- 1. はじめに
- 2. レア&神話レアの評価
- 2.1 バラルとカーリ・ゼヴ(8点)
- 2.2 腹音鳴らしとフブルスプ(10点)
- 2.3 デジェルとハゾレト(9点)
- 2.4 ドラーナとリンヴァーラ(9点)
- 2.5 エラントとジアーダ(8点)
- 2.6 ガルタとマーブレン(10点)
- 2.7 捕食の伝令、グリッサ(10点)
- 2.8 碑出告と開里(9点)
- 2.9 インガとエシカ(10点)
- 2.10 コグラとイダーロ(9点)
- 2.11 クロクサとクノロス(10点)
- 2.12 万物の座、オムナス(8点)
- 2.13 伝承師、クイントリウス(8点)
- 2.14 ランクルとトーブラン(9点)
- 2.15 サリアとギトラグの怪物(10点)
- 2.16 ヤーグルとムルタニ(8点)
- 2.17 ジモーンとダイナ(7点)
- 2.18 ズルゴとオジュタイ(10点)
- 2.19 アラーラへの侵攻(4点)
- 2.20 新ファイレクシアへの侵攻(10点)
- 2.21 トルヴァダへの侵攻(10点)
- 3. アンコモンの評価
- 3.1 植物の喧嘩屋(8点)
- 3.2 エルフの桶守り(9点)
- 3.3 光素を漁る者(8点)
- 3.4 愉快な嵐彫刻家(9点)
- 3.5 ザルファーの司令官(9点)
- 3.6 鏡の盾の重装歩兵(9点)
- 3.7 変異体の鑑定人(7点)
- 3.8 猛り狂うジオダーム(9点)
- 3.9 彫り込まれた完成態(9点)
- 3.10 嵐爪の憤怒鬼(7点)
- 3.11 アモンケットへの侵攻(6点)
- 3.12 アズゴルへの侵攻(8点)
- 3.13 エルガモンへの侵攻(7点)
- 3.14 カラデシュへの侵攻(7点)
- 3.15 ケイレムへの侵攻(6点)
- 3.16 ローウィンへの侵攻(8点)
- 3.17 モアグへの侵攻(7点)
- 3.18 ニューカペナへの侵攻(9点)
- 3.19 パイルリーへの侵攻(7点)
- 3.20 キセレクスへの侵攻(6点)
- 4. おわりに
1. はじめに
今回は機械兵団の進軍のドラフト評価(多色編)です.
私見ですが,各カードの評価を10段階で点数付けしました.
各カードのピック優先度の目安になれば幸いです.
2. レア&神話レアの評価
機械兵団の進軍の多色のレア&神話レアは21枚です.
2.1 バラルとカーリ・ゼヴ(8点)
1枚分のコストで2枚インスタントやソーサリーを唱えられるのは優れています.
2枚目を唱えない場合は2/1&伝説&速攻を1体生成出来るのも使いやすいです.
先制攻撃と威迫を持っているので交戦に強く攻撃を通しやすいのも良いです.
2.2 腹音鳴らしとフブルスプ(10点)
登場時や攻撃時に1ドロー出来るので手札を維持し易いのは良いです.
手札から土地を捨てた枚数の2倍ダメージをクリーチャー1体に与えるのも優秀です.
しかも,2マナでライブラリー上から3番目に逃げられるので倒されにくいのも◎.
2.3 デジェルとハゾレト(9点)
攻撃時にライブラリー上6枚にあるクリーチャー1枚を追放&マナコストを踏み倒せます.
大型クリーチャーを追放出来ると非常に美味しいです.
手札1枚以下の条件はありますが,5マナ5/4&警戒&速攻は使いやすいです.
2.4 ドラーナとリンヴァーラ(9点)
相手のクリーチャーの起動能力を封じつつ奪えるのは優秀です.
ただ,思ったより刺さる相手が少なそうな印象です.
