1. はじめに
2021年1月28日にZ/X 35弾「想星<キュレーション>」が発売されます.
34弾に収録されなかったプレイヤーのイデアドライブとイデアシフトが売りです.
さらに式神,フラッグス,祈獣,黒剣などの新カテゴリの強化も楽しみな弾です.
今回はフラッグスの新カードを紹介します.
2. クリア・フラッグス シモーネ
2種類目のフラッグスの3コストIGアイコンです.
ドローと味方へのパンプでデッキが円滑に動くようにサポートしてくれます.
1つ目の能力について
比較的軽い条件を満たせば登場するだけで1ドロー出来ます.
条件は新カテゴリで良く見かけるリソースに2種族要求するものです.
フラッグスが1枚リソースにあれば満たせるので,他種族のデッキへの出張も検討出来ます.
2つ目の能力について
このカードがセッションしていれば,起動能力で自ターンのみパワー+2000を他の自分のゼクスに付与出来ます.
条件が軽くパンプ対象に制限もないので使いやすいです.
青はパンプがあまり得意ではないので,なかなか有用な効果です.
3. レイ・フラッグス チェンバース
セッション状態であれば強力な起動能力が1ターンに2回ノーコストで使用出来ます.
能力について
このカードがセッションしていれば起動能力で「ゼクスの移動」か「ノーマルスクエアにある相手のコスト7以下のゼクス1枚ハンドバウンス」が使えます.
ゼクスの移動は自ターンの攻撃はもちろん相手ターンの妨害にも使用出来ます.
自分のゼクスだけでなく,相手のゼクスも移動出来る点がかなり優秀です.
後半の手札バウンスも7コスト以下限定とはいえ最大2回使えるのが強力です.
どちらの能力も優秀ですが,セッションが解除されると使用不可能になるのが最大の欠点です.
なので,隣には絶界持ちのオーバーブーストのような除去されにくいゼクスを配置したいです.
レイ・フラッグス チェンバースは起動能力が強力なので,なるべくプレイヤースクエアに置きたいです.
マーメイドもメタルフォートレスもノーマルスクエアに登場させる効果は多いのですが,プレイヤースクエアに登場させる効果はあまりないです.
レイ・フラッグス チェンバースをPSに置けるカードで私が思いつくのは下記3枚です.
ディンギルLv1ですが,泥神馬Honey-Baならば手札から青3で登場させられます.
月光の奏者ケーチは起動能力で自分のゼクスをプレイヤースクエアに移動できる珍しい能力が使えます.
なので,他のカードでノーマルスクエアにレイ・フラッグス チェンバースを登場させて月光の奏者ケーチでプレイヤースクエアに移動させます.
金色車前グラディアトールはプラセクトですが,月光の奏者ケーチと同じように自分のゼクスをプレイヤースクエアに移動できます.
4. タイド・フラッグス アマーリア
フラッグス初のスタートカードです.
今弾は他の新カテゴリのスタートカードも収録されそうですね.
P指定なしのスタートカードは27弾の収録が最後だったのでずいぶん久しぶりの収録です.
そういえば怜亜は世羅のこと名字で呼んでいたんでしたね.
他の人は基本的に世羅を名前で呼ぶのでちょっと気になりました.
能力について
起動能力で自ターンのみ「ハンドバウンス」か「手札からフラッグスの登場」が行えます.
前半の効果は手札を1枚消費しますが,ノーマルスクエアにある相手の5コスト以下ハンドバウンスと対象が広いです.
能力の使用に制限がないため,フラッグス以外のデッキでも採用を検討出来ます.
後半は手札から同名以外かつ3コスト以下のフラッグスを1枚ノーマルスクエアに登場させます.
スリープ登場なので攻撃には参加出来ませんが,セッションを満たしやすくなります.
コストとしてこのカードがチャージから無くなってしまう使い切りタイプな点に注意です.
ブライト・フラッグス タリムは手札で3コストになるため,この効果で登場させられますね.
5. デルタ・フラッグス マリオン
フラッグスデッキの反撃の要になりそうなゼクスです.
能力的にはフラッグス版月華の女神セレネみたいな感じです.
1つ目の能力について
スクエアに自分のゼクスが1枚もいない場合に手札から0コストで登場出来ます.
つまり,PSも破壊されていなければならないので,相手が優位な状況でのみ登場出来ます.
ですが,ノーマルスクエアを全て埋められているとこの能力は使えません.
そのような状況は発生しやすいため,タイド・フラッグス アマーリアのようなスタートカード,もしくはイベントで盤面を空けられる構築が求められます.
2つ目の能力について
ざっくりと表現するならば月華の女神セレネの能力の制限版です.
登場させられる対象が3コスト以下のフラッグス限定になりました.
優秀な能力ですが,上手く活かせるかどうかは今後追加されるカード次第ですね.
ブライト・フラッグス タリムみたいなコスト減少ゼクスが増えると強い動きが出来そうです.
6. カーム・フラッグス ルシエンヌ
このカードのフレーバーについてはソトゥ子さんがTwitterで解説してくれていましたね.
「機械殺し<マシンブレイカー>」(勝手に命名)的な能力持ちの世羅相手だとソル配下の青の世界のゼクスは相性最悪ですね.
オーバーブースト出来るようになってティラノではなく世羅自身が相手ゼクスに接触出来るようになったため,以前よりも機械破壊能力が活かしやすくなっていますね.
でも,この能力は普段の生活は大変そうですね.
倉敷博士はギガンティック研究のときにだいぶ苦労したみたいですし….
能力について
このカードの登場時にフラッグスにセッションで攻撃時1ドロー能力を付与します.
自身も対象に出来るため,4リソースのときにも問題なくドローが可能です.
4リソース時にこちらのPSが破壊されてしまっていてもデルタ・フラッグス マリオンを使えば,問題なくこのカードのドロー能力が使えます.
7. ブリーズ・フラッグス メリンダ
レンジ2とハンドバウンスで切り込み隊長的な動きを期待出来る大型フラッグスです.
1つ目の能力について
セッション状態だとこのカードはレンジ2を得ます.
レンジ2で相手の大型ゼクスを排除することで,小型ゼクスによる攻撃を通しやすくなります.
2つ目の能力について
このカードの登場時&攻撃でゼクス破壊時に手札を1枚トラッシュに置くことでノーマルスクエアにある相手の6コスト以下のゼクス1枚を手札に戻せます.
1ターンで2回バウンス出来るので,相手の盤面を切り崩しやすいです.
ただし,1回バウンスする毎に手札を1枚消費するので手札が不足しないように注意です.
どちらの能力も優秀なのですが,7コストと重いのが困りものです.
このカードを能力で登場させるとしたら下記6枚のカードが思いつきます.
基本的にはマーメイド(主にフレデリカ)のゼクスを登場させる能力に頼ることになりそうです.
メタルフォートレスだと6コスト以下登場能力が多くて7コストはなかなか出せません.
8. おわりに
フラッグスは34弾だけだと種類が少なすぎてデッキを組むのが難しめでした.
今回35弾で6枚新カードが追加されたので,だいぶ組みやすくなりそうです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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