- 1. はじめに
- 2. レア&神話レアの評価
- 2.1 潜伏工作員、アジャニ(5点)
- 2.2 刃を持つ者、アスター(2~3点)
- 2.3 復活したアーテイ(4~5点)
- 2.4 陽気な呪文盗み、アイヴィー(4~5点)
- 2.5 老いざる革新者、ジョイラ(2~3点)
- 2.6 統べるもの、ジョダー(3点)
- 2.7 国王ダリアン四十八世(5点)
- 2.8 古代学者、メリア(2~3点)
- 2.9 太古の番人、ネマタ(4点)
- 2.10 アーボーグのラタドラビック(4点)
- 2.11 解放されし太古、リース(4~5点)
- 2.12 爪のライヴァズ(3点)
- 2.13 浄化の刃、シャナ(4点)
- 2.14 穢れたもの、ソルカナー(3点)
- 2.15 ウィンドグレイスの魂(4~5点)
- 2.16 偏執的な援護者、ステン(2~3点)
- 2.17 永遠の策謀家、ズアー(2~3点)
- 3. アンコモンの評価
- 3.1 ベナリアの堕落者、アロン(4点)
- 3.2 アルガイヴの徴募人、ベイルド(4点)
- 3.3 戦闘魔道士の隊長、バルモア(3~4点)
- 3.4 ガリ骨のボータック(4点)
- 3.5 残忍な巡礼者、コー追われのエラス(4点)
- 3.6 ケルドの血拳、ガルナ(4点)
- 3.7 憎悪の手、ラゴモス(4点)
- 3.8 エイヴィーゾアの空士、ナエル(3~4点)
- 3.9 嵐の走者、ナジャル(3~4点)
- 3.10 ルアダッハの女王オーリナル(3~4点)
- 3.11 連合の大将軍、ラーダ(4点)
- 3.12 ウェザーライトの重鎮、ラフ(3点)
- 3.13 シェオルドレッドの心酔者、ローナ(3~4点)
- 3.14 巣穴の長、ルリク・モンス(3~4点)
- 3.15 潮に仕えるもの、タトヨヴァ(4点)
- 3.16 憤怒の乗り手、アヴナントのトーリ(4点)
- 3.17 空騎士、トゥーラ・ケネルッド(3~4点)
- 3.18 トゥーグの落とし子、ウゥーグ(3~4点)
- 3.19 ヴォーデイリアの冒涜者、ヴォハー(2~3点)
- 3.20 エフラヴァの末裔、ザー・オジャネン(3~4点)
- 4. おわりに
1. はじめに
今回は団結のドミナリアのドラフト評価(多色編)です.
新しいセットの全てのカードを把握するのは大変だと思います.
ですが,ピックや対戦相手に使用される機会が多いアンコモン以下は把握したいです.
私見ですが,各カードの評価を5段階で点数付けしました.
なので,各カードのピック優先度の目安になれば幸いです.
2. レア&神話レアの評価
団結のドミナリアの多色のレア&神話レアは17枚です.
2.1 潜伏工作員、アジャニ(5点)
+1忠誠度能力でライブラリー上からクリーチャーかプレインズウォーカーを手札に加えるので手札が途切れにくくなるのは優秀です.
どちらでも無い場合はライブラリー上か下に置けるのでキーカードを引きやすくなりますし.
-3忠誠度能力で+1/+1カウンター3個を3体までに割り振れるのも優秀です.
1点集中で1体に+3/+3しても良いですし,3体に+1/+1を置いても良いわけですから.
そのターンだけですが,警戒を得るので隙を作らずに攻撃出来るのも良いですね.
2.2 刃を持つ者、アスター(2~3点)
今セットは装備品も機体も少ないのでせっかくの能力を活かしにくいです.
2.3 復活したアーテイ(4~5点)
3/2のクリーチャーが瞬速で「何でも打ち消す」か「クリーチャーやプレインズウォーカーを1体破壊」なので非常に優秀です.
どちらも相手に1ドローされるデメリットはあります.
ですが,余程強力なカードを引かれない限りはメリットの方が遥かに大きいです.
