1. はじめに
2020年9月24日にZ/X EXパック23弾「ゼクメモ!」が発売されます.
今弾はA-Z,ミカエル,アニムスのイデアライズとオーバーブーストが目玉です.
再録も多いため,上記3キャラが好きでデッキを組みたい人にはおすすめのパックです.
今回はミカエルの新カードを紹介します.
2. “純白契騎”ミカエル
メモリアル・ピース対応のミカエルのオーバーブーストです.
今弾のオーバーブーストはP指定が無いため,名前が”契騎”になっていますね.
手札を回転させつつトラッシュにイベントを貯めやすいので各種ミカエルと好相性です.
1つ目の能力について
このカードが登場したとき,メモリアル・ピースを2個得ます.
32弾のオーバーブーストから必ずついているトークンを入手する効果です.
追加効果がないのは2つ目の能力を2回使えるからでしょうか?
2つ目の能力について
このカードがスクエアにあるとき,自ターンに2回プレイ出来る起動能力です.
コストとしてあなたの手札かあなたのチャージにある,白のイベントかミカエル名称のカードを1枚トラッシュに置きます.
カードを1枚引きます.
ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び,ターン終了時まで,あなたのトラッシュにある白のイベント1枚につき,パワーを-1000します.
手札の白のイベントをトラッシュに貯めつつ,NSにパワーマイナスを飛ばせます.
この効果を除去に使う場合,トラッシュにかなり白のイベントを貯めなければなりませんね.
どれくらいトラッシュにイベントを貯めやすいかで評価が変わりそうです.
この能力は2回使えるため,7コストパワー10500を焼くくらいは難なく出来ると思います.
除去が補助でトラッシュにイベントを貯めるのがメインの能力だと思います.
3. 平穏のイデア ミカエル
今弾収録のミカエルのイデアライズです.
白の1コストイベントをノーコストでプレイ出来るのはミカエルっぽいですね.
今弾のイデアライズは能力の発動にP指定がありません.
難しいと思いますが,構築次第では混ぜて使うことも出来るかもしれません.
P指定がないイデアライズのトークンをドリーム・キーと区別するのは納得です.
1つ目の能力について
このカードがスクエアにあるとき,1ターンに1回プレイ出来る起動能力です.
あなたのトラッシュにある白のコスト1のイベントを1枚選びコストを支払わずにプレイします.
白の1コスト限定とはいえ,自ターンと相手ターンにイベントを使えるのは強力です.
現時点で使いたいP指定のない白の1コストイベントの候補は下記3種です.
往復でケット・シーの市場を使えるのは正直かなりヤバそうな感じがします.
フォスフラムとさくら 草行の絆とグランドスラムは優秀な妨害イベントです.
見えていたとしても盤面さえ作ってしまえば全体除去がないデッキだと詰みそうですね….
ディバインブリーズはリビルドされるので,発売後は採用されることが多くなりそうです.
P指定のある白の1コストイベントの候補は下記2種です.
二つの忠義は弓弦羽ミサキ指定のイベントです.
攻撃されている自分のゼクスのパワーを+2000します.
その後,「攻撃された自分のゼクスが生き残ったら攻撃したNSの相手のゼクスを破壊する」という能力をスクエアにある自分のゼクスを1枚選んで付与します.
相手のゼクスを選ばないため,絶界持ちであるオーバーブーストも破壊可能です.
上手く使えればかなり強力な迎撃イベントとして機能します.
二つの忠義の注意点は自分のオーバーブーストには使えないことです.
何故ならば,能力付与対象に自分のオーバーブーストを選択出来ないからです.
風の天使とフォスフラムは上柚木さくら指定のイベントです.
非常に便利なサーチ&トラッシュ増加効果なので,デッキの回りが良くなります.
妨害する必要がないときに使うイベントとしてはかなり良いカードだと思います.
追加コストは必要なものの,相手ターンにゼクスを登場させられるのもかなり優秀です.
3コスト以下で除去持ちのゼクスを登場させられれば,相手の手をかなり止められるはずです.
2つ目の能力について
このカードがスクエアにあるとき,自ターンに1回プレイ出来る起動能力です.
あなたのデュナミスに表向きの同名がある場合,あなたの手札にミカエル名称のゼクスを1枚まで選び,コストを支払わずにプレイします.
平穏のイデア ミカエルが1回退場した後に使えるミカエル登場効果です.
ミカエル限定ですが,ノーコストでプレイ登場させられるのは破格だと思います.
能力発動条件がプレイ登場かつ,ミカエルを1枚トラッシュから登場,さらに手札のイベントをノーコストでプレイ出来る天啓の熾天使ミカエルを登場させることが多くなるかもしれません.
4. 行こう、平穏の先へ
ミカエルデッキ用のゲートカードです.
メモリアル・ピースの入手条件は白のイベントかミカエル名称のゼクスのプレイです.
ミカエル名称のゼクスは枚数が少ないため,白のイベントでも条件達成出来るのは◎.
序盤のうちは白のイベントで条件を満たすことが多くなりそうです.
イベントとしての効果は今までのゲートカードとほぼ同じです.
今までと異なるのはデュナミスに表向きの同名が必要なことです.
今弾のカードはP指定がないため,ドリーム・キーと混ぜて使えないようにするためですね.
ミカエルデッキならばメインデッキにゲートカードを3枚積んでも良さそうな気がします.
序盤から白のイベントを使う必要がありますし,回収や再使用も割と容易ですからね.
5. 契りの純白 ミカエル
“純白契騎”ミカエル専用IGOB起動ゼクスです.
リソース枚数については今までのIGOB起動ゼクスと同じです.
異なる点は自分のトラッシュに白のイベントが5枚以上必要なことです.
各種ミカエルの能力発動条件に近しいのでリソース名称参照よりかなり楽です.
欠点があるとすれば,白以外のイベントはカウントされない点です.
そのため,他の色のイベントを使う際には多少気を付けないといけませんね.
ミカエルデッキと言えばイリュージョンノイズは外せませんでしたからね.
6. 大天使の休息 ミカエル
条件を満たせば1コストで登場可能な大型のミカエルです.
パワーマイナスも複数回発動するので,細かい打点の調整に便利そうです.
1つ目の能力について
このカードが手札にあるとき,あなたのリソースにカードが6枚以上ある場合,あなたのトラッシュにある白のイベント1枚につき,このカードのコストを-1します.
ただし,0以下にはなりません.
トラッシュにイベントを貯めるミカエルデッキとは好相性です.
白1で9コストパワー10500が登場可能だと考えるとかなり破格です.
2つ目の能力について
このカードが登場したとき,あなたのトラッシュにある白のイベント1枚につき,以下の効果を1回解決します.
“ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び,ターン終了時までパワーを-1000します.”
少量ですが,複数回パワーマイナスを飛ばせるので盤面を取りやすくなります.
白1で登場しているならば最低でも-8000を振り分けられるので,ある程度盤面を空けられます.
全体パワーマイナス系の能力と合わせて盤面を一掃出来るようにしたいですね.
7. おわりに
今弾追加カードのおかげでかなり久しぶりにミカエルデッキが使えそうですね.
オーバーブースト環境になってから全くと言ってよいほど見かけなくなりましたからね.
ミカエルデッキはイベント特化のため,他のデッキより構築もプレイも難しいです.
ですが,他のデッキとは一味違ったZ/Xを楽しめそうです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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