1. はじめに
機械兵団の進軍のプレミアドラフトで7勝出来ました.
使用したデッキは重めのラクドス(赤黒)カラーのデッキです.
原初の征服者、エターリが勝利の鍵でした.
今回は使用したデッキと各カードの使用感を記します.
他にも対戦相手に使用されて厄介だと思ったカードについても記します.
2. デッキレシピ
今回組んだデッキレシピと開封時に入手したカードを下記に記します.
デッキからサイドボードまでコピーしてインポートすればMTGアリーナで確認出来ます.
※しばらく前から日本語版MTGアリーナのインポートが使用不能になっています….
デッキ
1 原初の征服者、エターリ (MOM) 137
3 焼炉の徒党の突撃者 (MOM) 140
2 カーサスの深淵守護兵 (MOM) 150
1 帆凧 (MOM) 261
2 鬱牙のやっかいもの (MOM) 108
1 破壊的な霊基体 (MOM) 97
1 不敵なスカルド (MOM) 138
2 失敗した変換 (MOM) 103
1 火山の悪意 (MOM) 170
1 ファイレクシアのガルガンチュア (MOM) 121
1 刃の鉄扇 (MOM) 91
1 紅蓮のいたずら者 (MOM) 157
1 集団的悪夢 (MOM) 95
1 オナッケの投槍兵 (MOM) 156
1 飛び回るゲリラ (MOM) 105
1 死滅都市の開封 (MOM) 128
1 鼠の密通者 (MOM) 120
1 終身油唱師 (MOM) 126
9 沼 (SIR) 285
8 山 (SIR) 288
サイドボード
1 レイモス教の大剣 (MOM) 159
1 焼炉の手綱 (MOM) 141
1 ロークスワインの元首、アヤーラ (MUL) 78
1 レガーサへの侵攻 (MOM) 148
1 帆凧 (MOM) 261
2 衝撃的な啓示 (MOM) 127
1 神の火の壺 (MOM) 266
1 胆液飲み (MOM) 111
1 水晶の甲殻 (MOM) 183
1 微風の歌い手 (MOM) 86
1 巨大化した害獣 (MOM) 197
1 焼熱の太陽の激情 (MOM) 133
1 方程式の改変 (MOM) 50
1 ラルの援軍 (MOM) 158
1 鼓舞する突撃 (MOM) 19
1 サリアとギトラグの怪物 (MOM) 255
2 屑肉の再利用者 (MOM) 100
1 感染した離反者 (MOM) 18
1 無力化 (MOM) 123
1 コーの矛槍 (MOM) 27
3. 今回使ったデッキについて
1パック目のレアが原初の征服者、エターリだったので赤は確定でした.
黒がそれなりに流れていたので1パック終了時にほぼ赤黒で固まっていました.
ただ,原初の征服者、エターリは重いのでマナ加速が欲しかったです.
そこでサブカラーを黒から緑に変更しようと思ったのですが,緑の流れが悪かったです.
なので,緑を諦めて焼炉の徒党の突撃者と鬱牙のやっかいもののサイクリングを活かして土地を安定させることにしました.
後は時間を稼げる除去や墓地回収を入れてデッキを作りました.
サイクリングや諜報で圧縮しているおかげか原初の征服者、エターリをちゃんと引けて勝てる試合が多かったです.
原初の征服者、エターリを引けなかった場合は焼炉の徒党の突撃者と鬱牙のやっかいものでなんとかしました.
4. 採用しているクリーチャーの使用感について
このデッキで採用しているクリーチャーの使用感について記します.
4.1 鼠の密通者
相手が選ぶ1枚ハンデスは地味ですが,割と役立ったと思います.
こちらの動きは遅いので,少しでも相手の動きを鈍らせるのは大事ですから.
2マナ1/1は微妙ですが,チャンプブロックで時間も稼げましたし.
4.2 紅蓮のいたずら者
ぎらつく暴力屋で相打ちすれば相手のクリーチャーを追加で1枚取れるのが良かったです.
培養器を生け贄にされた場合でもクリーチャーを除去しているのと変わりませんし.
4.3 飛び回るゲリラ
貴重な飛行持ちだったので重宝しました.
効果でライブラリー上に引きたいクリーチャーを仕込めるのも良かったです.
原初の征服者、エターリなど大事なカードにアクセスしやすくなりましたから.
4.4 カーサスの深淵守護兵
防衛持ちですが,3マナ4/3はかなり頼りになりました.
パワー2は止められますし,5マナくらいまで相打ちすることも出来ますので.
これを2枚引けたおかげで時間を稼ぎやすかったです.
いくつかパンプ手段も用意しているのでアタッカーとして活躍してくれたのも◎.
新セットのドラフトが始まってからかなり好きになったコモンの1枚です.