アーティファクトも対象なら培養器も封殺出来たのですが.
やや色拘束が厳しめですが,4マナ3/4&飛行&警戒なのも使いやすいです.
2.5 エラントとジアーダ(8点)
ライブラリー上から瞬速や飛行を持つ呪文を唱えられるのでリソースを確保し易いです.
効率良く使用するためになるべく多く瞬速と飛行を採用したいです.
3マナ2/3&瞬速&飛行なので使いやすいです.
2.6 ガルタとマーブレン(10点)
7マナ12/12&トランプルで攻撃時にトークンを生成する超強いクリーチャーです.
これで1~2回殴るだけでゲームの流れが決まりそうです.
2.7 捕食の伝令、グリッサ(10点)
自分の戦闘開始時に3つの効果から1つを解決出来るのは良いですね.
培養2×2と変身で盤面を整えて先制攻撃&接死で総攻撃をかけられますから.
盤面が膠着し続けるほど勝利が近くなりますね.
2.8 碑出告と開里(9点)
5マナ5/4&飛行が手札を増やしてライブラリー上2枚を確定出来る時点で強いです.
死亡時にはライブラリー上追放&そのマナ総量分のダメージを与えますし.
それがインスタントやソーサリーならマナ・コストを支払わずに唱えられるのも優秀です.
2.9 インガとエシカ(10点)
クリーチャーに警戒とマナ加速能力を付与しつつドローも出来るので優秀です.
重めのカードを多数採用したデッキで活躍しそうです.
2.10 コグラとイダーロ(9点)
6マナ7/7がトランプル&速攻を得るか格闘を行えるのは良さそうです.
手札から4マナ払ってこれを捨てればアーティファクトやエンチャントを破壊出来るのも状況次第では助かりそうです.
2.11 クロクサとクノロス(10点)
6マナ6/6&警戒&威迫&絆魂は優秀です.
しかも,自分の墓地5枚追放でクリーチャーをリアニメイト出来るのも強いです.
上手く活用するために切削や手札入れ替えで墓地を増やしたいです.
2.12 万物の座、オムナス(8点)
毎ターンライブラリー上を手札に加えるのでドローエンジンとして使えます.
公開カードが3つ以上の色マナシンボル持ちならマナ加速するので唱えやすくなりますし.
(3色だけでなく,赤赤白や緑緑緑でもOKです)
ですが,4マナで4色必要なので色拘束が厳し過ぎますね.
サイズも4マナ相当ですし.
2.13 伝承師、クイントリウス(8点)
クリーチャーと土地以外を繰り返し使えるのは良さそうです.
2.14 ランクルとトーブラン(9点)
戦闘ダメージを通すたびにお互いに影響のある効果を好きな数選べます.
宝物トークンは相手も得ますし,生け贄は自分も捧げるので状況に応じて判断したいです.
3つ目の効果は相手がバーンを構えていなければ自分だけメリットを得られますね.
このカードが先制攻撃でダメージを与えるので通常タイミングでダメージを与えるクリーチャーの与ダメージが2点増えて一気に打点が上がります.
色拘束の厳しさはネックですが,5マナ3/4&飛行&先制攻撃&速攻は優秀です.
2.15 サリアとギトラグの怪物(10点)
4マナ4/4&先制攻撃&接死なので非常に強力です.
相手のクリーチャーはタップインするのでブロックが遅れるのも良いです.
攻撃時に余剰土地や弱いクリーチャーをドローに変換出来るのも◎.
2.16 ヤーグルとムルタニ(8点)
能力を持たないバニラですが,6マナ18/6はかなりのインパクトです.
飛行やトランプルを付与出来れば一気にゲームを決めることも出来ますね.
2.17 ジモーンとダイナ(7点)
条件達成で毎ターンダメージレースで4点有利になるのは優れています.
自身の能力だけで条件を達成出来ますし.
ですが,色拘束の厳しさと生け贄を用意し続けられるかどうかが課題です.
