1. はじめに
新弾が実装されたので早速ニューカペナの街角のシールド戦に参加しました.
今セットは3色がメインなので,構築やプレイが普段よりも難しかったです.
ですが,ニューカペナの街角のシールド初挑戦でなんとか7勝出来ました.
なので,今回は使用したデッキと各カードの使用感を記します.
他にも対戦相手に使用されて厄介だと思ったカードについても記します.
2. デッキレシピ
今回組んだデッキレシピと開封時に入手したカードを下記に記します.
デッキからサイドボードまでコピーしてインポートすればMTGアリーナで確認出来ます.
デッキ
1 作業場の戦長 (SNC) 165
5 森 (SNC) 271
1 祝祭の出迎え (SNC) 148
1 宝石泥棒 (SNC) 151
1 装飾庭園を踏み歩くもの (SNC) 160
1 賭け試合 (SNC) 154
1 殺人魔 (SNC) 168
4 山 (SNC) 269
4 沼 (SNC) 267
1 橋桁のうすのろ (SNC) 80
2 交渉の難航 (SNC) 74
1 磐石、ミスター・オルフィオ (SNC) 204
1 ロウクスの保安員 (SNC) 220
1 ジェトミアの仲介者 (SNC) 194
1 給付金 (SNC) 225
1 土建組一家の監督所 (SNC) 255
2 環状競走路 (SNC) 253
2 市民の庭師 (SNC) 140
1 掃除係 (SNC) 141
1 機知ある怨怒取り (SNC) 131
1 絞殺 (SNC) 125
1 悪党の展示場 (SNC) 92
1 貴顕廊一家の新入り (SNC) 86
2 不吉な小包 (SNC) 241
1 死体の爆発 (SNC) 179
1 貴顕廊一家の劇場 (SNC) 251
サイドボード
1 厚顔な成り上がり (SNC) 169
1 ジェトミアの情婦、ジニー・フェイ (SNC) 195
1 放蕩の歓楽者 (SNC) 214
1 舞台座一家の魔除け (SNC) 173
1 群衆の寵児 (SNC) 181
1 身代金の要求 (SNC) 16
1 空の叫び屋 (SNC) 31
1 裏酒場の給仕人 (SNC) 32
2 天橋塔 (SNC) 256
2 宴をかき乱す者 (SNC) 91
1 警備の抜け道 (SNC) 59
1 悪魔の本分 (SNC) 75
3 斡旋屋一家の潜伏先 (SNC) 248
2 騒乱の巡回者 (SNC) 114
1 土建組一家の囮 (SNC) 156
1 街宣行進 (SNC) 158
2 妖艶な無法者 (SNC) 190
2 削岩機 (SNC) 111
1 証人保護 (SNC) 66
1 斡旋屋一家の古参 (SNC) 36
1 カペナ特急 (SNC) 139
2 スパーラの審判者 (SNC) 224
2 翼盾の工作員 (SNC) 64
1 屈服の拒否 (SNC) 27
1 煌き売り (SNC) 149
1 超常使いの詮索者 (SNC) 53
1 舞台座一家の新入り (SNC) 137
1 常夜会一家の新入り (SNC) 50
2 粋な盾仲間 (SNC) 9
2 表舞台の奇術師 (SNC) 106
1 常夜会一家の店先 (SNC) 252
1 妖艶な泥棒、コルメラ (SNC) 177
2 水辺地区 (SNC) 259
1 下見 (SNC) 37
1 断れない提案 (SNC) 51
1 壮麗なる変化 (SNC) 48
1 金属猫 (SNC) 236
1 温かい歓迎 (SNC) 164
1 常夜会一家の魔除け (SNC) 208
1 下水クロコダイル (SNC) 60
1 歪んだ守衛 (SNC) 71
1 光素のスカラベ (SNC) 239
1 一蹴 (SNC) 52
1 輝く備蓄品 (SNC) 107
1 損切り (SNC) 38
3. 土建組一家(黒赤緑)のデッキ完成までの道のり
今セットは多色に優秀なカードが多いため,構築が固まるまで色々悩みました.
なので,次回のために私がどういった経緯で土建組一家のデッキを作ったのか記します.
3.1 とりあえず緑を使うことが確定
上記4枚のカードがあったので緑は外せないと思いました.
実際のところ,今回の7勝は緑の影響が大きかったので大正解でした.
3.2 緑を含む多色で赤が良さそうなので赤採用が確定
緑を含む多色で上記3枚が目に留まったので赤を選択しました.
赤には使いやすい除去の絞殺と団結でライフを削れる機知ある怨怒取りもありましたので.