4.5 破壊的な霊基体
動き出しが遅いので絆魂でライフゲイン出来るのは助かりました.
カーサスの深淵守護兵に絆魂を付けて攻撃させることも割とありましたね.
4.6 終身油唱師
相手の墓地8枚の条件がなかなか揃えられなくて苦労しました.
そのため,2/4&威迫として使う場面が多かったです.
ですが,条件を達成すれば5/4&威迫なので結構頼りになりました.
4.7 不敵なスカルド
それなりのサイズが二段攻撃持ちなのでかなり頼りになりました.
カーサスの深淵守護兵や終身油唱師に二段攻撃を付ける攻撃させることも良くありました.
+1/+1カウンターと二段攻撃のセットは強力ですね.
4.8 オナッケの投槍兵
かなり頼りになる飛行壁です.
このカードのおかげで大半の飛行は止められましたから.
タップ能力で2点与えられるのでジリジリ相手を追い詰められたのも良かったです.
4.9 ファイレクシアのガルガンチュア
ちょっと重めですが,ドロー内蔵なので助かりました.
原初の征服者、エターリを登場させやすくするためにドローは大事ですので.
ただ,ライフに余裕が無い状態で2点ライフを失うのは怖かったですね.
4.10 焼炉の徒党の突撃者
今回の勝利の立役者の1人です.
序盤からサイクリングで土地を安定して伸ばせるのが良かったです.
6マナ5/5&速攻なのでアタッカーとしても頼りになりました.
4.11 鬱牙のやっかいもの
今回の勝利の立役者の1人です.
序盤からサイクリングで土地を安定して伸ばせるのが良かったです.
+1/+1カウンター2個と威迫を付与出来るのもかなり良かったです.
この賛助のおかげで勝てた試合も少なく無かったですから.
4.12 原初の征服者、エターリ
今回7勝出来たのはこのカードのおかげだと言っても過言ではないくらい活躍してくれました.
不確定とはいえ自分と相手のライブラリーから1枚ずつ呪文を唱えられますからね.
運良く強力なカードを登場させられればそのままの勢いで勝てましたから.
仮に弱いカードだったとしてもこれ1枚で2枚分アドを稼げましたし.
変身はマナコストが重い&変身するまでもなく勝てたので1回も変身しませんでしたね.
5. 採用しているクリーチャー以外のカードの使用感について
このデッキで採用しているクリーチャー以外のカードの使用感について記します.
5.1 刃の鉄扇
インスタントタイミングで破壊不能付与はかなり活躍してくれました.
相打ちのところ一方的に殴り勝てましたし,破壊除去も回避出来ましたので.
登場時以降も+1/+0修正のおかげで仕事してくれましたし.
5.2 火山の悪意
2マナなので使いやすく3点ダメージで取れる対象は多いため便利でした.
同時に手札入れ替えも出来るので安定して動きやすくなりましたし.
5.3 帆凧
いつもながらドラフトで使い回せる飛行付与はかなり役立ちますね.
+1/+0修正も結構効きますし.
5.4 集団的悪夢
召集持ちなので非常に使いやすかったです.
土地がフルタップでも黒を含めたクリーチャーが3枚アンタップなら使えますからね.
そのため,防御時にかなり活躍してくれました.
5.5 死滅都市の開封
今回の勝利にかなり貢献してくれた縁の下の力持ちです.
サイクリング持ちクリーチャーとの相性が抜群でした.
序盤はサイクリングして欲しくなったらこれで回収出来るわけですから.
焼炉の徒党の突撃者と鬱牙のやっかいものを回収して投げているだけでもかなり有効でした.
切削も出来るので原初の征服者、エターリを探すことも出来ますし.
5.6 失敗した変換
やや重い上に確定除去じゃないですが,想像以上に活躍してくれました.
除去としてはやや物足りないですが,諜報2がかなり良かったです.
いらないカードを無駄に引かなくて済むので動きを安定させやすくなりましたから.
6. 使われて厄介だったカードについて
今回までのドラフト戦で相手に使われて厄介だったカードを記します.
6.1 ボーラ投石手
こちらの一番強いブロッカーをタップさせられるのが非常に辛かったです.
動き出しが遅いデッキなのでカーサスの深淵守護兵とかタップされると全然守れなくてそのまま負けてしまいますからね.
ボーラ投石手を使う相手に守りに入るのは避けたいです.
6.2 割込み
召集持ちなのが非常に厄介でした.
攻撃して全く問題の無い盤面なのにこれ1枚でかなりの痛手を負いましたから.
コモンなので見かける機会がかなり多かったのも厳しかったです.
6.3 エルズペスの強打
1マナで3点ダメージは想像以上に厄介でした.
