1. はじめに
2022年8月25日にZ/X EXパック34弾「邪竜vs聖竜vs六神竜(ドラゴニック・ジェネシス)」が発売されます.
今弾は竜の巫女達のクライシスアーク関連の追加が目玉です.
竜の巫女関連以外で使えるカードも収録されるようなのでそちらも気になります.
今回はサテライト,シャドウ,輝聖,祈獣の新カードを紹介します.
2. サテライト7ce ウィシュー
相手に先に展開された劣勢の盤面を覆しやすくなるサテライトです.
5コスト以下2面バウンスやドローとしても使えるのでなかなか便利そうです.
グラビティアシスト持ちのゼクスはコスト比のパワーが高いです.
ですが,サテライト7ce ウィシューはコスト比のパワーが低いです.
グラビティアシストのパンプを無かったことにするくらい優れた能力である証ですね.
1つ目の能力について
このカードが手札にある時,相手のリソースが4枚以上ある場合,スクエアにある相手のゼクス1枚につき,このカードのコストを-1します.ただし,0以下になりません.
5コストなので相手のゼクスが4枚あれば1コストになります.
劣勢時限定とはいえ,1コストパワー6000はなかなか優秀だと思います.
リソース制限があるのは後攻1ターン目にプレイ出来ないようにする措置ですね.
手札でコストが下がるので,低コストを登場させる能力で登場させられますね.
2つ目の能力がプレイ登場なので登場させる機会は少ないと思いますけど覚えておきましょう.
2つ目の能力について
自ターンにこのカードがプレイ登場した時,相手はNSにある自分のコスト5以下のゼクスを2枚選び,手札に戻します.2枚戻さなかったならば,あなたは2枚引き,あなたの手札を1枚選び,デッキの1番下に置きます.
相手が選ぶのはネックですが,5コスト以下を2枚戻せるのは良いですね.
最近は全面埋めるのが容易なので2面空けられるのはかなり助かりそうです.
さらに,手札に戻せる相手のゼクスが1枚以下しかいないならドロー出来るのも◎.
序盤からガンガン攻めるデッキが流行った時はメタとして採用するのも良いですね.
3つ目の能力について
サテライト特有のグラビティアシストですね.
グラビティアシストはこのカードがNSにいると相手ターンのドローフェイズ開始時にこのカードがデッキ下に置かれて1ドローする能力です.
プレイヤースクエアなら発動しないので気にする必要はありません.
いなくなってしまうのが気になるなら破天降臨やディンギルのコストにすると良いですね.
赤の濃いデッキに入れて唯我の神意 ナナヤを登場させる際の赤以外のコストとして使うのも有りですし,青が薄いデッキで鬼謀の神機 アルダナブのコストにするのも良いですね.
3. サムライシャドウ ラギ
ノーマルスクエアのバウンスに特化した電影持ちのシャドウです.
一度に最大2面バウンス出来るので除去が弱いデッキの救世主になれそうです.
汎用性が高く,青以外のデッキに無理なく採用出来るのも優れていますね.
一旦落ち着いている現代世界で龍膽が神門を護衛する必要はあまりないと思っていました.
ですが,神門の可能性の1つであるソルの行いを考えれば,ソル化する可能性を断つために討つべしと考える者が現れても不思議ではなかったですね.
春日に万が一のことがあれば赤や青の世界の神門のようになる可能性もありますから.
それにしても神門や飛鳥,大和や相馬といった五世界に大きな影響を与える特異点が通常弾から追放され過ぎじゃないですか….(/_;)
通常弾に収録されなくなるくらいならRの枠を増やしてそこに収録でもいいと思います.
41弾では戦斗&雷鳥EXがRで収録されていますし.
Rの種類が少ないと構築の幅が狭くなるのでRの種類は増やして欲しいです.
1つ目の能力について
スクエアの5コスト以上をコストにする電影5を持っています.
電影5は対象が広いので色々なデッキで使いやすくて良いですね.
残りの能力目当て以外にスクエアにあるゼクスを使い回す目的でも使えるのが◎.
現環境だとアークゼクスを手札に戻したいことは多いですし.
青以外のデッキなら6コストの破天降臨のコストにしやすいのも良いですね.
2つ目の能力について
登場時にNSにある相手のコスト5以下のゼクスを1枚まで選び,手札に戻します.
自身は4コストながら5コスト以下まで対処出来るのは良いですね.
バウンスは任意なので戻したくない相手のゼクスを戻さなくて済むのも使いやすいです.
3つ目の能力について
このカードがコスト6以上のゼクスをコストにして“電影”によって登場していた場合,NSにある相手の7コスト以下のゼクスを1枚選び,手札に戻します.
大型ゼクスを回収しつつ,7コスト以下までバウンス出来るのは良いですね.
