1. はじめに
シャドウデッキは5リソース時のファーストシャドウ アスルからの動きが強いです.
ですが,5リソース時に36弾で追加されたシュヴァルツシャドウ シエルを使えればさらに強力な動きが可能になります.
5リソース時点で17コスト分のゼクスをスクエアに並べられますから.
キーカードが3枚必要ですが,比較的安定して成功させられます.
今回はシュヴァルツシャドウ シエルを軸にしたシャドウデッキを紹介します.
2. デッキレシピ
まずデッキレシピを紹介します.
※1 カード名の後ろの数字は採用枚数・1枚の値段となっています.
※2 カードの値段は記事作成時の遊々亭さんの値段を参照させていただきました.
プレイヤー
各務原あづみ 1・50
デュナミス
ハーモナイズソード アルダナブ 1・50
エレクトリックアイドル イオ 1・50
億劫なる『沈泥』ラハム 1・150
教唆の『命慟』ティアマト 1・1280
【恩讐刃神】始極焉ギルガメシュ 1・580
【宿怨刃神】冥幽滅エレシュキガル 1・50
【剣誓『恋人』】あづみ 2・580
大切な仲間のために 1・780
デネボラ×シャドウ・アスル 2・3480
カードデバイスの変革者 2・2480
“蒼忍契騎”デネボラ上 3・500
(“蒼忍契騎”デネボラ下 1・1280)
スタートカード
青の監視者リゲル 1・20
IG枠
ブランデッドソード アルダナブ ←LR 4・50
アレスタシャドウ レオニス ←VB 4・50
シノビシャドウ ヘルリス 4・20
ディエスシャドウ Type.X 4・780
ハチェットシャドウ ピューティス 4・50
非IG枠
コスト4
契りの蒼忍 シャドウ・デネボラ 4・50
ブラストシャドウ キュニー 1・100
スラッシュシャドウ セギヌス 4・50
コスト5
ファーストシャドウ アスル 4・1480
マルチプルシャドウ タウ 4・50
壊蒐機械ギャザリング 1・50
コスト6
カイリーシャドウ スィオネ 3・400
コスト7
ゴー・ファイト・ウィン!リゲル 3・50
コスト9
シュヴァルツシャドウ シエル 4・100
イベント
行こう、電子の先へ 1・50
デュナミス合計:16020円
オーバーブースト合計:2780円
メインデッキ合計:12340円
デッキ総額:31140円
全体的に安めなのですが,一部のカードが高いので思ったよりも安く組めない感じですね.
値段が高いところを上手く安価で入手出来れば比較的組みやすそうな感じはします.
デネボラ×シャドウ・アスルの値段が前回のレシピよりも高くなっていますね.
今回のデッキだと2枚使う機会は少ないので,1枚だけでもいいかなとも思います.
メイン枠だとディエスシャドウ Type.Xとファーストシャドウ アスルが高めですね.
前者はキーカードを集めるために必須ですが,後者は以前に比べると重要度が低くなりました.
そのため,ファーストシャドウ アスルの枚数を抑えるのも無くはないかなと思います.
3. デッキの動かし方
5リソース時にシュヴァルツシャドウ シエルを使うために最優先で手札を整えます.
5リソースまでに下記3枚が手札にあるのが理想的です.
マルチプルシャドウ タウさえあればワンチャンシュヴァルツシャドウ シエルを狙えます.
5リソースになったらシュヴァルツシャドウ シエルで展開してライフを狙いに行きます.
6リソース時以降にはブランデッドソード アルダナブやゴー・ファイト・ウィン!リゲルなどを絡めて一気に相手のライフを奪い勝利を目指します.
手札上限以上に手札に欲しいカードが多いので,手札の管理には注意したいです.
3.1 1ターン目(3リソース時)
下記3枚のいずれかをプレイします.
ディエスシャドウ Type.Xはプレイ登場時にデッキ上5枚から2枚シャドウを手札に加えます.
5リソース時に必要なキーカードを手札に加えやすいため,最優先でプレイしたいです.
唯一の欠点はプレイ登場でしか効果がないので,効果で登場させても意味がないことですね.