3.3 二つの一家で迷った末に舞台座一家(赤緑白)を選択
舞台座一家を選べと言わんばかりのラインナップだったので舞台座一家を選択しました.
クリーチャーを並べてパンプで一気に押し込む戦い方が出来そうでしたので.
逆に,土建組一家は光るカードが磐石、ミスター・オルフィオくらいだけでしたので.
タッチ黒して磐石、ミスター・オルフィオの採用も考えましたが,安定を取って止めました.
3.4 初戦で常夜会一家(白青黒)に手痛い敗北…
序盤から除去合戦になったのですが,相手の方が量と質ともに強くて押し負けました.
インスタントタイミングかつパワーに無関係に処理出来る除去は強かったです.
私の賭け試合で対象にしたこちらのクリーチャーを潰された時点でほぼ詰みでした….
インスタント除去で潰されるのは格闘除去の弱さなので相手が一枚上手でした.
後は単純にクリーチャーのパワーで負けていたと感じました.
この流れは流石に不味いと思い,早々に舞台座一家を辞めてデッキを見直すことにしました.
3.5 ミスターの力を借りるために土建組一家(黒赤緑)デッキを作る
常夜会一家にボコボコにされた私はミスターを頼るべく土建組一家へ身を寄せるのであった.
黒を取った結果,死体の爆発や交渉の難航×2を採用出来て除去が厚くなりました.
ここから先は無敗の7連勝でした!
除去増加に加えて,磐石、ミスター・オルフィオによる打点向上が功を奏しました.
最初から磐石、ミスター・オルフィオを信じてついていくべきだったと痛感しました.
オルフィオの兄貴「俺を信じろ!お前を信じる俺を信じろ!」
4. 採用しているクリーチャーの使用感について
このデッキで採用しているクリーチャーの使用感について記します.
4.1 市民の庭師
常にコンバットトリックを構えている風に動けるのでブロックされにくかったです.
(実際に構えていることも多かったですけどね.)
1マナか2マナを使ってから攻撃することで行動回数を増やせたのも良かったです.
今回のデッキはパンプ手段が無いのであまり疑似警戒として使いませんでした.
4.2 祝祭の出迎え
1ターンに同じ効果を1回しか選択出来ないとはいえ,かなりのパワーでした.
基本は宝物生成でトークンで次点でどちらかの効果を使っていました.
給付金との相性が想像以上に良かったです.
宝物トークンを1個残しておけば,相手ターンに給付金で市民生成→団結で宝物生成→給付金で市民生成→団結2回目誘発とか出来ましたから.
ダメージ計算を結構狂わせられるので,この組み合わせにはかなり助けられました.
4.3 殺人魔
とりあえず2マナ2/2として使っていました.
もっと生け贄を簡単に用意出来るような構築なら強そうなんですけどね.
4.4 ジェトミアの仲介者
2マナ2/2が赤緑を払うたびに大型化するのは結構良かったです.
宝物トークンを1個でも使えば+1/+1カウンターになりましたし.
ただし,3色なので1ターンに能力を2回起動するくらいが限界でした.
4.5 貴顕廊一家の新入り
3マナ帯が薄めだったので採用しました.
脆いですが,パワー3なのでそれなりに働いてくれました.
墓地で使えるドロー効果が良かったですね.
中盤以降は手札が尽きてマナフラッド(土地余り)になりやすいですから.
ですが,この枠は表舞台の奇術師でも良かったかなぁ,と思わなくも無いです.
色が出なくて厳しい時も多かったので,宝物トークン生成が欲しかったですから.
状況によっては1枚で2回団結を誘発出来ますし.
4.6 機知ある怨怒取り
団結1点バーンは地味ですが,着実にゴールが近くなったのでいぶし銀の活躍でした.
4.7 装飾庭園を踏み歩くもの
優秀なクリーチャーだと思うのですが,想像よりも使いにくかったです.
ダブルシンボルなので序盤は色不足でプレイ出来ないことが多かったです.
さらに,土地が7枚になるまで攻防に参加出来ませんからね….
このカードを戦力としてカウントするなら他にも土地ブースト要員が欲しいです.
もしくは,安定して土地が7枚になるようにドローを厚くしたいです.
4.8 宝石泥棒
事前評価通りコモンとは思えないくらい活躍をしてくれました.
クリーチャーとして強いのに宝物も生成出来るのは優秀過ぎます.
しかも,ダブルシンボルではくシングルシンボルなのも偉すぎです.
リミテッドエースの称号を与えたいくらいです.