現環境だとアークゼクスを戻せば条件達成は容易ですし.
先ほどのバウンスと異なりこちらのバウンスは強制ですね.
アークゼクスを相手の手札に戻したくないので8コストがバウンス対象にならないのは長所とも短所とも言えます.
4. 雷光の輝聖 サエッタ
相手にライフ差で負けている劣勢時に登場しやすい輝聖です.
起動能力で除去が使えるおかげで自ターンは攻めやすく,相手ターンは守りやすいです.
1つ目の能力について
このカードが手札にある時,相手のリソースが5枚以上あり,あなたのライフが相手のライフより少ない場合,このカードのコストを-5します.
相手が先にライフを攻めてきている場合に手札で2コストになります.
たった2コストで7コストパワー10500の起動能力持ちを登場させられるのは大きいです.
手札にある場合コストが下がるので手札から低コストを登場させられるカードと一緒に使うのもいいですね.
ファースト・ステップ アラネのような自分からライフを失う効果と併用することで能動的にコストを下げて早期に登場させるのも有りだと思います.
2つ目の能力について
ターン1回の起動能力でコストとして手札かチャージにあるあなたのカードを1枚トラッシュに置き,(1)か(2)効果を解決します.
(1)ノーマルスクエアにあるこのターンの間にカードの能力で登場した相手のゼクスを好きな枚数選び,破壊します.
対象に制限があるものの,複数枚一気に破壊出来るのは良いですね.
能力による登場は非常に多いので刺さらないデッキの方が少ないですから.
ただし,アークゼクスから動くデッキが多いのでそれに倒されやすいのは心配です.
なので,相手のアークゼクスに対処する手段を同時に構えられると効果的です.
(2)ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び,デッキの1番下に置きます.
デッキ下への除去は再利用されにくいので優秀です.
自ターンの除去手段としてはこちらを使うことになります.
相手ターンの場合はこの効果を回避するために相手にEXの絶界付与を強要出来ます.
なので,パンプ効果を一緒に構えると生き残りやすくなりそうですね.
5. 密かな射撃 祈獣アメン
条件を満たせば1コストになる2コストの祈獣です.
こちらのターンにリソースを使って妨害するデッキへのメタカードですね.
D・ウィッチの部隊名はカーバンクルになったみたいですね.
宝石獣オーラカーバンクルは物凄く懐かしいカードですね.
宝石獣オーラカーバンクルが収録されているフリーカード冊子「戦神の抱擁&天界の光鎚」はカードショップで配布されていました.
それを友人に渡して「Z/Xで遊ぼうよ」と誘ったのがZ/Xを始めるきっかけでしたから.
(私はちょっとずつ集めていた青単ほぼバトルドレスデッキを使いました.)
Z/Xを始めるハードルを下げるためにも店舗配布のフリーカードは復活して欲しいですよね.
フリーカードは無料なので当時の私たちのように興味があれば直ぐに遊べますから.
試しに遊べる機会が増えればプレイ人口を増やすきっかけになるとも思いますし.
ちなみに最後にフリーカード冊子が店舗で配布されたのは2018年4月30日期限で“蒼天誓装”各務原あづみを使える「久遠の誓約」でしたね.
なので,実に4年以上店舗でフリーカード冊子が配布されていないことになります.
ポスターから「元祖無料で始められるTCG」のキャッチコピーが表記されなくなったのもこの頃からだったような気がします.(うろ覚えですけど)
1つ目の能力について
このカードが手札にある時,あなたのリソースが5枚以上あり,相手のリソースにリブートのカードが2枚以上ある場合,このカードのコストを-1します.
条件を満たせば1コストになりますね.
ですが,2リソ以上余らせることは少ないので意外と条件が厳しそうです.
なので,コントロールデッキ相手にしかコストダウンが機能しなさそうです.
イデアドライブを構えることはあるので1リソでOKなら楽でしたけど.
2つ目の能力について
自ターンに登場した時,相手のリソースにあるカードを3枚まで選び,スリープします.
こちらのターンに妨害してくるコントロールデッキに刺さる効果ですね.
最近だと相手ターンにもリソースをリブートして色々と妨害出来るエンジュデッキに刺さりそうですね.
ですが,それ以外のデッキだとそこまで大きな影響を与えられなさそうです.
なので,相手ターンにも使用出来るケット・シーの市場の方が総合的に強いと思います.
密かな射撃 祈獣アメンを採用するのはコントロールデッキを強くメタりたい時だけですね.
6. おわりに
今弾の新カテゴリは様々な制限がないので色々なデッキで使えそうですね.
今回紹介した中だと特にサムライシャドウ ラギが気になります.
アークゼクス含めた様々なゼクスを手札に戻しつつ,最大2面処理も出来るので多種多様なデッキで採用出来そうですから.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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