1. はじめに
MTGアリーナのレアと神話レアのワイルドカードは結構貴重です.
入手機会は多いものの,作成したいカードが多いのですぐに底をついてしまいます.
なので,なるべく使う機会が多い優秀なカードにワイルドカードを使いたいです.
今回はストリクスヘイヴン:魔法学院でおすすめのレア&神話レアを紹介します.
ストリクスヘイヴン:魔法学院のカードは他のカードセットに比べるとマイルドな印象です.
ですが,紹介するために再度見直してみるとなかなか有用なカードが多い感じでした.
なので,おすすめカードをなるべく絞ったつもりですが,思いのほか多くなってしまいました.
2. 白のおすすめレア&神話レア
白のおすすめレア&神話レアは6枚です.
2.1 謹慎補講
1ターン時間を稼ぐのに有用なソーサリーです.
遅いデッキなら準備時間を,早いデッキなら相手の妨害を遅らせて殴る時間を稼げます.
講義なので履修で簡単に手札に加えられるため1枚作っておくと便利です.
前者の効果なら一番使われたくないカードを選ぶことで相手の最適な行動を遅らせます.
相手のフィニッシャーや全体除去を指定したりするのがいいですね.
後者であればパーマネントを1枚無力化出来るのでダメージレースで優位に立ちやすくなります.
例えば相手の厄介なクリーチャーを対象にすることでダメージレースから脱落させられます.
すると相手の攻撃で負けるリスクが減りますし,こちらの攻撃が通りやすい状況を作れます.
相手のプレインズウォーカーを1ターン無力化することも出来るのも悪くない感じです.
2.2 厳しい試験官
パーマネントが登場した時に発動する能力(以下ETB能力)を妨害出来ます.
ETB能力発動に2コスト払うのはなかなか重いのでメタカードとして重宝します.
優秀な妨害能力である反面,自分のETB能力も妨害されてしまう点が欠点です.
そのため,このカードを採用する時はなるべくETB能力持ちカードは採用したくないです.
2.3 レオニンの光写し
魔技で自分のすべてのクリーチャーに+1/+1修正を与えます.
なので,小型クリーチャーを並べて魔技を連発すると一気に打点を稼げて爽快です.
自身の誇示や禁忌の調査のように魔技を複数回発動出来るカードと好相性です.
2.4 精鋭呪文縛り
相手の手札を確認出来るのは非常に有益ですし,1枚追放してコストを+2出来るのも優秀です.
2コスト増えることで相手の動きが鈍るのでこちらに有利な状況を作りやすいです.
アグロデッキを使っているなら全体除去を2ターン遅らせられるわけですからね.
相手の手札が減らないので初見のインパクトは薄いですが,使われると非常に厄介な1枚です.
2.5 戦闘講習
攻撃するたびに自分の攻撃クリーチャー1枚に+1/+1カウンターを置いて強化出来ます.
何度も攻撃すれば小型クリーチャーが大きくなるのでアグロデッキで有効です.
疑似的な警戒としても使えるのでダメージレースで優位に立ちやすいです.
ETB能力で履修が行えるので状況に応じたカードを手札に引き込み易いのも使いやすいです.
2.6 学生の代言者、マビンダ
自分の墓地から自分のクリーチャー対象のインスタントかソーサリーを唱えられます.
唱えた呪文は墓地から追放されますが,呪文を使い回せるので魔技と好相性です.
先程紹介したレオニンの光写しとは相性抜群です.
3. 青のおすすめレア&神話レア
青のおすすめレア&神話レアは1枚です.
3.1 アルカイックの教え
基本的には3マナで2ドローするためのソーサリーです.
相手が手札を使い切るデッキだと役に立ちませんが,そうでないなら手札補充に使えます.
講義なので履修で簡単に手札に加えられるため1枚作っておくと便利です.
4. 黒のおすすめレア&神話レア
黒のおすすめレア&神話レアは4枚です.
4.1 詩人の羽ペン
+1/+1修正&絆魂なのでダメージレースで勝ちやすく,ライフゲイン能力発動にも役立ちます.
装備品なのでセット先のクリーチャーが除去されても使い回せるのが利点です.
ETB能力で履修が行えるので状況に応じたカードを手札に引き込み易いのも使いやすいです.
4.2 セッジムーアの魔女
魔技で邪魔者トークンを量産して頭数を揃えやすいです.
そのため,全体強化効果や生け贄コストが必要なカードとの相性が非常に良いです.
相手からするとかなり厄介なため,優先的に除去されやすいです.
除去を打たれやすいので護法の3点ダメージが機能し易いです.
4.3 オニキス教授
黒系デッキの強力なフィニッシャーのプレインズウォーカーです.
魔技で2点ダメージ&2点回復なので,呪文を唱えるだけで延命しつつ相手を追い詰めます.
