を考慮するなら,墓城七姫 壱の姫アーシアかハプニング・プール 墓城姫ネイです.
7リソース時まで使えませんが,墓城七姫 我欲のアーシアを持っておくのも有りです.
墓城七姫 寵愛のマリメナがプレイ出来ないなら,3リソース時と同じ動きをします.
後の展開のために最悪でもこのタイミングでノスフェラトゥLv1は達成しておきたいです.
3.3 3ターン目(5リソース時)
手札とトラッシュの状況次第で2パターンの動きが考えられます.
3.3.1 炎天下の侍従 墓城のスタブから墓城の奏者レプイヤを展開出来る場合
炎天下の侍従 墓城のスタブから墓城の奏者レプイヤを展開します.
合計3体のゼクスを登場させられるため,相手のライフを2点削れるチャンスです.
ここで2点削れると次のターンでの勝利も見えてきます.
イデアドライブで1面破壊されそうなら攻撃しないで3面囲んだ状態でエンドも有りです.
もしくは敢えてイデアドライブを打たせて相手の手札を削り,選択肢を減らすのも有効です.
3.3.2 炎天下の侍従 墓城のスタブから墓城の奏者レプイヤを展開出来ない場合
デュナミスから墓城の庭師ルディーニをプレイします.
トラッシュや手札状況的に割とこちらのプランを採用することが多いです.
墓城の庭師ルディーニはトラッシュを増やしつつ,キーカードを回収出来ます.
次ターンのために必ず墓城七姫 壱の姫アーシアかハプニング・プール 墓城姫ネイを手札に持っておきたいです.
3.4 4ターン目(6リソース時)
IGOBしない場合とする場合の展開例を紹介します.
3.4.1 IGOBしない場合
墓城七姫 壱の姫アーシアをプレイして一気に盤面展開していきます.
下記のカードを上段左から順番に登場させていきます.
墓城七姫 壱の姫アーシアのゼクス登場効果を使う段階で相手のチャージは3枚になっています.
そのため,墓城七姫 虚実のサリアは5コスト以下になっています.
さらに墓城七姫 虚実のサリアは6コスト以下の墓城を登場させます.
なので,炎天下の侍従 墓城のスタブ登場前にさらに墓城七姫 壱の姫アーシアと墓城七姫 虚実のサリアを展開させることが可能です.
トラッシュ次第ではハプニング・プール 墓城姫ネイをゼクス展開の起点に出来ます.
その場合は墓城七姫 壱の姫アーシアの前に一寸先を識る者 墓城姫ネイを登場させることが可能になります.
以前よりも展開力が強化されたのでトラッシュの準備が万全なら全面埋めるのは容易です.
6コスト以上が複数枚並ぶので除去が弱いデッキだと返すのはかなり苦労します.
(墓城七姫 五の姫ハーシェルによる全体パンプが機能していれば尚更です.)
しかも,再展開も容易なので一度動き始めてしまえば常に盤面を制圧し続けられます.
3.4.2 IGOBする場合
“墓城誓装”黒崎春日から始めて3.4.1と同じ動きをします.
こちらだと3コストで3.4.1と同じ動きが出来るため,残りのコストで他の動きが出来ます.
残り3コストで再度オーバーブーストして【運命剣臨】電影妹NS・ルナになるのも手です.
3.5 5ターン目以降(7リソース時以降)
基本的には3.4と同じ動きをします.
ですが,リソースが黒7枚になったことで墓城七姫 我欲のアーシアが使用可能になります.
墓城七姫 我欲のアーシアから始めることで僅か2コストで3.4.1と同じ動きが可能になります.
そのため,7リソース以降は墓城七姫 我欲のアーシアさえ登場すればいくらでも動けます.
オーバーブーストしたい場合はハプニング・プール 墓城姫ネイから墓城七姫 六の姫ネイを登場させることで春日とネイ 墓城への誓いを回収します.
相手のチャージが2枚必要ですが,この方法で誓いを回収出来るのはかなり助かります.
特に,私は誓いをイグニッションや効果でデッキから落として誓えないことが多いですから.
ハプニング・プール 墓城姫ネイを採用しているのは誓いを回収するのが主目的だったりします.
4. デッキの補足
この項目ではデッキに採用しているカードについて補足します.
4.1 メインデッキ
4.1.1 魔導の墓城姫ぐうたらネイ
盤面を空ける&チャージ補充として優秀です.
このデッキは効果の発動に相手のチャージを参照するカードが多いです.
そのため,破壊の効果を使用してチャージを2枚与えることも良く行います.
墓城七姫 虚実のサリアがゼクス展開能力の使用にチャージを使用します.
そのため,以前よりもチャージブーストを優先することが多いです.
4.1.2 墓城七姫 虚実のサリア
墓城デッキの展開の要です.
手札でもコストが下がるので,手札から4~6コストでプレイすることもあります.
ゼクス登場能力にチャージを使用するので,チャージの残り枚数に気を付ける必要があります.
