1. はじめに
2019年10月24日にZ/X30弾「運命の交わる刻(アルカナ・ディスティニー)」が発売されます.
今弾はゼクスにも使える新しいタイプのシフトとゼクステンド・ドライブの追加が目玉ですね.
今回はブレイバー,メタルフォートレス,エンジェル,ク・リトの新カードを紹介します.
2. 太陽に跳ねる猫女神バステト
ブレイバー専用6コストディンギルです.
自分のスクエアにあるリブートのゼクスを手札の大型ブレイバーに変換出来ます.
効果について
チャージを2枚トラッシュに置くことで,スクエアにある自分のリブート状態のゼクスを破壊し,手札から7コスト以下のブレイバーをノーマルスクエアにリブートで登場させます.
自分のスタートカードが残っていれば割卓の艶姫グィネヴィアから7コスト以下のブレイバーを登場させやすくなるため,デッキの動きがだいぶ変わりそうです.
私がこのカードの効果で登場させたいと思うブレイバーの候補は下記の6枚です.
最後のカード以外はいずれもブレイバーデッキの展開を支えるカードです.
これらを低コストで登場させやすくなるのは大きいと思います.
墓城の黒騎士イスカンダルは相手の妨害を受けずにオーバーブーストを処理出来ます.
なので,アレキサンダーデッキならばこのカードを登場させるのも良いと思います.
3. 会場変形ビッグ・S
10コストとかなり重いメタルフォートレスです.
二つある効果はどちらもメタルフォートレスを登場させるものです.
この形は有名なあの建物ですね.
一つ目の効果について
このカードが登場した時に手札からメタルフォートレスを1枚ノーマルスクエアに登場させます.
登場させるメタルフォートレスのコストに制限はないため,自身と同名以外であれば好きなカードを登場させることが可能です.
とはいえ,このカードを効果で登場させる方法がなかなか難しいです.
(流石に10コスト払うのは重すぎですからね.)
このカードを効果で登場させられるカードはパッと思いつくところで下記3枚です.
黒剣八魂ヴォーパルスティングと停留合体キング・Xは条件が厳しいですが,効果で会場変形ビッグ・Sを登場させられます.
“正義誓装”戦斗怜亜は次に手札からプレイする青のゼクスのコストを5減らします.
なので,実質5コストで会場変形ビッグ・Sをプレイ出来るようになります.
緑を混ぜてリソースをリブート出来るようになれば,割と楽に登場させられます.
二つ目の効果について
青3と手札のこのカードをデッキの下に置くことで,手札から6コスト以下のメタルフォートレスをノーマルスクエアに登場させられます.
少ないコストで大型のゼクスを登場させられるため,強そうな効果です.
ターン終了時に手札に戻ってしまうため,登場時にゼクスを展開出来る下記のようなメタルフォートレスを登場させたいです.
この効果の特筆すべき点は効果の使用にリソースなどの制限がないことです.
つまり,1ターン目から大型のメタルフォートレスを登場させることが可能です.
ちなみに1ターン目からスクエアにゼクスを残せるメタルフォートレスは現状下記1種のみです.
1ターン目から4コストをスクエアに残せるため,なかなか面白い動きが出来そうです.
停留合体キング・Xを使うなら会場変形ビッグ・Sでε17 レプトンνを登場させたいですね.
効果で登場したε17 レプトンνはターン終了時手札に戻ります.
なので,次のターンは普通にプレイすれば2ターンで4枚デュナミスを表向きに出来ますから.
さらに会場変形ビッグ・Sの効果は相手ターン中にもプレイ出来ます.
なので,相手の攻撃に合わせて効果を使いスクエアを埋めて妨害することも可能です.
除去効果持ちのメタルフォートレスを登場させれば,盤面を埋めつつさらに手を止められます.
4. ラブリーエール モテッツ
遂にエンジェルの5コストウェイカーが収録されました.
黒同様に白も汎用5コストウェイカーがプレイしにくいため有難い収録です.
効果について
登場時にデッキトップ2枚のうち1枚を手札,残り1枚をチャージに置きます.
チャージに5コスト以上のエンジェルがある場合,ノーマルスクエアにある相手のゼクス1枚を選び,ターン終了時までパワーを-6000します.
登場するだけで手札とチャージを1枚ずつ増やせるため,アドバンテージを稼げます.
エンジェルデッキはチャージから登場するカードが多めです.
なのでチャージを増やせる効果は次ターン以降の行動の幅を広げてくれます.
パワーマイナス効果は実質相手の4コスト以下までのゼクスを破壊出来ます.
なので,相手のIGで押されているときの切り返しにも役立ちます.
5. 模倣する潜伏トウチ=ト
IGアイコンを得ることが出来る5コストのク・リトです.
条件を満たせば除去効果も使えるため,なかなか強力そうです.
一つ目の効果について
条件を満たすとこのカードはすべて領域でIGアイコンを得ます.
条件自体はク・リトのIGOBイベントとほとんど共通なのでほぼ問題ありませんね.
このカードがIGで登場するようになるため,盤面展開がしやすくなります.
またライフからパワー6000が登場するようになるため,相手の攻撃を止めやすくなります.
二つ目の効果について
自分のシフトが3枚以上表向きになっていれば,起動能力でノーマルスクエアにある相手の5コスト以下のゼクスを1枚選び手札に戻せます.
攻撃時は盤面空けに使えますし,ライフから登場した場合は一気に攻勢を削げます.
条件は厳しめですが,アイコン持ちのゼクスが持つ起動能力としてはなかなか強めです.
使用感としては極麗六鳥 籠絡の胡喜媚に近い感じになりそうです.
6. おわりに
今回紹介したカードで私が一番有難かったのはラブリーエール モテッツです.
種族専用の5コストウェイカーの有無で5リソース時の行動の安定度が全く異なりますから.
なので,なるべく早めに主要な20種族全ての5コストウェイカーが揃って欲しいです.
今回紹介したカードで私が一番面白そうだと思ったのは会場変形ビッグ・Sです.
最序盤から使えますし,使い方次第で攻防どちらでもトリッキーな動きが出来そうですから.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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