2.4 陽気な呪文盗み、アイヴィー(4~5点)
誰かが唱えた単体対象の呪文をコピーしてこのカードを対象にします.
つまり,自分や相手が使用した強化呪文を労せず貰えるわけです.
自分の強化呪文が倍になりますし,相手の強化呪文で勝手に強化されるのは良いですね.
2.5 老いざる革新者、ジョイラ(2~3点)
今セットはアーティファクトが少ないのでせっかくの能力を活かしにくいです.
2.6 統べるもの、ジョダー(3点)
常時自分の伝説のクリーチャー全体パンプとライブラリーから伝説のカードを唱えられるので非常に強力なクリーチャーです.
今セットは伝説のカードが多いのでどちらの効果も活かしやすいです.
唯一の欠点はこのクリーチャーを唱えるのに5色必要なことです.
ドラフトで5色のマナを揃えて唱えるのは非常に厳しいです.
なので,使用するなら墓地から蘇生するなど効果によって登場させたいですね.
2.7 国王ダリアン四十八世(5点)
種族関係なく自分のクリーチャーすべてに常時+1/+1修正を与えるのは優秀です.
5マナで自己強化と1/1兵士トークンを生成するので強固な盤面を形成し易いです.
しかも,自身を生け贄に捧げれば1ターンだけ自分のすべてのクリーチャー・トークンに呪禁と破壊不能を付与します.
なので,小型リセットなどから自軍のクリーチャートークンを守れます.
2.8 古代学者、メリア(2~3点)
今セットはアーティファクトが少ないのでせっかくの能力を活かしにくいです.
2.9 太古の番人、ネマタ(4点)
相手のクリーチャー死亡時にそれを追放して自分に1/1苗木トークンを1体生成します.
追放なので死亡時能力は使えず,回収や墓地参照も出来ないのは厄介です.
それに加えて1/1苗木を貰えるのですから,相手にとっては堪らないはずです.
苗木を生け贄にすれば+2/+2修正や1ドロー出来るのも優れていますね.
2.10 アーボーグのラタドラビック(4点)
自分の伝説のクリーチャー死亡時に同能力を持った2/2ゾンビを1体生成します.
今セットは伝説のクリーチャーが多いので結構良さそうです.
ゾンビに警戒付与は良いですが,今セットはゾンビが少ないです.
さらに,蘇生したゾンビは2/2なのでちょっと活かしにくいと思います.
2.11 解放されし太古、リース(4~5点)
条件達成で4/4&飛行のドラゴンを生成出来ます.
余剰ダメージを与える手段は問わないのでバーンを飛ばしたりガンガン殴りましょう.
相手はチャンプブロックするたびにこちらに4/4&飛行が生成されるので辛いはずです.
本体性能も5マナ5/5&飛行&護法2と優れています.
唯一の欠点は3色必要なことですが,緑の力を借りて上手くマナを発生させたいです.
2.12 爪のライヴァズ(3点)
ドラゴン・クリーチャー用のマナ加速&墓地から唱えられるのは良いです.
ですが,今セットはドラゴンが少なめなので活躍させるのは難しそうです.
2.13 浄化の刃、シャナ(4点)
自分の終了ステップにライフゲイン分までマナを払ってドロー出来るのは優秀です.
自身も絆魂持ちなので自己完結しているので非常に噛み合っています.
ですが,今セットは優秀なクリーチャーが多いのでダメージを通した上で終了ステップまで生存させるのに一工夫必要になります.
なので,コンバットトリックなどで上手くサポートしたいです.
2.14 穢れたもの、ソルカナー(3点)
自分の終了ステップ開始時に「1ドロー」か「相手は2点ライフロス&自分は2点ライフゲイン」か「クリーチャーやプレインズウォーカーに3点バーン」か「このカードを相手のコントロール下で登場させる」の中で選ばれていないものを選びます.
最後以外はどれも有用な効果ですが,最終的に裏切られるのは厳しいです.
なので,最後の効果以外解決させたらチャンプアタックしたり,生け贄コストにしましょう.
また,緑抜きで3色必要なので唱えにくそうなのも欠点です.