3点ダメージで取れる対象は結構多いですからね.
それにチャンプアタックやチャンプブロックと組み合わせても良いわけですし.
アンコモンの割には割込みと同じくらいの頻度で見かけたのも嫌でした.
6.4 キスキンの雄山羊乗り
今セットはパンプ手段が多いので二段攻撃持ちは強いです.
確定除去を採用出来なかったので一定以上に強化されると止められなかったのも×.
6.5 サイバの暗号術師
呪禁で味方を守りつつチャンプブロックも出来るのがかなり厄介でした.
除去やコンバットトリックが通らないのとブロックで2回分計算を狂わせられますから.
6.6 本質の同化
今セットは強力なカードが多いのでちゃんと打ち消せると強いですね.
大型をたった2マナで打ち消されるとテンポ損が大きいですから.
自分ではあまり打ち消しを使う気になれませんが,相手にすると相当厄介です.
6.7 完成化した猟匠
除去を打ったクリーチャーやチャンプブロックしたクリーチャーが3/3で戻ってくるのは想像以上に嫌でした.
やや地味な効果かと思ったのですが,見積もりが甘かったようです.
6.8 胆液の影
サイズアップするクリーチャーは優秀です.
相手のクリーチャーを除去してもいいですし,自分のクリーチャーを生け贄に捧げてパンプしますからね.
毎ターン相打ちで1:1交換しているだけでもOKですから.
なので,放置しておくと非常に厄介なクリーチャーです.
6.9 衝撃的な啓示
今セットは強力なカードが多いので登場前に処理出来るのは強いです.
加えて手札状況も筒抜けになるのでこちらの思惑を悟られるのも辛いです.
ハンデス出来なくても培養3があるので数あるハンデスの中でも別格な印象です.
6.10 梁町の殴り棒
先攻ですんなりこれを装備されるとかなり厳しい展開になります.
威迫も付与するので簡単に攻撃を通せて宝物でマナ加速出来ますから.
相手だけ先に重いカードを使えるのでカードパワー差でどんどん追い込まれます.
6.11 シヴ山の枝焼き
召集でコストの下がる4/4&飛行&速攻はやはり強かったです.
止める手段を用意出来なければそのまま殴り負けますからね.
6.12 かき立てる炎
召集持ちの4点ダメージは強かったですね.
クリーチャーも除去出来ますし,バトルやライフを削るのにも使えますから.
今セットは召集持ちのインスタントが強力だと痛感しています.
6.13 インガとエシカ
みんなマナ加速出来てドローも出来るのが弱いわけないですね.
警戒も付与出来るので隙が生まれにくいですし.
一方的に強固な盤面を築かれてなすすべもなく負けました.
6.14 クロクサとクノロス
ドラフトで登場してはいけない類の超パワーカードです.
相手の厄介なクリーチャーが1枚リアニメイトするだけでも物凄く困りますからね.
6/6&警戒&威迫&絆魂と本体性能も恐ろしく優秀ですし.
6.15 霊気刃の工作員
2マナ1/1&接死なので壁として立たれると攻めにくかったです.
そしてギタクシア派の精神刺しは想像通り厄介でしたね.
攻撃をスルーすると延々ドローされるので必ず処理しなければならないです.
かと言って,ブロックするにも3/3&接死なので一定以上の戦力を失いますし.
6.16 ウルグローサへの侵攻
5マナは重いですが,色々な対象に飛ばせる3点ダメージは結構厄介でした.
太母、ラヴィ・センギアは早々に除去しないとゲームが終わりかねません.
6.17 シェオルドレッド
今回はあまりクリーチャーを並べないデッキなので布告除去がかなり刺さりました.
4/5&威迫なのでブロックしにくかったのも厄介でした.
真実の教典に変身した時は絶望しました….
III章まで行ってこちらの戦力を一気に取り込まれたのでゲームオーバーでしたよ….
6.18 メルカディアへの侵攻
2マナで手札入れ替えしつつバトルを置けるのはなかなか厄介でした.
無駄に引いた土地を処理出来ますし,こちらにブロックを意識させられますから.
カイレンの火炎職人で2体トークンを生成出来るのが厄介でした.
チャンプアタックにもチャンプブロックにも使えますからね.
しかも,全体パンプもあるのである程度並べたら一斉攻撃で勝てますし.
速攻を付与出来るため登場した大型クリーチャーが即攻撃してくるのも辛かったです.
7. おわりに
今セットは強いカードが多いセットだと感じました.
なので,如何に相手の強いカードを止めて自分のカードを通せるかが重要ですね.
他には召集持ちのインスタントが強いので気を付けないといけませんね.
(気を付けてどうにかなるものでもないですけど)
最後までお読みいただきありがとうございました.
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