2.18 ズルゴとオジュタイ(10点)
ダメージを通すたびに手札を増やしつつ,自身が手札に戻れるのは優秀です.
5マナ4/4&飛行&速攻が登場時に呪禁を得るので倒されにくいです.
相手がこのカードを止められないならこれを投げ続けるだけでいずれ勝てます.
2.19 アラーラへの侵攻(4点)
ライブラリーから4マナ以下を2枚追放して片方をコスト踏み倒しで唱えられるのは良いです.
ですが,5マナで5色必要なのはドラフトだと流石に厳し過ぎます.
大渦の目覚めは非常に優秀ですが,アラーラへの侵攻を置きにくいのが難点です.
2.20 新ファイレクシアへの侵攻(10点)
3マナで2/2&警戒の騎士1体生成でも悪く無いです.
ですが,Xを増やすほど効率が良くなって強くなります.
5マナで2/2&警戒×3とかでも十分ですからね.
ザルファーのテフェリー・アコサは優秀なプレインズウォーカーです.
ドロー,騎士強化紋章生成,パーマネント除去を選択出来るわけですから.
ザルファーのテフェリー・アコサを維持出来るならアド差でいずれ勝てます.
2.21 トルヴァダへの侵攻(10点)
自分の墓地からバトル以外のパーマネントを1枚リアニメイト出来るのは使いやすいです.
壊れた空は常時全体+1/+0&絆魂付与なのでドラフトだと非常に優秀です.
しかも,自分の終了ステップに1/1&飛行を1体生成するので盤面をどんどん増やせますから.
3. アンコモンの評価
機械兵団の進軍の多色のアンコモンは20枚です.
3.1 植物の喧嘩屋(8点)
賛助と相性の良い成長する2マナ2/2です.
1ターン1回とはいえ,他のクリーチャーを強化ついでに成長するのは良いです.
トランプル持ちなのでサイズアップをライフ削りに反映し易いのも◎.
この効果は相手ターンにも使えるのでコンバットトリックをさらに強く使えます.
3.2 エルフの桶守り(9点)
5マナ必要ですが,培養器を2倍の強さで変身させるのは強力です.
培養3なら6/6,培養5なら10/10になるわけですから.
そのため,培養器デッキなら優先的に集めたいです.
3.3 光素を漁る者(8点)
墓地にあるインスタントやソーサリーを再利用出来るのは良いです.
相手の墓地にあるインスタントやソーサリーを使えるのも優れています.
3.4 愉快な嵐彫刻家(9点)
5マナで2/3を1体,1/1を2体並べられるので召集と相性抜群です.
しかも,召集するたびに相手とバトルに1点ダメージも優れています.
召集を多く採用するデッキを組むなら優先的に集めたいです.
3.5 ザルファーの司令官(9点)
常時騎士を全体パンプなので騎士デッキを組むなら最優先で集めたいです.
タッパーとしても使えるのも優秀です.
3.6 鏡の盾の重装歩兵(9点)
賛助が2回誘発するようになるのは強力です.
賛助メインのデッキを組むなら最優先で集めたいです.
3.7 変異体の鑑定人(7点)
パワーの上がる飛行&警戒は強いです.
ですが,変身したパーマネントを複数用意するのに時間がかかります.
そのため,遅めのデッキで採用することになりますね.
3.8 猛り狂うジオダーム(9点)
攻撃クリーチャー1体を強化出来るので置物として便利です.
4マナ3/3&トランプル&速攻で自身も強化対象に出来るのも優れています.
3.9 彫り込まれた完成態(9点)
常時ファイレクシアンを全体パンプなので優秀です.
今セットは培養器を含めてファイレクシアンが多いですからね.
エンチャントなので場に残りやすいのも助かります.
3.10 嵐爪の憤怒鬼(7点)
+1/+1カウンターで強化しつつ1ドロー出来るのは良いですね.
培養器を生け贄にするのが良さそうです.