中盤以降になると効果で登場させられる機会が多くなるので結構気になります.
ハチェットシャドウ ピューティスは条件を満たすと1ドロー出来ます.
手札が必要なデッキなので,手札が増えるのは有難いです.
電影時のパンプは便利なのですが,誘発タイミングのせいであまり効果的に使えないです.
シノビシャドウ ヘルリスは起動能力かつコスト次第で手札入れ替えか手札を増やせます.
ですが,シュヴァルツシャドウ シエルの登場に必要なので基本的にはプレイしたくないです.
プレイするなら盤面処理がどうしても必要な時や手札が悪くて次ターン動けない時です.
そうでなければ最悪キーを得られないとしてもドローゴー(何もしない)が選択肢に入ります.
3.2 2ターン目(4リソース時)
スラッシュシャドウ セギヌスをプレイします.
デッキ上5枚から好きなゼクスを手札に加えられるため,キーカードを揃えやすいです.
手札は増えませんが,シャドウ以外を手札に加えることも出来て使いやすいです.
仮に欲しいカードが無くてもデッキを5枚掘り進められるのでキーカードを引きやすくなります.
スラッシュシャドウ セギヌスが無い時は3.1と同じ動きをします.
3.3 3ターン目(5リソース時)
首尾よく進めばこのタイミングでシュヴァルツシャドウ シエルを使って攻勢をかけます.
シュヴァルツシャドウ シエルが使えない状況ならサブプランの動きをします.
3.3.1 シュヴァルツシャドウ シエルで攻める.
マルチプルシャドウ タウをプレイして手札を整えます.
手札を1枚切ってデッキ上3枚からシャドウを3枚まで手札に加えられます.
なので,足りないキーカードを一気に揃えることも可能です.
シャドウ以外も採用しているため3枚は難しいですが,安定して2枚は手札に加えられます.
まず,手札にあるシノビシャドウ ヘルリスを使ってマルチプルシャドウ タウを7コストにします
その後,電影7でシュヴァルツシャドウ シエルを登場させます.
シュヴァルツシャドウ シエルは起動能力で1ドローしつつ,手札からシャドウを合計コストが8以下になるように2枚までリブートでノーマルスクエアに登場させます.
基本的には電影で回収したマルチプルシャドウ タウと3コストを登場させます.
すると再度マルチプルシャドウ タウの効果でドロー出来るので次ターンの動きが安定します.
手札状況次第では次のターンもシュヴァルツシャドウ シエルが登場可能です.
この動きが出来れば手札を増やしつつ,9コストパワー11000,5コストパワー7500,3コストパワー4500の3枚を盤面に登場させられます.
こちらが先攻であれば相手は5リソースで対処しなければならないのでかなり苦しいはずです.
盤面が少しでも残れば次のターンの攻撃も楽なので一気に押し込むことも出来ます.
先攻かつ手札が揃っているなら5止めしてもう一度同じ動きをするのも有りです.
3.3.2 ファーストシャドウ アスルで攻める.
デュナミスからハーモナイズソードアルダナブをプレイします.
ハーモナイズソードアルダナブで登場させたいのは下記2枚です.
手札が足りなければスラッシュシャドウ セギヌス,盤面が足りなければファーストシャドウ アスルを登場させます.
登場時にドロー出来るカードが多いので,手札に加えるよりは登場させてドロー&次ターンに破壊されてチャージを確保します.
次にハーモナイズソードアルダナブを電影でファーストシャドウ アスルに入れ替えます.
ファーストシャドウ アスルから3コストのゼクスを1枚登場させられるので1点取りに行けます.
IGがヒットしていたり,ハーモナイズソードアルダナブの能力でファーストシャドウ アスルを登場させていれば,続けてもう1点取ることも可能です.
ここでライフを削れると次のターンでの勝利がグッと近づきます.
3.4 4ターン目(6リソース時)
6リソース時からブランデッドソード アルダナブなど様々なカードが使用可能になります.
そのため,攻め手が増えてかなり攻撃的な動きが出来ます.
