1. はじめに
今回はカルロフ邸殺人事件のドラフト評価(緑編)です.
私見ですが,各カードの評価を10段階で点数付けしました.
各カードのピック優先度の目安になれば幸いです.
2. レア&神話レアの評価
カルロフ邸殺人事件の緑のレア&神話レアは9枚です.
2.1 トロスターニへの御目通り(2点)
これだけだと3マナソーサリーで0/1を1体生成&1ドローなのでかなり微妙です.
色々なクリーチャートークンを用意できればドロー枚数を増やせます.
ですが,労力に見合うような気がしません.
2.2 下生えの偵察者(7点)
毎ターン自分の墓地から土地加速できるのは良さそうです.
しっかり土地を墓地に送れれば大型を早期に登場させられますから.
2.3 大ドルイドの魔除け(8点)
トリプルシンボルが大きなネックですが,3つのモードから1つを選べるので優秀です.
1つ目のモードは土地をサーチしてタップインかクリーチャーをサーチします.
必要な土地を加速したり必要なクリーチャーを確実に手札に加えられるのは優秀です.
2つ目のモードは+1/+1カウンターで強化しつつパワー分のバーンをクリーチャー1体に飛ばせます.
除去としてもコンバットトリックとしても使えるので優秀です.
3つ目のモードはアーティファクトかエンチャント1つを追放します.
効果自体はただのメタですが,メタカードを無理なく採用出来ることに価値があります.
追放除去なので再利用されにくいですし.
2.4 密室の温室の事件(7点)
追加の土地を置けるので土地を伸ばしやすいです.
解明完了すればライブラリー上の土地やクリーチャーやエンチャントを唱えられるのでアドを稼ぎやすいです.
ドラフトは土地もクリーチャーも多めなので活かしやすいです.
ただ,解明条件が土地を7つ以上コントロールなので遅いのは気になりそうです.
2.5 斧折りのフェロックス(8点)
4マナ4/4&接死&速攻なのでシンプルに使いやすいです.
護法が証拠収集4なので相手の墓地がなければ呪禁のように扱えます.
2.6 目ざとい新人(9点)
自身より優れたパワーかタフネス持ちを登場させれば+1/+1カウンターで強化しつつ調査も行うので優秀です.
5/5くらいまでなら無理なく成長してくれそうです.
2.7 育殻組の誉れ(8点)
凄く重いですが,コスト軽減のおかげで登場させやすい凄い壁です.
起動能力でドローソースとしても使えるのは良いです.
戦闘ダメージを通す必要があるので飛行や威迫など回避能力持ちに付与したいです.
2.8 自然な溶け込み(8点)
4マナで2/2&護法2を2体生成します.
ライブラリー上5枚から2枚偽装するので優秀なクリーチャーを偽装できればかなり良いです.
2.9 花粉の分析(7点)
基本土地をサーチできるので色拘束が厳しいもしくはタッチ色を採用している時に助かります.
証拠収集8を行えばクリーチャーや特殊土地をサーチできるのも良いですね.
ライブラリーにある最強のクリーチャーを確実に引き込めますから.
3. アンコモンの評価
カルロフ邸殺人事件の緑のアンコモンは14枚です.
3.1 きらめく織り手(8点)
登場時に+1/+1カウンターを3個割り振り&最大タフネス分ライフゲインは良いです.
自身を対象にすれば7マナ6/6&到達&6点ライフゲインになりますね.
3.2 チョーク・アウトライン(8点)
証拠収集を軸にしたデッキなら2/2&探偵を1体生成と調査を繰り返し行えるのは良いです.
墓地回収などと組み合わせるのも良さそうです.
3.3 ロープ(7点)
+1/+2&到達付与なのでなかなか便利です.
さらに2体以上のブロックされないので大型にセットすれば1体ずつ相手のクリーチャーを潰していけます.
ただし,装備3は気になりそうです.
2マナ&自身生け贄で1ドローは困った時に助かるかもしれません.
3.4 一歩上へ(7点)
クリーチャーを並べるほどパンプできます.
盤面次第ではこれが決定打になることも有り得ます.
到達も得るので厄介な飛行クリーチャーを迎撃したい時にも役立ちます.
3.5 事件現場の分析者(6点)
切削要員としては比較的使いやすいです.
墓地に土地が貯まっていれば一気に土地加速できますし.
3.6 暗渠で待ち伏せるもの(6点)
登場時か変装時に相手クリーチャー1体にブロックを強制できます.
なので,システムクリーチャーをなどを交戦で潰しやすくなります.
5マナ4/5なので良好なサイズです.
3.7 検体の収集者(8点)
攻撃時に証拠収集3で+1/+1カウンターを1個置けるのは良いです.
自分を強化すれば生存しやすくなるので何度も効果を誘発させられそうです.
他のクリーチャーを強化できるのも良いですね.
3.8 犯人はこの中にいる(7点)
1/1トークンを3体生成してあらかじめ決めたクリーチャーを+1/+1カウンター3個置き&ターン終了時までの接死で強化します.
攻撃している1/1が突然4/4&接死になるので相手はブロックを悩むはずです.
単純にクリーチャーを並べる手段としても有効です.
3.9 生垣と話す者(2点)
4マナ&証拠収集4で土地1枚を5/5&速攻にします.