3.11 アモンケットへの侵攻(6点)
お互い切削しつつ1枚ハンデス&1ドローは良さそうです.
ラゾテプの改宗者はお互いの墓地にあるクリーチャーのコピーになります.
切削とハンデスで能力が強いクリーチャーを墓地に落とせれば活躍出来そうです.
3.12 アズゴルへの侵攻(8点)
2マナで相手のクリーチャーやプレインズウォーカーを1体生け贄に捧げるのは良さそうです.
相手が1点ライフを失うのは地味ですが,後々効いてくると思いますし.
灰の死神は条件達成で毎ターンサイズアップします.
お互いのパーマネントが1枚でも墓地に置ければOKなので条件達成は容易そうです.
3.13 エルガモンへの侵攻(7点)
2マナでマナ加速しつつ手札入れ替えが出来るのは便利そうです.
1ターン早く大型を登場させられれば流れを掴みやすくなりますし.
トルーガの断崖突きは手札1枚を土地やバトルに変換出来るのが優れています.
土地を伸ばせますし,強力なバトルが残っているならそれを引いても良いわけですから.
3.14 カラデシュへの侵攻(7点)
2マナで1/1&飛行を1体生成は良さそうです.
黄金鱗の旗艦、エーテルウィングは自分のアーティファクト分パンプする機体です.
今セットは培養器を生成しやすいので上手くパワーを上げたいです.
3.15 ケイレムへの侵攻(6点)
2体に+2/+0修正&警戒&速攻を付与するので高打点で殴りやすいです.
武勇の場の二人組は攻撃するたびに+1/+1カウンターで成長するのが強いです.
ですが,クリーチャー・トークンと一緒に攻撃しないと誘発しません.
そのため,トークンを片方処理されてしまうと使いにくくなるのが難点です.
3.16 ローウィンへの侵攻(8点)
6マナは重めですが,エルフ以外のクリーチャーを1体破壊出来るのは良さそうです.
選別する軍団は自分の土地枚数分のサイズになります.
なので,土地が伸びる後半はかなりのサイズを期待出来そうです.
3.17 モアグへの侵攻(7点)
自分のクリーチャーすべてに+1/+1カウンターを1個置けるのは良いです.
花帯のドライアドは自分の終了ステップに+1/+1カウンター1個を自分の任意のクリーチャー1体に置きます.
時間が経つほど盤面を強力に出来るので良いです.
3.18 ニューカペナへの侵攻(9点)
生け贄が必要ですが,2マナでクリーチャー追放除去は有用です.
アーティファクトを生け贄に捧げられるので培養器をコストにするのが良さそうです.
聖なる焼尽砲は攻撃クリーチャーと同タイプすべてに+1/+1カウンターを置くので強力です.
攻撃を繰り返すだけで盤面がガンガン強くなっていくわけですから.
今セットはファイレクシアンが多いので同タイプを揃えるのも比較的簡単そうですし.
3.19 パイルリーへの侵攻(7点)
占術3でキーカードを探せますし,土地か両面カードなら引けるのも良さそうです.
巨大な板岩角は変身したパーマネントにトランプル&護法2を与えるのが良いです.
今セットは培養器を生成しやすいですし,変身持ちクリーチャーもいますから.
自分の全てのパーマネント対象なのでバトルから変身したエンチャントやアーティファクトもトランプル&護法2を得られますね.
3.20 キセレクスへの侵攻(6点)
クリーチャーバウンスは有用ですが,4マナソーサリーは扱いにくいです.
天頂の聖騎士は自分のクリーチャー枚数分のサイズになります.
飛行持ちなのでしっかりサイズアップ出来れば頼りになりそうです.
4. おわりに
今セットの多色はいつも以上に強力なカードが多い印象です.
デッキの色を決める際の基準になるのでしっかり把握しておきたいです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
他の色についての記事も順次追加予定なので,下記リンクから閲覧して頂けると嬉しいです.
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