1つ目の能力で手札補充,2つ目の能力でクリーチャー除去と非常に優秀です.
そして,3つ目の能力は発動すればほぼ勝ち確と言えるほど強力な能力です.
4.4 過去対面法
自分のプレインズウォーカーは蘇生,相手のプレインズウォーカーは除去出来ます.
自分が強力なプレインズウォーカーを採用しているならサイドボードに挿しておきたいです.
講義なので履修で簡単に手札に加えられるため1枚作っておくと便利です.
5. 赤のおすすめレア&神話レア
赤のおすすめレア&神話レアは5枚です.
5.1 陰謀の理論家
手札を入れ替えながら,そのターン中に捨てたカードを唱えられます.
捨てたカードを唱えられるなら実質手札が1枚増えるようなものです.
サイクリングでも効果が発動するのでサイクリングデッキとも相性が良いです.
5.2 歴史解明学
任意の枚数手札を入れ替えつつ,自分の墓地7枚以上で3/2トークンを1枚生成します.
4マナは重い感じですが,手札入れ替えしつつ3/2を登場させるなら悪くない感じです.
講義なので履修で簡単に手札に加えられるため1枚作っておくと便利です.
5.3 回収するフェニックス
4マナで2/2は小さいですが,飛行&速攻&履修があるので結構便利です.
他のカードで履修する代わりに墓地から登場出来るのも大きな利点ですね.
早期に墓地に置ければ序盤からガンガン攻撃することが可能です.
履修持ちかつ攻撃時にサイズアップ出来る戦闘講習との相性は抜群です.
5.4 ドラゴンの介入
準備は必要なものの,ドラゴン以外に全体ダメージ&死亡時に追放は強力です.
自分の場にドラゴンしかいなければ相手だけ全体除去することも出来ますし.
青赤ならマグマ・オパスや創造の発露が捨てやすいので下準備は比較的楽です.
5.5 弾ける力
Xの5倍のダメージを広い対象に飛ばせる赤系デッキのフィニッシャーです.
相手プレイヤーに大ダメージを与えられるので打ち消されなければそのまま勝てます.
Xが1なら5マナで5点,Xが2なら8マナで10点,Xが3なら11マナで15点,と支払うマナが増えるほどダメージ効率が良くなります.
6. 緑のおすすめレア&神話レア
緑のおすすめレア&神話レアは3枚です.
6.1 龍護りの精鋭
魔技でどんどん+1/+1カウンターが置かれてサイズアップします.
早期に登場させることで無視出来ないサイズまで成長させることが出来ます.
6マナ払えば+1/+1カウンターが2倍になるので一気にライフを奪うことも可能ですね.
6.2 使役学基礎
デッキ上6枚からクリーチャーを手札に加えられるので手が途切れにくいです.
土地は伸びたのにクリーチャーがいない状況を回避出来るので結構助かります.
さらに3点ライフを得られるのでこの呪文を唱える隙をある程度軽減出来ます.
講義なので履修で簡単に手札に加えられるため1~2枚作っておくと便利です.
6.3 節くれだった教授
4マナ5/4と良好なサイズにトランプル&履修もあるので優秀なクリーチャーです.
アグロデッキのフィニッシャーにしてもいいですし,遅いデッキの中盤を支えるのも有りです.
デッキの核になる凄く強いクリーチャーではありませんが,何かと便利なクリーチャーです.
7. 多色&無色&土地のおすすめレア&神話レア
多色&無色&土地のおすすめレア&神話レアは8枚です.
7.1 シルバークイルの口封じ
2マナ3/2と優秀なサイズで相手が指定呪文を唱えると3点ダメージ&1ドロー出来ます.
相手が使うカードが分かれば除去されるまで複数回アドバンテージを稼げます.
指定した呪文ですぐに除去された場合でも1回攻撃して1ドローと同等なので十分です.
7.2 消失の詩句
2マナで単色のパーマネントなら何でも追放出来る優秀な除去です.
除去の対象が広いですし,追放なので破壊無効に有効かつ再利用されにくいのも◎.
ただし,環境に優秀な複色のパーマネントが多い場合は他の除去も用意したいです.
7.3 空の覆い隠し
Xの数だけ2/1飛行クリーチャーを生成するので頭数を揃えやすいです.
Xが6以上なら土地とクリーチャー以外のパーマネントを一掃出来るのは強力です.
プレインズウォーカーやエンチャントを並べるようなデッキに対して刺さります.
7.4 プリズマリの命令
今回のセットの命令サイクルで最も使われると言っても過言ではないカードです.
どの効果も優秀でいつ使っても活躍してくれるのが魅力です.
青赤デッキを良く使うなら是非ワイルドカードで作りたいです.
7.5 マグマ・オパス
青赤デッキのフィニッシャーです.
4点ダメージ振り分け,パーマネントタップ,4/4トークン生成,2ドローと盛り沢山ですから.
