- 1. はじめに
- 2. レア&神話レアの評価
- 2.1 偉大なる統一者、アトラクサ(7点)
- 2.2 球層の追跡者、エズーリ(9点)
- 2.3 グリッサ・サンスレイヤー(10点)
- 2.4 最初の黄金守護、ジョー・カディーン(8点)
- 2.5 踊る影、魁渡(9点)
- 2.6 無形の処刑者、ケイヤ(8点)
- 2.7 るつぼのゴライアス、ケテク(6点)
- 2.8 免れ得ぬ破滅、ルーカ(10点)
- 2.9 純潔の監視者、マルカトール(8点)
- 2.10 生ける治療、メリーラ(8点)
- 2.11 迷宮壊し、ミグロズ(8点)
- 2.12 慈悲無き者、ナヒリ(8点)
- 2.13 謎のゴライアス、オヴィカ(8点)
- 2.14 刃砦の災厄、リーア・イヴォール(8点)
- 2.15 歓喜する喧嘩屋、タイヴァー(8点)
- 2.16 死体傀儡、ヴェンセール(7点)
- 3. アンコモンの評価
- 4. おわりに
1. はじめに
今回はファイレクシア:完全なる統一のドラフト評価(多色編)です.
私見ですが,各カードの評価を10段階で点数付けしました.
各カードのピック優先度の目安になれば幸いです.
2. レア&神話レアの評価
ファイレクシア:完全なる統一の多色のレア&神話レアは16枚です.
2.1 偉大なる統一者、アトラクサ(7点)
7マナ7/7&飛行&警戒&接死&絆魂なので超強力なクリーチャーです.
しかも,ETB能力でそれぞれ異なるタイプのカードを1枚ずつ手札に加えられますし.
ですが,緑白青黒の4色が必要と色拘束が厳し過ぎて登場させにくいのが難点です.
4色採用するよりは墓地に置いてリアニメイトするほうがまだ登場させやすそうです.
2.2 球層の追跡者、エズーリ(9点)
登場時に追加2マナで増殖を2回行えるのは良さそうです.
増殖するたびに1ドロー出来るので手札が途切れにくいのも◎.
2.3 グリッサ・サンスレイヤー(10点)
相手に戦闘ダメージを通すたび,3つの効果から1つ効果を解決出来るのは良いです.
3マナ3/3&先制攻撃&接死なのでブロックされにくく,交戦でほぼ負けませんし.
相手が除去を切らしていれば絶望的な状況を作れそうです.
2.4 最初の黄金守護、ジョー・カディーン(8点)
装備品デッキのエースアタッカーです.
装備品分パンプは強いですし,パワーを2上げれば1ドロー出来るのも優れています.
今セットはミラディンのために!があるので条件を達成し易いですし.
2.5 踊る影、魁渡(9点)
攻防禁止やドローや接死トークンを生成する優秀なプレインズウォーカーです.
相手に戦闘ダメージを通したクリーチャーを手札に戻すことで忠誠度能力を2回使えます.
そのため,攻撃を通し続けられればかなり頼りになると思います.
ETB能力持ちを戻せればさらにアドバンテージを稼げるのも良いですね.
1つ目の忠誠度能力について
次のこちらのターンまでクリーチャー1体の攻防を禁止できます.
一時的な除去として使えるので攻防が楽になります.
一番厄介なクリーチャーを戦闘不能にし続けるので見た目以上に優秀です.
2つ目の忠誠度能力について
ドラフトで継続的に使える1ドローは物凄く助かります.
3つ目の忠誠度能力についてについて
2/2&接死のトークンを1体生成出来るのは優秀です.
攻防どちらでも接死は活躍し易いですから.
自身が戦場を離れた時にダメージレースで4点勝てるのも優れています.
2.6 無形の処刑者、ケイヤ(8点)
ダメージレースで6点勝つ,2ドロー,クリーチャーやエンチャント追放除去&対象の能力コピーが優秀なプレインズウォーカーです.
呪禁持ちなのでプレインズウォーカー対象の除去で倒されないのも優れています.
ですが,色拘束が厳しく7マナと重いのは難点です.
1つ目の忠誠度能力について
相手は3点ライフロス,自分は3点ライフゲインです.
ダメージレースで6点勝つので膠着状況ならこれを使っているだけでいずれ勝てます.
忠誠度+2なので攻撃で退場されにくくなるのも優れています.