2.15 ウィンドグレイスの魂(4~5点)
手札から土地を捨てる&マナを支払うことで3つの能力を使い分けられるのは良いですね.
「3点ライフゲイン」も「1ドロー」も「自身破壊不能」も有用ですから.
しかも,自身登場時か攻撃時に墓地から土地をタップ状態で登場させられます.
そのため,捨てた土地が無駄になりませんし,切削とも好相性です.
多分相手の墓地にある土地も対象なので,版図の効果量を増やすのにも使えそうです.
2.16 偏執的な援護者、ステン(2~3点)
インスタントやソーサリーやアーティファクトやエンチャントやプレインズウォーカーを選び,選んだタイプの呪文のコストを1下げられるのは悪くなさそうです.
3マナ払えばこのカードを追放&戦場に戻すので途中でコスト軽減したいカードタイプを変更することも可能ですね.
一応除去回避としても機能しますが,その機会は少なそうな気がします.
2.17 永遠の策謀家、ズアー(2~3点)
エンチャント強化カードとしては非常に優秀です.
ですが,今セットのエンチャントは英雄譚が多いです.
英雄譚は最長3ターンで失われてしまうのでせっかくの効果をあまり活かせないです.
3. アンコモンの評価
団結のドミナリアの多色のアンコモンは20枚です.
3.1 ベナリアの堕落者、アロン(4点)
クリーチャー1体生け贄で味方全体に+1/+1カウンターを置けるのは優秀です.
本体性能も3マナ3/3&威迫なので良好ですし.
ただし,色拘束の厳しさがネックですね.
3.2 アルガイヴの徴募人、ベイルド(4点)
自分の終了ステップ開始時にパワーにプラス修正が入っている自分のクリーチャーがいるなら1/1兵士トークンを1体生成するってことですよね?
それの基本のパワーってところがちょっとわかりにくいです.
+1/+1カウンターとか常時パンプ系のカードと相性が良さそうです.
3.3 戦闘魔道士の隊長、バルモア(3~4点)
インスタントやソーサリーを唱えると味方全体に+1/+0修正とトランプル付与は優秀です.
使用出来る機会は多くは無さそうですが,上手いタイミングで発動させたいです.
全体トランプルは詰めの場面で非常に有効ですからね.
3.4 ガリ骨のボータック(4点)
このカードを唱えた時に「自分の墓地から版図以下のマナ総量を持つクリーチャーを戦場に戻す」か「自分の墓地にあるクリーチャー1枚を手札戻す」のでなかなか良さそうです.
小型のETB能力を使い回せますし,強力な大型クリーチャーを回収出来ますから.
3.5 残忍な巡礼者、コー追われのエラス(4点)
自分のクリーチャーが登場するたびにライフゲインはなかなか良いですね.
さらに,自分のクリーチャー死亡時に相手のライフを1点奪えるのも良いです.
今セットの白はクリーチャートークンを生成しやすいので好相性です.
3.6 ケルドの血拳、ガルナ(4点)
味方クリーチャーが攻撃時に死亡すると1ドローし,防御時に死亡すると相手に1点バーンです.
どちらも有用な効果なので状況に応じて使い分けたいです.
3.7 憎悪の手、ラゴモス(4点)
毎ターン2/1&トランプル&速攻トークンを生成するので攻撃しやすいです.
チャンプアタックが無意味な状況なら生け贄コストにしたいですね.
起動能力でライブラリーから任意のカードを手札に加えるのは極めて強力です.
ですが,双方のクリーチャー合わせて5体以上死亡させるのはなかなか大変そうです.
3.8 エイヴィーゾアの空士、ナエル(3~4点)
このカードの攻撃が相手に通れば版図分の疑似的な占術Xを行います.
欲しいカードを手札に引き込み易くなるので良さそうです.
基本土地タイプが5種類なら1ドロー出来ますが,ドラフトだとほぼ無理だと思います.
構築ならニューカペナの街角の3色レア土地とか使えば達成出来るのでしょうね.
3.9 嵐の走者、ナジャル(3~4点)
ソーサリーが疑似瞬速を持つのでだいぶ話が変わります.
自身攻撃時に2マナ支払うと次に自分が唱えるインスタントやソーサリーをコピー出来ます.