オーバーブーストもチャージを使うのでチャージ管理はいつもよりしっかり行いましょう.
4.1.3 墓城七姫 五の姫ハーシェル
トラッシュを守りつつ,墓城全体のパワーを+2000出来るので場の完成時に置きたいです.
トラッシュの墓城2枚に付きコストが下がるので14枚貯めて3コスト以下にしておきたいです.
そうすれば,墓城の奏者レプイヤで登場させることが出来ますから.
トラッシュ枚数の達成が厳しい場合はなんとか10枚を目指し5コストにします.
すると,墓城七姫 壱の姫アーシアか墓城七姫 虚実のサリアで登場させられますから.
4.2 デュナミスについて
4.2.1 竜朽舞闘スケルタルダンサー
基本的にはノスフェラトゥLvのために表にするだけです.
残念ながら現環境だとこのカードを登場させている余裕がありませんので.
(再び7コストウェイカーを活躍させられるようなカードが欲しいですね.)
そのため,他のノスフェラトゥのウェイカーでも全く問題ないです.
採用理由は「エンジョイ!ノスフェラトゥ」に2枚収録されていて集めやすいからです.
4.2.2 優艶の旋律リャナンシー
チャージ消費1枚,トラッシュ4枚増加,破壊効果とこのデッキに無くてはならないカードです.
自身がノスフェラトゥなので,倒されてもノスフェラトゥLvは上がります.
しかし,6リソース時点でノスフェラトゥLv2にしたいのでタイミング的には遅いです.
2枚採用していますが,他のカードを積みたいなら1枚でも可です.
4.2.3 蔓延する『悪疾』アッハーズ
チャージ消費は重いですが,盤面を空けながら5コスト以下を回収出来るので優秀です.
主に6リソース時のイグニッションで出たゼクスを使ってハプニング・プール 墓城姫ネイか墓城七姫 虚実のサリアを回収します.
もしくは盤面展開完了前に7リソース時に備えて墓城七姫 我欲のアーシアを回収します.
4.2.4 『冥滅』する神獄エレシュキガル
チャージ消費3枚と重いですが,破壊効果とトラッシュからの登場効果があるため強力です.
墓城の奏者レプイヤから墓城七姫 五の姫ハーシェルを登場させることが多いです.
IGOBした後であれば,効果を使うことも考慮出来ます.
“墓城誓装”黒崎春日はチャージだけでなく,手札もコストに出来ますからね.
チャージ消費が気になるなら耽溺の神海エレシュキガルと入れ替えるのも有りです.
6コスト以上限定ですが,盤面処理は有難いですし,手札の情報を得られるのは大きいです.
手札の内容次第では相手のイデアドライブを封じることが出来るかもしれませんし.
4.2.5 【運命剣臨】電影妹NS・ルナ
このデッキでは唯一自壊効果があるため,詰めの場面で活躍してくれます.
最近は青や赤以外でもドロー効果があるので能力によるドロー禁止が刺さりやすいです.
非常に強力なのでガンガン誓える人は採用枚数を増やしたいです.
一応再録されて一時期よりはかなり安くなっているものの,未だにお値段高めです.
デッキパワーは低下しますが,このカードが無くても本筋の動きに影響はないです.
そのため,入手が厳しい場合は採用しなくてもOKです.
4.2.6 【剣誓『節制』】春日
トラッシュと手札を増やせるため,かなり優秀なオーバーシフトです.
ですが,剣臨器が5コスト以上のネイなので,このデッキだと対象が少ないです.
しかも,トラッシュにもネイが欲しいので終盤用に1枚だけ採用しています.
炎天下の侍従 墓城のスタブをルーガルー・ハロウィン 墓城姫ネイに変えるなら,【剣誓『節制』】春日の採用枚数を増やすのも有りです.
4.2.7 混迷のイデア クレプス
ドリーム・キー3個で登場出来る6コストパワー9000です.
全面埋めて返したいときに使えると結構便利だったりします.
4.2.8 災厄のイデア マルディシオン
ドリーム・キー4個で登場出来る7コストパワー10500です.
相手のオーバーブーストを倒したり,相手の構えている能力を使わせたい時にも便利です.
4.2.9 フラグメンツ・アル・アジフ
基本的にはイデアドライブで迎撃する用に採用しています.
0コストで打つにはネイ2枚とこのデッキだと条件が厳しいですが,なるべく欲しいです.
安定して0コストで使いたいならネイの枚数を増やしたいです.
1コストでしか使わないと割り切れるならばカードデバイスの変革者で代用するのも有りです.
5. おわりに
久しぶりに“墓城誓装”黒崎春日を使いましたが,想像以上に戦えました.
最近旧オーバーブーストはほとんど見かけませんが,これを機にまた使われると良いですね.
比較的安価にデッキが組めるので墓城メインのデッキに興味が湧いたら是非使ってみて下さい.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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