2つ目の忠誠度能力について
繰り返し使える2ドローは強いです.
ただし,相手に占術1を使われてしまうのは困りますね.
相手の手札は増えないものの,早期に強力なカードを引かれる危険は増しますから.
3つ目の忠誠度能力についてについて
クリーチャーやエンチャントを1枚追放は強いです.
しかも,追放した対象の能力をコピーした1/1&飛行を1体生成しますから.
強力な能力持ちを追放出来れば一気に形勢が傾きます.
2.7 るつぼのゴライアス、ケテク(6点)
生け贄にしたクリーチャーよりマナ総量が少なく伝説でないクリーチャー1体をライブラリーから登場させます.
効果自体は悪くなさそうですが,登場対象が不安定なのは難点です.
例えば5マナを生け贄に捧げた場合でも2マナが公開されたらそれを登場させるわけですから.
4マナ4/4なので本体サイズは良好です.
2.8 免れ得ぬ破滅、ルーカ(10点)
マナ加速や3/3&毒性1トークン生成やバーンが使える優秀なプレインズウォーカーです.
1つ目の忠誠度能力について
クリーチャー関連のみ使える赤緑を生成します.
大型クリーチャーを早期に登場させやすくなるので有用です.
ドラフトで大型クリーチャーを早期に登場させられる影響は大きいですから.
また,マナコストが重いクリーチャー能力を使用する際にも助かります.
2つ目の忠誠度能力について
3/3&毒性1トークンを1体生成します.
繰り返し登場させられるトークンとしては良好な性能だと思います.
3つ目の忠誠度能力についてについて
自分のクリーチャーの最大パワー分の振り分けバーンを使えます.
例えばパワー5をコントロールしているなら5点バーンを好きに振り分けられます.
1回で複数体処理することも可能なので優秀です.
その反面,忠誠度-4なので気軽に使えないのが難点です.
2.9 純潔の監視者、マルカトール(8点)
ETB能力で3/3を1体生成するので頭数を揃えやすいです.
一時的な追放と組み合わせることでどんどん3/3を並べられますね.
1ターンに3つ以上アーティファクトを登場させた場合も3/3を生成します.
今セットの1/1トークンがアーティファクトなので上手く使えば条件達成も難しく無いです.
2.10 生ける治療、メリーラ(8点)
1ターンに1個しか毒カウンターを貰わなくなります.
そのため,毒性の大きいカードや細かく毒カウンターを与えるカードの影響を抑えられます.
自身追放でクリーチャーやアーティファクトを1枚守れるのも良さそうです.
2.11 迷宮壊し、ミグロズ(8点)
油カウンター消費で3つの能力を使い分けられるクリーチャーです.
結構便利そうですが,油カウンターの消費が激しそうです.
そのため,増殖を多用して油カウンターを増やしたいです.
2.12 慈悲無き者、ナヒリ(8点)
強制攻撃や手札入れ替えや一時的な蘇生が使える便利なプレインズウォーカーです.
1つ目の忠誠度能力について
相手のクリーチャー1体を強制的に攻撃に参加させます.
相手のクリーチャーを誘い出せるので有利な状況で叩き潰しやすくなります.
一見すると地味ですが,膠着状況で使われると結構厄介です.
2つ目の忠誠度能力について
継続的に使える1ディス&1ドローは物凄く助かります.
現在使えないカードや引きすぎた土地を有効なカードに変換出来るかもしれませんから.
手札が0枚の状況で使えば1ドローで手札を増やせるのも良いですね.
3つ目の忠誠度能力についてについて
自分の墓地にある3マナ以下のクリーチャーや装備品のトークンを1枚生成します.
有用な3マナ以下の対象を1回だけ再登場出来るのは良さそうです.
終了ステップに追放されるので装備品はやや微妙な感じがします.
2.13 謎のゴライアス、オヴィカ(8点)
7マナ6/6&飛行&護法3なのでフィニッシャーに良さそうです.
自分がクリーチャーでない呪文を唱えるたびにその呪文のマナ総量分の1/1を生成します.
そのため,攻防共に便利そうです.
2.14 刃砦の災厄、リーア・イヴォール(8点)
自身攻撃時に自分以外に全体+1/+0修正付与なのでクリーチャーを並べるカードと好相性です.
相手のプレイヤーにダメージを与えたダメージを軽減して軽減したダメージ分1/1を生成するのも優れています.