4.9 ロウクスの保安員
4マナ5/4なのでマナレシオに優れていて使いやすかったです.
宝物トークン2個消費は勿体ないので,そちらの方法ではほとんど唱えませんでした.
4.10 磐石、ミスター・オルフィオ
ニューカペナのサイ界最強クラスの一角にして今回の勝利の立役者その1です.
任意の攻撃クリーチャーのパワー2倍はかなり強かったです.
パワー2が4に,パワー3が6になるので格上と相打ちしやすかったですから.
スルーするならライフを刻めるので勝利が近くなりますし.
作業場の戦長がパワー10&トランプルで攻撃出来たのはかなりのインパクトでした.
4.11 橋桁のうすのろ
5マナ4/4は平凡ですが,死亡時2/2生成で盤面が減らないのは偉かったです.
奇襲&磐石、ミスター・オルフィオでパワー8点パンチとかして使ってました.
4.12 作業場の戦長
ニューカペナのサイ界最強クラスの一角にして今回の勝利の立役者その2です.
やや脆いですが,パワー5&トランプル&3点ライフゲインでライフ差を作りやすいです.
しかも,4/4が残るので相打ちした次のターンも攻めやすいです.
4.13 掃除係
6マナ6/6はサイズに優れているので頼りになりました.
今回は色々と厄介なカードがあるので広範囲をカバー出来るのも良かったです.
5. 採用しているクリーチャー以外のカードの使用感について
このデッキで採用しているクリーチャー以外のカードの使用感について記します.
5.1 絞殺
ソーサリーですが,1マナ3点バーンなので使いやすかったです.
相手のクリーチャーを排除しつつ,残ったマナでクリーチャーを並べやすかったので.
5.2 不吉な小包
土地サーチと除去を使い分けられるのが想像以上に良かったです.
土地サーチはなるべく我慢して,除去として使うことが多かったです.
5.3 賭け試合
緑の除去としては比較的使いやすいですが,相手のインスタントが怖かったです.
これを唱える際に割り込まれてこちらのクリーチャーを除去される隙がありますので.
5.4 悪党の展示場
土建組一家を使う際に採用したクリーチャー回収が想像以上に機能しました.
最大で黒赤緑のクリーチャーを合計3枚回収出来るため,手札が尽きにくかったです.
退場した磐石、ミスター・オルフィオや作業場の戦長を使い回せますだけでも十分でした.
白→青→黒→赤→緑の順番で解決するので最初に0枚解決しかなくても気にしないで下さい.
5.5 死体の爆発
クリーチャーが主体になるドラフトに置いてリセットカードは強力でした.
1対2以上の交換が出来るので非常に戦いやすかったです.
相手の手札が尽きる段階で使用すると即投了という事態も発生しました.
ダメージ調整も出来るので,自分の強力なクリーチャーを残せるのも良かったです.
大体の場合磐石、ミスター・オルフィオが残って奇襲や後続を投げる感じでした.
5.6 交渉の難航
これだけで除去が出来ない場面もありましたが,インスタントなのが良かったです.
やや重いですが,交戦で一方的に相手を破壊出来るだけでも十分です.
私はほとんど墓地利用しないので基本的に相手のライブラリーを切削していました.
強力なカードを落とせた時もあれば,余剰な土地を切削した時もあるので一長一短です.
5.7 給付金
やや重いですが,宝物トークンを2個生成出来るので色事故回避に役立ちました.
宝物1個で1/1を生成出来るのでチャンプブロッカーとしても使いやすかったです.
先ほども紹介しましたが,祝祭の出迎えとの相性が抜群でした.
5.8 環状競走路
3色デッキなのでタップインでも2色発生土地は助かります.
ドローも出来るので手札が尽きた時に役立つ機会もありました.
5.9 貴顕廊一家の劇場
多く必要のない黒ばかり引くのが嫌で途中から採用しました.
1マナで土地サーチ&1点ライフゲインと考えれば悪くなかったです.
本当は土建組一家の監督所が良かったですけど,これでも十分仕事をしてくれました.
5.10 土建組一家の監督所
土建組一家のデッキを組んだので色事故回避に役立ちました.
2色発生土地には劣りますが,色事故回避の観点からすると有用でした.
6. 使われて厄介だったカードについて
今回のシールド戦で相手に使われて厄介だったカードを記します.
6.1 しつこい負け犬
倒しても倒しても何度も食い下がってくるのが非常に厄介でした.
タフネス4以上の壁が無いと盤面を取られるかライフを削られて辛かったです.
相手はライフを失いますが,ドロー出来るので状況が好転していましたし.