インスタントなので相手ターンの行動を妨害して流れを掴みやすいです.
少々勿体ないですが,序盤に手札に来たら宝物トークンを生成して展開を早めるのも有りです.
7.6 刃の歴史家
自分の攻撃しているすべてのクリーチャーに二段攻撃を与える強力な能力です.
クリーチャーを並べた状態で刃の歴史家を置ければゲームを決めるくらいのパワーです.
赤や白を良く使うなら是非ワイルドカードで作成したいカードです.
信心を4稼げるので鍛冶で鍛えられしアナックスと非常に相性が良いです.
7.7 ヴェロマカス・ロアホールド
5/5で飛行&警戒&速攻と非常に優秀なクリーチャーです.
しかも,攻撃するたびにデッキ上7枚からコスト踏み倒しでインスタントかソーサリーを唱えられるのですから非常に強力です.
強力な反面,マナコストが重いので上手く工夫して早期に登場させたいです.
7.8 マスコット展示会
1枚で2/1飛行&3/2&4/4クリーチャートークンを生成します.
トークンの性能は普通ですが,1枚で3体クリーチャートークンを生成出来るのが良いです.
ロングゲームになった時にサイドボードにあると助かる場面が多いです.
全色で使える講義かつ履修で簡単に手札に加えられるので1枚作っておくとかなり便利です.
8. 両面複色のおすすめレア&神話レア
両面複色のおすすめレア&神話レアは5枚です.
8.1 増強者の拳闘家 & 残響方程式
増強者の拳闘家は序盤でも標準サイズで土地が8枚になると8/8にサイズアップします.
序盤から終盤までいつ登場させても使いやすいのが魅力です.
残響方程式は自分のクリーチャーを指定した強力なクリーチャーにコピーできます.
コストはやや重いものの,上手く決まれば一気にゲームを決めるポテンシャルを秘めています.
8.2 厄介な害獣、ブレックス & ブレックスの捜索
厄介な害獣、ブレックスは邪魔者,蜘蛛,コウモリ,昆虫,蛇を強化します.
現状だと有効なのは邪魔者と昆虫くらいですが,今後の追加でさらに化けるかもしれません.
ブレックスの捜索はダメージを受けることでライブラリーからカードを手札に加えます.
加えなかったカードは墓地に置くので墓地を増やす手段としても使えます.
15点ライフを失う覚悟があれば一気に手札を5枚増やすことも可能です.
8.3 オリークの首領、エクスタス & 血の化身の目覚め
オリークの首領、エクスタスは魔技で伝説でないクリーチャーを墓地から回収します.
1ターン生存すれば魔技で一気に手札を充実させることも可能です.
二段攻撃を持っているため,攻撃面でも頼りになります.
血の化身の目覚めはサクリファイスデッキ向けのカードです.
3体生け贄を用意出来れば黒1赤1で強力なクリーチャートークンを生成出来るのが魅力です.
8.4 炎巻物の祝賀者 & 静寂の享楽
炎巻物の祝賀者は相手がマナ能力以外の起動能力を使うたびに対戦相手に1ダメージを与えます.
少々地味ですが,塵も積もれば山となるのでジワジワ相手を追い詰めることが出来ます.
余剰マナを+2/+0修正に変換出来るのも手札が切れやすいアグロデッキと好相性です.
静寂の享楽は1ターン相手の行動を大幅に封じる強烈な拘束効果です.
自ターンに使用すれば妨害されないので,望んだ通りに攻撃を通すことが可能です.
相手ターンの頭に使用すれば相手は戦力を増やしたり,全体除去を打てません.
そのため,有利な流れを固定して勝利を呼び込みやすくなります.
8.5 血流の学部長、ヴァレンティン & 樹根の学部長、リセッテ
血流の学部長、ヴァレンティンは条件を達成すると2マナで邪魔者トークンを1枚生成出来ます.
死亡した相手のクリーチャーは追放されるので再利用を妨害する目的でも使用出来ます.
威迫&絆魂持ちなのでライフゲイン能力を発動させやすいのもメリットです.
樹根の学部長、リセッテはライフゲイン時1マナですべての自分のクリーチャーに+1/+1カウンターを1個置き,ターン終了時までトランプルを与えます.
並べた邪魔者1/1トークンを一気に強化出来るので盤面の殴り合いを有利に進められます.
同時にトランプルも得られるのでチャンプブロックを無効化出来るのも優秀です.
8. おわりに
ストリクスヘイヴン:魔法学院のレア以上は便利なカードが多いです.
講義カードは使える機会が多いので各1枚づつ作っておくと重宝しますね.
ストリクスヘイヴン:魔法学院のスタン落ちは2022年9月と1年以上先です.
そのため,使いたいカードが見つかったらどんどん作って遊んでみて下さい.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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