3.4.1 IGOBしない場合
3コストで登場させたカイリーシャドウ スィオネを起点にして3.3.1と同様の動きをします.
カイリーシャドウ スィオネがカードの能力で手札に戻るとトラッシュから電影持ちを1枚手札に戻します.
なので,ファーストシャドウ アスルを回収すれば,そのままシュヴァルツシャドウ シエルの効果で登場させることが出来ます.
残りの3コストはブランデッドソード アルダナブでゴー・ファイト・ウィン!リゲルを登場させてプレイヤースクエアからレンジ2で相手PSを攻めます.
このターンで決めきるなら途中で億劫なる『沈泥』ラハムを使ってさらにライフを奪います.
ゼクスを並べながら4~5回相手PSを攻撃出来るため,このターンで勝利することも可能です.
3.4.2 IGOBする場合
“蒼忍契騎”デネボラで盤面を空け,デネボラ×シャドウ・アスルを登場させます.
デネボラ×シャドウ・アスルは電影するので相手PSに隣接したスクエアに登場させます.
デネボラ×シャドウ・アスルを電影のコストにしてシュヴァルツシャドウ シエルを登場させ,効果でファーストシャドウ アスル,さらに効果で3コストを登場させ相手PSを3面囲みます.
残り3リソースはアレスタシャドウ レオニスと引けていれば壊蒐機械ギャザリングに使います.
壊蒐機械ギャザリング使用前のスクエアの布陣は下記のようなイメージです.
1:3コストのゼクス(ファーストシャドウ アスルで登場)
3:ファーストシャドウ アスル
5:シュヴァルツシャドウ シエル
6:アレスタシャドウ レオニス
8:デネボラ×シャドウ・アスル
9:“蒼忍契騎”デネボラ
この布陣ならばレンジ3と自壊を含めて5回相手のPSを攻撃出来ます.
アレスタシャドウ レオニスをもう1枚用意出来るならば,ファーストシャドウ アスルを後ろに下げてレンジ3で追加1回攻撃出来ます.
IGの当たりが良い場合はPSをゴー・ファイト・ウィン!リゲルに使いさらに1回攻撃出来ます.
このターンだけで相手PSを5~7回攻撃出来るため,このターンで押し切ることも可能です.
4. デッキの補足
このデッキに採用しているカードについて補足します.
4.1 メインデッキ
4.1.1 青の監視者リゲル
チャージにあると起動能力で毎ターンカードを引くことが出来ます.
手札入れ替えでデッキの回りが良くなり,バウンスでテンポを取れるので優秀です.
盤面処理に極力手を割きたくないので,バウンスが結構役立ちます.
5リソース時にスクエアに残っていれば大切な仲間のためににオーバーシフトします.
4.1.2 ブランデッドソード アルダナブ
3リソースで2面ゼクスを用意出来るのは強力です.
ゴー・ファイト・ウィン!リゲルやディンギルになりやすいですし,スラッシュシャドウ セギヌスから必要なカードを引っ張ってこれるのも優秀です.
前回のデッキよりも4コストが減ってしまいましたが,重要度の高さは変わりません.
4.1.3 ブラストシャドウ キュニー
自分のゼクスも含めて4コスト以下まで手札バウンス出来て使いやすいです.
ブランデッドソード アルダナブで登場出来ると連パン回数を増やしやすいです.
本当はもう1~2枚採用したいのですが,枠の都合で泣く泣く1枚だけ採用しています.
4コストを増やせばシュヴァルツシャドウ シエルで4コスト×2登場も出来ますし.
4.1.4 壊蒐機械ギャザリング
自身の効果で2面自壊させて登場出来るので,非常に優秀な連パン要員です.
自身が5コストなので,電影5でファーストシャドウ アスルを登場させられるのも◎.
非常に優秀ですが,マルチプルシャドウ タウの効果で邪魔になるので枚数を減らしました.
最後のターンに1回使えればOKくらいの気持ちなので引けなくても良しとしています.
4.1.5 ゴー・ファイト・ウィン!リゲル
PSに7コストパワー10500を置きつつ,1面デッキバウンス出来るのは優秀です.