このカードのために追放手段を用意したくなるレベルでした.
6.2 天界の整調者
3マナ2/3&飛行を登場させつつ,ブロッカーをタップされるのは厳しかったです.
こちらは飛行持ちがいないので除去を引けないとライフ差が酷いことに….
しかも,複数枚揃えやすいコモンなので複数体出てきた時は絶句しました.
6.3 下水クロコダイル
6マナ4/6はそれなりですが,アンブロッカブルが優秀なワニさんです.
今回はダメージ系除去ばかりだったので,6点を焼き切るのは非常に困難でした.
交戦で破壊しようにもアンブロッカブル化してすり抜けられてしまいますし.
6.4 宝石泥棒
もはや説明不要のリミテッドエースです.
味方だと頼もしいですが,敵に回るとここまで厄介だとは…,思っていましたけどね!
6.5 集団失踪
ドラフトにおいてリセットカードは強力だと痛感させられた1枚です.
1ドロー出来る機会が多いとはいえ,被害甚大で立て直しは困難です.
相手も多色クリーチャーがいると実質手札を消費していないのも厳しいところです.
6.6 救出専門家
3マナ3/2&絆魂だけでも厄介なのに,2マナリアニメイト付きなので優秀でした.
このカードを放置するわけにはいかないのでデメリットは有って無いようなものでした.
6.7 鼓舞する監視者
3マナ2/1&飛行&1点ライフゲイン&1ドローは優秀でした.
6.8 斡旋屋一家の古参
死亡時に他のクリーチャーに盾カウンターを置けるのが厄介でした.
どうしたって強力なクリーチャーが破壊耐性を得てしまうわけですから.
状況次第ではチャンプアタックしてきてもブロックするかどうか悩むレベルです.
6.9 反感煽り
一時的とはいえ,2マナで+4/+3修正は強烈でした.
ダメージ破壊が通らなかったですし,トランプル持ちに使われて痛かったです.
6.10 顔壊しのプロ
繰り返し使える宝物生成&疑似ドローなので絶対に放置するわけにはいきません.
登場してしまったら早期に退場してもらわないとどんどん不利になってしまいます.
交渉の難航のおかげで被害は最小限に抑えられました.
6.11 八百長試合
やはり毎ターン+1/+1カウンターを置けるのは非常に強力でした.
放置すると小型クリーチャーすら手に負えなくなってしまいましたから.
そうなってしまうと秘匿5で追放したカードのプレイも出来てしまいますし.
6.12 一家のために
やはり1マナで+2/+2修正は厄介でした.
序盤でも1マナくらいなら簡単に残せますからね.
相手に使われるのは嫌ですが,こういったカードがあると駆け引きが面白くなりますよね.
6.13 斡旋屋一家の隆盛
八百長試合が強力ならこれはぶっ壊れているといっても過言ではありません.
毎ターン+1/+1カウンターを全体に置かれるのは強力過ぎました.
幸いにも攻めている側だったので相打ち覚悟でライフを削り切れました.
ですが,少しでも膠着してしまっていたら確実に負けていました.
こういうエンチャントを使われるならエンチャント除去を複数積みたくなります.
6.14 欲深き者、エヴリン
お互いのライブラリートップ追放で実質手札が2枚増えるようなクリーチャーです.
幸いにも致命的なカードは奪われませんでした.
ですが,それでもリソース差が厳しくなったと感じました.
しかも,タフネスが5あるので微妙に除去しにくかったのも厄介でした.
6.15 策謀の予見者、ラフィーン
謀議で大型化する前に仕留められたので大事には至りませんでした.
ですが,動き始めてしまったらとても対処出来るものではなかったはずです.
6.16 放蕩の歓楽者
このサイクルだと比較的控えめだと思ったのですが,思いのほか厄介でしたね.
5/3なので大型と相打ちしやすいですし,1/1が残るのでダメージを通しにくいですし.
6.17 早抜きの短剣
3マナは重めですが,突然の先制攻撃は痛かったです.
+1/+1修正はずっと残るのでサイズ差をつけられるのも厳しい感じでした.
無色のコモンとはいえなかなか侮れない装備品です.
7. おわりに
1回目のニューカペナの街角のシールド戦で7勝出来たのは幸先良いスタートです.
色々なカードの使用感を知ることが出来たのも良かったです.
ただ,ドラフトのピックはなかなか難しくなりそうな感じがしました.
優秀なカードが多いですし,両隣の色が普段以上にわかりにくそうですから.
ニューカペナの街角のドラフトはピックに慣れるまで大変そうです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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