序盤は壁として使いつつ時間を稼いだあとは土地で戦う感じでしょうか.
そこまで悪くなさそうですが,そんなに強さも感じません.
このカードがタップ状態でなくなると土地は無力化されるので除去されても駄目ですし.
3.10 痛烈な質問(7点)
1マナでパワー分のバーンをクリーチャーやプレインズウォーカーに飛ばせるのは良いです.
3.11 緑地帯の急進派(8点)
変装時に自分のクリーチャーすべてに+1/+1カウンターを1個置く&ターン終了時までトランプル付与は優秀です.
全体強化しつつトランプルを付与するので勝負を決めたい時に活躍します.
ただし,変装コストが重いのは気になりそうです.
4マナ4/4なのでそのまま登場させることもありそうです.
3.12 花ざかりの開花族(8点)
森が増えるほど強化される2マナクリーチャーです.
変装時に森を2枚サーチして1枚タップイン&1枚手札なので土地を伸ばしやすいです.
土地を伸ばしたいデッキで重宝しそうです.
3.13 踏み荒らされた庭の事件(9点)
+1/+1カウンターを2個割り振りは便利です.
解明完了すれば攻撃クリーチャーに+1/+1カウンター1個置き&トランプルを付与するのでガンガン攻めやすくなります.
解明条件は高パワーを登場させても良いですし,小型を並べても良いので比較的達成しやすそうです.
3.14 驕り高ぶる放蕩家(6点)
自ターンの間,呪禁を得るので妨害を気にせず攻められます.
名前を持たないクリーチャーにブロックされないので変装しているクリーチャーや偽装しているクリーチャーに止められません.
3マナ4/2なので良好なサイズです.
4. コモンの評価
カルロフ邸殺人事件の緑のコモンは13枚です.
4.1 こっちに行ったぞ(7点)
土地加速しつつ調査も行えるので便利です.
ライブラリーから基本土地を選んで登場させるので色拘束の厳しいカードを使いやすいです.
タッチ色を採用している時にも役立ちます.
4.2 トンネルの情報提供者(8点)
2マナ1/1のマナ加速クリーチャーです.
裏向きのクリーチャーを登場させるたびに+1/+1カウンターで強化されます.
なので,変装を多めに採用しているなら後半に戦闘力を期待出来そうです.
4.3 ロクソドンの盗聴者(7点)
4マナ3/3を登場させつつ調査できるので便利です.
1ターンに2ドローしていれば4/4&警戒になるのも良さそうです.
4.4 ヴィトゥ=ガジーの捜査員(6点)
2マナ1/3&到達なので対小型飛行用の壁として使えます.
証拠収集6を行えば+1/+1カウンターで他のクリーチャーを強化しつつ2点回復できます.
そのため,後半に引いても腐りにくいです.
4.5 人道に対する膿(5点)
単体だと3マナ2/2&トランプルなので少々物足りないです.
ですが,条件を満たせばサイズアップして登場させられるのは良いです.
同名はデッキ内に何枚でも採用出来ますし,このカードはコモンなので集めやすいです.
証拠収集のコストとしても使いやすいのでたくさん集められれば面白いかもしれません.
4.6 復讐の忍び寄るもの(6点)
変装時にアーティファクトやエンチャントを破壊するので便利です.
5マナ5/5なので良好なサイズです.
4.7 毒を選べ(3点)
サイドボード向けのメタカードとして使えそうです.
1マナでアーティファクトやエンチャントや飛行クリーチャーを対策できますから.
ですが,対象が複数ある時に狙った対象を潰せないのは気になります.
生け贄に捧げるため護法や呪禁を貫通する点で優れているので一長一短です.
4.8 犯罪への噛みつき(7点)
パワーを上げながらパワー分のバーンをクリーチャーに飛ばします.
4マナソーサリーは重いですが,証拠収集6で2マナになるのは良さそうです.
4.9 狂信の力(7点)
2マナインスタントで+3/+3&トランプル付与は有用です.
交戦に強いのはもちろんチャンプブロックされてもライフへダメージを通せますから.
4.10 瓦礫帯の異端者(6点)
証拠収集を軸にするデッキなら墓地を増やす手段として使えそうです.
起動能力で+1/+1カウンターを置けるので細かく仕事をしてくれます.
4.11 神経質な庭師(7点)
変装時に基本土地をサーチできるのは良いです.
色拘束の厳しいデッキやタッチ色を採用しているデッキで役立ちます.
4.12 装飾庭園の豹(9点)
基本土地サイクリングなので基本土地をサーチできるのは良いです.
色拘束の厳しいデッキやタッチ色を採用しているデッキで役立ちます.
今までサーチできる基本土地の種類が指定されていたのに今回は自由なので驚きです.
6マナ6/5&トランプルなのでクリーチャーとして頼りになるのも◎.
4.13 隙のないアリバイ(7点)
サイズアップが継続しつつ呪禁で除去から守れるコンバットトリックは有用です.
アンタップするので相手の意表をついて迎撃できるのも良いです.
容疑を晴らせる&かけられないのでブロック不可を解除できるのも活きるかもしれません.
5. おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました.
他の色についての記事も順次追加予定なので,下記リンクから閲覧して頂けると嬉しいです.
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