一見するとダメージレース的には損しているように思えます.
ですが,このカードや他の全体パンプと組み合わせれば一時的な損失以上の成果を得られます.
毒性1をたくさん並べてブロックが追い付かない状況にして特殊勝利しても良いですし.
2.15 歓喜する喧嘩屋、タイヴァー(8点)
疑似警戒付与や2マナ以下蘇生が便利なプレインズウォーカーです.
コストにタップが必要なクリーチャー能力と相性が良いです.
1つ目の忠誠度能力について
クリーチャー1体をアンタップするので疑似的に警戒を付与するようなものです.
コストにタップが必要なクリーチャー能力を1ターンに2回以上使用することも出来ますね.
2つ目の忠誠度能力について
3枚切削しつつ,自分の墓地から2マナ以下のクリーチャーをリアニメイトします.
派手さはないですが,ETB能力持ちをリアニメイトすることでアドバンテージを稼げます.
単純にチャンプブロッカーや生け贄コストにしても良いですし.
ただ,3枚切削は強制ではなく任意にして欲しかったです.
ドラフトはライブラリーが40枚なので多用し過ぎるとライブラリーアウトで負けてしまうので.
2.16 死体傀儡、ヴェンセール(7点)
増殖するたびに3/3伝説を1体生成かアーティファクト・クリーチャーに飛行&絆魂を付与します.
増殖をたくさん採用しているならなかなか便利そうです.
3. アンコモンの評価
ファイレクシア:完全なる統一の多色のアンコモンは10枚です.
3.1 刃砦の戦鞭(9点)
実質3マナ2/2&二段攻撃のクリーチャーです.
装備品で二段攻撃を他のクリーチャーに与えられる影響は大きいです.
しかも,これ以外の装備コストを1減らすので装備品デッキでかなり助かります.
3.2 頭足類の歩哨(7点)
単体だと4マナ1/5&飛行です.
ですが,アーティファクトが増えるほどパワーも増えます.
今セットの1/1トークンを並べるだけでもパワーがモリモリ上がりますね.
3.3 炭鍛冶(7点)
ETB能力で1/1を1体生成するので頭数を揃えやすいです.
油カウンター3個消費で衝動的ドローが使えるのも便利そうです.
3.4 燃えがら斬りの荒廃者(7点)
油カウンターが置かれている自分のパーマネント分軽く唱えられます.
5/5&警戒なので多少軽くなるだけでも十分です.
ETB能力で相手のクリーチャー全体1点バーンは地味です.
ですが,1/1を並べるデッキなど相手によってはかなり刺さりそうです.
3.5 屍気の腐敗僧(8点)
毒性持ちが毒カウンターを追加で1個与えるのは良さそうです.
自身も毒性持ちなので1回攻撃が通れば堕落状態に出来ますし.
毒性持ちに接死を与えるのは相手に圧を掛けやすくなるのでかなり良いです.
3.6 血清核のキマイラ(8点)
油カウンター3個消費で1ドロー&1ディス&捨てたカードが土地以外ならクリーチャーやプレインズウォーカーに3点バーンは良さそうです.
油カウンターさえしっかり貯められれば繰り返し3点バーンを使えますから.
本体が4マナ2/4&飛行なのも使いやすそうです.
3.7 殺戮の歌い手(8点)
自分以外の毒性持ち攻撃クリーチャーに+1/+1修正は良さそうです.
相手がブロックしにくくなるので毒カウンターを与えやすくなりますから.
3.8 汚れた観察者(9点)
自分のクリーチャー登場時に追加2マナで増殖を行えるのは良いですね.
気軽に増殖出来るので各種カウンターを増やしやすいですから.
本体が3マナ2/3&毒性1なのも良いです.
3.9 生体解剖の福音者(9点)
ETB能力で堕落状態ならクリーチャーやPW1体破壊は優秀です.
条件付きとはいえ除去内蔵クリーチャーですからね.
5マナ4/4&警戒なので本体の性能も良さそうです.
3.10 虚空翼の混種(7点)
増殖を行うと墓地から手札に戻るので攻め手が途切れにくいです.
2マナ2/1&飛行&毒性1なので使いやすいのも良いですね.
4. おわりに
多色は優秀なカードが多いのでデッキカラーの決め手になりそうです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
他の色についての記事も順次追加予定なので,下記リンクから閲覧して頂けると嬉しいです.
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