除去やパンプを2マナでコピー出来るのでなかなか良さそうです.
3.10 ルアダッハの女王オーリナル(3~4点)
自分のクリーチャー枚数分のサイズになるクリーチャーです.
クリーチャートークン生成時に1/1兵士トークンを追加で1体生成します.
なので,トークン生成カードと組み合わせると凄いサイズになりそうです.
有用そうですが,色拘束の厳しさはネックです.
3.11 連合の大将軍、ラーダ(4点)
自身タップ時に自分以外に版図分のパンプを付与出来ます.
後援との相性が抜群なのでかなり活躍してくれそうです.
3.12 ウェザーライトの重鎮、ラフ(3点)
条件は厳しいですが,ドロー出来る可能性があるのは良いです.
起動能力で味方全体に+1/+1修正&警戒を付与出来るのは優れています.
3.13 シェオルドレッドの心酔者、ローナ(3~4点)
条件達成で相手のライフを削りますが,ドラフトだと誘発機会は少なめです.
墓地から手札2枚と4マナで蘇生出来るので場持ちは良さそうです.
3.14 巣穴の長、ルリク・モンス(3~4点)
自身攻撃時にライブラリー上から土地加速か1/1ゴブリンを1体生成します.
効果自体は良いのですが,本体は平凡なのでコンバットトリックなどで守りたいです.
3.15 潮に仕えるもの、タトヨヴァ(4点)
土地・クリーチャーに飛行を付与し続ける珍しい効果持ちです.
条件達成で土地を3/3&飛行クリーチャーに出来るのは良いですね.
土地しか引けなくてもその飛行クリーチャーで戦えますから.
珍しく1ターンだけでなく,ずっとクリーチャー化したままですし.
色拘束は厳しいですが,青緑なら問題ないと思います.
3.16 憤怒の乗り手、アヴナントのトーリ(4点)
自身攻撃時に自分のすべてのクリーチャーに+1/+1修正を与えるので優秀です.
さらに,自分のすべての赤のクリーチャーにトランプル,自分のすべての白のクリーチャーをアンタップします.
全体+1/+1修正だけでも強いのに追加効果もあるので強いと思います.
白のクリーチャーに対しては疑似警戒として機能するだけでなく,後援でタップしたクリーチャーを防御に参加させられるようにもなりますね.
3.17 空騎士、トゥーラ・ケネルッド(3~4点)
インスタントやソーサリーを唱えるたびに1/1兵士トークンを1体生成するのは良いですね.
ドラフトだと安定してトークンを生成するのは難しそうです.
ですが,除去やコンバットトリックのついでに1/1を生成出来るのは悪くないと思います.
5マナ3/3&飛行なので自身が戦えるのも良いです.
3.18 トゥーグの落とし子、ウゥーグ(3~4点)
毎ターンドロー前にライブラリー上を墓地に置けるので手札の質を上げやすいです.
さらに,土地が余った時にはライフに還元出来るのも良いですね.
2つの効果で土地を墓地に置きやすいのでパワーも確保しやすいと思います.
3.19 ヴォーデイリアの冒涜者、ヴォハー(2~3点)
起動能力による手札入れ替えや自身生け贄と2マナで墓地からインスタントやソーサリーを唱えられるのは便利そうです.
ですが,2マナ1/2なのでサイズが小さいのは気になります.
3.20 エフラヴァの末裔、ザー・オジャネン(3~4点)
自身タップ時に版図未満のタフネスである自分のすべてのクリーチャーに+1/+1カウンターを1個置きます.
攻撃や後援で小型たちを育成してくれるのでトークンを並べるデッキで頼りになりそうです.
2色だとタフネス1だけ対象なので,出来れば3色くらい欲しいですね.
5色とか用意出来ると恐ろしいことになりそうですね.
4. おわりに
今セットの多色はすべて伝説なので優秀なカードが多い印象です.
ただし,能力自体は優秀でもドラフトだと使いにくいカードもありました.
なので,ピックする時は気を付けたいです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
他の色についての記事も順次追加予定なので,下記リンクから閲覧して頂けると嬉しいです.
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