契りの蒼忍 シャドウ・デネボラやシノビシャドウ ヘルリスが手札に無い時でもブランデッドソード アルダナブでデッキから登場させて即座に回収出来るのも重宝します.
キーカードであるシノビシャドウ ヘルリスをスクエアから回収出来るのが本当に有難いです.
【剣誓『恋人』】あづみでレンジ2を付与出来るため,攻撃面でも活躍してくれます.
必要になるのが6リソース時と少々遅く,自身がシャドウ名称でもありません.
さらにマルチプルシャドウ タウの効果で邪魔になるため,3枚採用にしています.
4.2 デュナミスについて
4.2.1 億劫なる『沈泥』ラハム
様々な用途に使用出来るので一番使用率が高い青の6コストディンギルです.
1面手札バウンス&連続攻撃&スクエアのゼクス回収と多くの役割を担えます.
基本的には連続攻撃目的で自分のゼクスを戻すことが多いです.
4.2.2 エレクトリックアイドル イオ
手札に欲しいカードを引き込むために使用します.
理想的な動きをするのに必要なカードが多いデッキなのでドローが結構重宝します.
また,デッキの上から3番目にカードを戻せるのでブランデッドソード アルダナブで登場させたいゼクスを確定させられて好相性です.
4.2.3 教唆の『命慟』ティアマト
相手ゼクスを2面手札バウンス&手札を入れ替えつつ,手札を増やせます.
このデッキは展開力に優れていますが,除去はそこまで得意ではありません.
さらに“蒼忍契騎”デネボラは相手の7コストのゼクスまでしかバウンス出来ません.
そのため,相手に盤面を埋められてしまった時や相手の8コスト以上のゼクスを除去したい時に活躍してくれます.
ブランデッドソード アルダナブのおかげで7コストディンギルを降臨させやすいのも◎.
4.2.4 【恩讐刃神】始極焉ギルガメシュ
私が良く使用する汎用シフトその1です.
スクエア全体に3000ダメージを飛ばせるので,2コスト以上の相手を倒しやすくなります.
“蒼忍契騎”デネボラで高パワーの相手ゼクスを倒したいときに役立ちます.
また,相手PSにパワー3000以下がいる場合は攻撃せずに溶かせるのでライフを奪いやすいです.
4.2.5 【宿怨刃神】冥幽滅エレシュキガル
私が良く使用する汎用シフトその2です.
ノーマルスクエアにあるすべての相手の3コスト以下のゼクスを破壊出来ます.
絶界が付与されている場合でも破壊出来るのが強みです.
小型の盤面処理に手を割かなくても良くなるので攻撃に専念しやすくなります.
スクエアを広く使うデッキなので,簡単に小型を一掃出来るのは重宝します.
4.2.6 大切な仲間のために
シフト時にデッキ上2枚を見て,デッキ上か下に任意の枚数置きます.
そのため,5リソース時にマルチプルシャドウ タウの効果でキーカードを引きやすくなります.
このカードにシフト出来るのはスタートカードの青の監視者リゲルだけです.
なので,シフト出来るかどうかは相手がスタートカードを割るかどうかにかかっています.
ですが,シフト出来ても青の監視者リゲルの効果を使えても美味しいのでどちらでもOKです.
(リユニオン勢も追加の強化が欲しいです….)
4.2.7 カードデバイスの変革者
手札2枚でライフを攻撃している相手の3コスト以下のゼクスを破壊出来るのは助かります.
手札は増やしやすいデッキなので,いざという時は躊躇いなく使用しやすいです.
5. おわりに
シュヴァルツシャドウ シエルを軸にしたことで以前のデッキよりもさらに攻撃的になりました.
シュヴァルツシャドウ シエルを登場させるには3枚カードが必要です.
ですが,ドローや手札入れ替えが多いので比較的安定して登場させやすいです.
ゴー・ファイト・ウィン!リゲルを採用する理由が強くなったのも個人的には嬉しいです.
なかなか好感触なデッキになりましたので,よろしければデッキを組んで遊んでみて下さい.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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