1. はじめに
MTGアリーナのレアと神話レアのワイルドカードは結構貴重です.
入手機会は多いものの,作成したいカードが多いのですぐに底をついてしまいます.
なので,なるべく使う機会が多い優秀なカードにワイルドカードを使いたいです.
そこで今回はテーロス還魂記でおすすめのレア&神話レアを紹介します.
テーロス還魂記は2021年9月までしかスタンダードで使えません.
スタンダードでの使用期間は限られている為,必要なところをしっかり押さえておきたいです.
2. 白のおすすめレア&神話レア
白のおすすめレア&神話レアは3枚です.
2.1 太陽冠のヘリオッド
テーロス還魂記の神クリーチャーサイクルの白版です.
3マナ5/5で破壊不能と非常に優秀ですが,信心が5未満だとクリーチャーになりません.
自身で信心1は補えるので他のカードで残りの信心4を満たせばOKです.
そのため,色拘束の厳しいカードと相性が良いです.
太陽冠のヘリオッドの優秀なところはライフを得るたびに+1/+1カウンターを任意のクリーチャーに乗せられることです.
そのため,絆魂持ちのクリーチャーとは非常に相性がいいです.
2マナ払えば自身の能力で絆魂を付与出来るので,能力が自己完結しているのも優秀です.
2.2 空の粉砕
コントロールデッキ向けのクリーチャーリセットカードです.
相手がパワー4以上のクリーチャーをコントロールしていると1ドローされてしまいます.
ですが,クリーチャーを一掃出来るので白系のコントロールでは非常に重宝します.
ですが,カルドハイム発売後の現在だと同じ役割をドゥームスカールが担えます.
普通に唱えると5マナと重いですが,予顕することで3マナで唱えられます.
どちらも一長一短あるので目的に応じて上手く使い分けたいです.
2.3 エルズペス、死に打ち勝つ
重い英雄譚だけあって優秀な能力が3つも使用出来ます.
主にコントロール寄りのデッキで見かけることが多いです.
1章ではマナコスト3以上の相手のパーマネントを1つ追放出来ます.
対象がパーマネントと広く,しかも追放による除去なので再利用されにくいのは強力です.
2章では対戦相手がクリーチャー以外の呪文を唱えるのに2マナ多く要求します.
そのため,相手の動きをかなり制限出来ます.
ビートダウン系のデッキでもエンバレスの宝剣や火力呪文が使いにくくなるので刺さります.
3章では自分の墓地からクリーチャーかプレインズウォーカーを1枚蘇生しつつ,1サイズ大きくします.
3章のおかげで仮にフィニッシャーを除去されたとしても立て直しが可能になります.
相手からしたら苦労して除去したフィニッシャーを楽に戦場に戻されるのは堪らないはずです.
3. 青のおすすめレア&神話レア
青のおすすめレア&神話レアは0枚です.
まあ,無いこともないんですが,今から作る必要性をそこまで感じないんですよね.
私的には他の弾の青にワイルドカードを使ったほうが良いと感じます.
4. 黒のおすすめレア&神話レア
黒のおすすめレア&神話レアは3枚です.
4.1 悲哀の徘徊者
所謂サクリファイスデッキ,生け贄がコストになるデッキで良く見かけるカードです.
初子さらいやアクロス戦争で相手のクリーチャーを一時的に奪って,相手に返却する直前で生け贄に捧げて相手のクリーチャーを除去する目的で使います.
悲哀の徘徊者の効果でヤギトークンを登場させるので最低でも1回は占術出来ます.
悲哀の徘徊者が倒されたとしても脱出で5/4になって復活します.
そのため,墓地を能動的に肥やすことで攻め手が尽きにくいです.
4.2 ティマレット、死者を呼び出す
主に墓地を増やす目的で採用されます.
最後まで進めば墓地+4枚,ゾンビ2枚登場,2点回復&占術2が出来ます.
1章ごとの効果はやや地味ですが,脱出を能動的に使用するデッキだと重要度が高いです.
4.3 裏切る恵み
登場時に3ドロー出来るコントロールで採用されるカードです.
ただし,ドロー枚数が多い分,それ以降に呪文を唱えるたびに1点ライフを失います.
そのため,ドローした後は速やかに退場して欲しいエンチャントです.
予言された壊滅と一緒に使って生け贄にされるのを良く見かけます.
他にも空を放浪するもの、ヨーリオンで追放して再度3ドローする人もいますね.
5. 赤のおすすめレア&神話レア
赤のおすすめレア&神話レアは4枚です.
5.1 灰のフェニックス
赤単アグロに欲しい3マナクリーチャーです.
3マナ2/2とサイズは小さめですが,飛行と速攻のおかげでライフを削りやすいです.
さらに,3マナ払うごとに+2/+0修正を受けます.
そのため,持て余している余剰マナを打点に変換しやすいのは優秀です.
上記だけでもかなり優秀なのですが,さらに脱出も行えます.
序盤に登場させて散っていったカードたちを最利用して再度戦場に舞い戻れます.
その姿たるや,まさしく不死鳥の名に相応しいです.
脱出に必要な墓地は3枚で良いため,アグロデッキならば問題なく満たせるのも◎.
脱出のおかげで青黒ならず者デッキの相手はかなり楽です.
5.2 アクロス戦争
相手のクリーチャーを奪いつつ,状況を動かし,除去も出来る便利カードです.
そのため,コントロールデッキだけでなく,アグロデッキでも採用を検討出来ます.
2章で相手は強制突撃,3章で突撃したクリーチャーは自分のパワー分ダメージを受けます.
なので,パワー以下のタフネスしかないクリーチャーは一掃出来ます.
5.3 嵐の怒り
赤系コントロールデッキのリセットカードです.
全体4点ダメージなので確実性は低いですが,比較的多くのクリーチャーを除去出来ます.
タフネス5以上の大型クリーチャーに対しては別の火力呪文で退場願いましょう.
5.4 アゴナスの雄牛
登場すると自分の手札をすべて捨てて3ドローします.
手札の枚数に関係なくアゴナスの雄牛が登場すれば3ドロー出来ます.
そのため,手札が0枚の状況だと非常に有効です.
手札が切れやすい赤系デッキのドローソースとして使えます.
しかも,赤2と墓地8枚で脱出も出来ます.
そのため,脱出をメインギミック採用したデッキでかなり良く見かけるカードです.
6. 緑のおすすめレア&神話レア
緑のおすすめレア&神話レアは2枚です.
6.1 セテッサの勇者
エンチャントを登場させるたびにこのカードに+1/+1カウンターを乗せて1ドローします.
そのため,手札を減らさずにエンチャントを展開出来て優秀です.
しかも,カルドハイムではドロー効果付きのルーンエンチャントが追加されました.
そのため,ルーンをメインにしたデッキでは非常に活躍してくれます.
6.2 鋭い目、ナイレア
テーロス還魂記の神クリーチャーサイクルの緑版です.
戦場に置いておくだけでクリーチャー呪文のコストが1下がるので展開しやすくなります.
変容のコストも1下がるので変容デッキが動かしやすくなります.
3マナでデッキ上のクリーチャーカードを手札に加えられるので余剰マナを活かしやすくて◎.
実はあんまり見かけないカードなのですが,私が好きなのでおすすめカードに載せてみました.
緑はエッジウォールの亭主やグレートヘンジでドローやマナ加速が出来るからあんまり使われないんですかね.
7. 多色&無色&土地のおすすめレア&神話レア
多色&無色&土地のおすすめレア&神話レアは6枚です.
7.1 夢さらい
青白コントロールデッキの重量級フィニッシャーです.
このカードを登場させられるまで持ち堪えれば勝利は目前クラスのパワーカードです.
飛行,絆魂のおかげで比較的安全かつ確実に攻撃を通しつつ,ライフ差をつけられます.
さらに,ドローするたびに+1/+0修正を受けるのでダメージレースで勝ちやすくなります.
しかも,自身の攻撃時に1ドローするので手札が切れにくく,パンプを活かしやすいです.
特筆すべきは手札を1枚捨てると呪禁を得ることです.
そのため,非常に多くの効果から自分を守れてこちらのペースを維持しやすいです.
非常に優秀な回避能力ですが,生け贄や全体除去は効くので打ち消しは構えておきたいです.
7.2 半真実の神託者、アトリス
青黒デッキのドローソース兼アタッカーです.
ライブラリーの上から3枚を相手が表と裏の束に分けて好きな方を自分で選択します.
相手の分け方次第ですが,どちらにしろ手札を増やせるので悪くないです.
威迫持ちの3/2なのでチャンプブロックされにくく,相手のライフを削りやすいのも◎.
7.3 悪夢の詩神、アショク
青黒デッキ向けのプレインズウォーカーです.
2/3ナイトメアトークンを生成しつつ,相手のライブラリーを追放していきます.
忠誠心を7消費すれば追放領域にある相手のカード3枚をマナコストを支払わずに唱えられます.
そのため,追放したカードが強ければ強いほどリターンが非常に大きいです.
忠誠心-3でパーマネントを1枚バウンス出来るのもかなり便利です.
7.4 死の飢えのタイタン、クロクサ
赤黒デッキを組む理由になるレベルで強力なクリーチャーです.
ハンデスしつつ,3点ダメージを飛ばせるので非常に強力です.
とはいえ,戦場に残すには脱出しなければならないので墓地を能動的に増やす必要があります.
強力なカードなのですが,2マナなので低コスト対象の呪文に倒されてしまう点に注意です.
破壊ならば大して問題ないのですが,追放されると非常に痛いです.
7.5 運命の神、クローティス
テーロス還魂記の神クリーチャーサイクルの赤緑版です.
自分の戦闘前メインフェイズ開始時に墓地からカードを1枚追放し,それが土地なら赤か緑1マナ,そうでないならば自分は2点ライフを得て,相手に2点ダメージを与えます.
毎ターン墓地を1枚追放出来るので墓地対策として機能します.
土地以外を追放すれば毎ターンダメージレースで4点差がつけられるのは優秀です.
7.6 ~の神殿シリーズ
登場時に占術1が使える2色タップイン土地です.
占術1のおかげでドローを安定させやすいので,非常に多くのデッキで採用されています.
ちなみに残りの色の組み合わせは基本セット2021に収録されています.
8. おわりに
テーロス還魂記は2020年1月16日実装ですが,今でも活躍するカードは割と多いですね.
(青のおすすめカードが思いつかなかったのは意外でしたけど….)
皆さんの使いたいデッキに応じて必要なところを作ってみて下さい.
この記事がワイルドカードを有効に使う参考になれば幸いです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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