1. はじめに
2021年6月28日から期間限定で「イラストレーターデッキ 三嶋くろね」が販売されます.
最新システムのアルターブレイクまで使える非常に強力なデッキになっています.
なので,ここからZ/Xを始めたい人には物凄くおすすめしたいです!!!
イラストは全て三嶋くろねさんなので,三嶋くろねさん好きな方にもおすすめです.
今回は「イラストレーターデッキ 三嶋くろね」収録カードを紹介します.
2. 「イラストレーターデッキ 三嶋くろね」収録新規カード
「イラストレーターデッキ 三嶋くろね」収録新規カードは12種類です.
(スター・ピースを含める&イラスト違いを別にカウントすると+5種類の17種類です.)
2.1 雨宿りの生徒会長 ティエラ
赤[E☆2]5種類目の3コストIGアイコンです.
赤単限定の運用になりますが,非常に使い勝手の良い手札入れ替え能力持ちです.
1つ目の能力について
条件を満たせば自ターンのみパワー5000として扱えます.
そのため,3コストIGアイコンとしては十分以上の働きが期待できます.
ですが,相手ターンにはパワー3000になってしまいます.
なので,相手のスクエア3000ダメージやパワーマイナスには気を付けたいです.
恐らくですが,無色の[E☆2]がリソースにあると条件は満たせないと思います.
多分よくある質問に載ると思いますので,確認はそこでしましょう.
2つ目の能力について
副次効果のないウェイカーアッパー効果です.
このデッキだとLRと5コストのシエルがウェイカーLv2を必要としています.
なので,ウェイカーLv2まではすぐに上げてしまいたいです.
3つ目の能力について
1ディス2ドローで手札が増やせるかなり使い勝手の良いドロー効果です.
E☆2を捨てる必要がありますが,このデッキならば全く問題ないですね.
2.2 進む希望を拾った ティエラ
赤[E☆2]6種類目の3コストIGアイコンかつスタートカードです.
これで三嶋くろねさんのカードだけでIGアイコンを統一出来るようになりました.
1つ目の能力について
IGアイコンなのにスタートカードとしても扱える珍しいカードです.
スタートカードはゲーム開始時にデッキからプレイヤースクエアに置きます.
なので,このカードを含めてIGアイコンは20枚という点を忘れないように気を付けたいです.
2つ目の能力について
自ターンのみパワー6000になるので4コスト相当のゼクスまで倒せます.
1コスト上のゼクスを倒せるのは結構便利です.
その反面,相手ターンはパワー4000になってしまいます.
ですが,スクエア4000ダメージやパワーマイナスは多くないです.
なので,相手ターンにパワー4000になるのはそこまで気にならなそうです.
3つ目の能力について
条件を満たすとトラッシュから赤の[E☆2]を1枚手札に戻せます.
使い切りの能力ですが,トラッシュから赤の[E☆2]を回収出来るのは非常に有用です.
特に,誓いが[E☆2]になったのでIGOBしやすくなったのは大きな利点です.
メインデッキにも3枚採用されているので,この効果が使える機会は多そうです.
2.3 誓いの白髪 アンセル&シエル
イデアライズ対応オーバーブーストとIGOB起動条件はほぼ同じです.
リソースの条件は赤の[E☆2]4枚以上と名称指定ではないので非常に緩いです.
気を付けるのは自分のリソースが8枚必要な点くらいですね.
リソースが8枚必要なのはハッピーアニバーサリー えつみんで簡単にリソブ出来るからですね.
緑が入るならびっくりイースター うさぎのモカも使えますし.
私的には「アンセル&シエル」を含むゼクスになるの部分が非常に高ポイントです
そのため,今後新しいアンセル&シエルのオーバーブーストが追加されても使えますから.
私としては32弾以降の誓いやブレイクイベントのような名称指定は好きになれません.
新しいオーバーブーストやアルターブレイクが登場するたびに対応する起動カードを集めなければならないからです.
すると起動カードにパックの枠を多く使って使ってしまい,新しいカードの収録枚数が減ってしまいますから.
さらにブレイクイベントが最高レアリティになったため,遊ぶまでのハードルが高くなってしまいましたし.
2.4 白焔の妹【黒焔】シエル
赤[E☆2]初のアルターブレイクです.
現在使用可能なアルターブレイクの中でも相当強力な部類だと思います.
1つ目の能力について
登場時1ディス1ドローと標準的かつ使いやすい手札入れ替えです.
4コストの能力にしては少々物足りない気もしますが,手札入れ替えは大事です.
手札が0枚の時に登場すると手札を捨てることなくドローするので手札は増えます.
2つ目の能力について
ブレイク状態なら起動能力で自身をトラッシュに置いて1ドローしつつ,手札から赤の[E☆2]を1枚リブートで相手PS以外のスクエアにリブートで登場させます.
このカードの攻撃後に能力を起動すれば盤面を空けつつ1回攻撃回数を増やせます.
しかも,手札から赤の[E☆2]だったらコスト制限なく何でも登場させられます.
後で紹介するリブート能力持ちのドジっ子じゃないもん シエルを登場させたいです.
実質1面だけで3回攻撃出来るのでライフを奪う能力は半端ないです.
2.5 潮騒のハイパーガール アンセル
赤[E☆2]3種類目の4コストです.
ですが,実質的には再録カードだったりします.
能力について
登場時にウェイカーを表にしたら2ディス2ドローかつ条件達成で1ドローです.
手札を一気に入れ替えつつ,条件達成で手札が増えるので使いやすいウェイカーアッパーです.
このデッキは[E☆2]しか入っていないので条件は有って無いようなものです.
手札が1枚以下の時に登場するとドロー枚数の方が多いので通常よりも手札は増えます.
問題点を挙げるなら,デュナミスの枠が厳しくてウェイカーをあまり採用出来ないことです.
ちなみに潮騒のハイパーガール アンセルはお茶会へようこそ くるみと同じ能力です.
そのため,新カードと言いつつも実質的には再録カードだったりします.
今のところ名称指定はないので,どちらを使っても影響が出る場面はありませんし.
2.6 潮騒のワンダーガール シエル
涼しい顔をしていますが,激しいバーンで攻防ともに優秀なコントロール向きのシエルです.
私も青と白のカラーリングは好きです.
能力について
ターン1の起動能力でクロスのゼクス1枚にリソースにある赤の[E☆2]×2000バーンします.
赤[E☆2]が6枚あれば12000バーンなので大抵のゼクスは燃え尽きますね.
特筆すべきは自分のゼクスもバーンの対象になることです.
そのため,防御のみならず攻撃面でも頼りになります.
2.7 ドジっ子じゃないもん シエル
連続攻撃で畳みかけるこのデッキのフィニッシャーのシエルです.
コスト軽減&デッキ上に戻す効果もあるので非常に使いやすいです.
リブート条件が厳しいためかフィニッシャーにしては珍しくP指定がないですね.
1つ目の能力について
自分のオーバーブーストがいれば手札で3コストになります.
7コストパワー10500が3コストになるのは破格です.
手札で3コストになるので上記のようなカードで登場させやすいのも魅力です.
手札から3コスト以下を登場させるカードは比較的多いです.
そのため,探してみればもっと良い組み合わせも見つかりそうな気がします.
2つ目の能力について
起動能力で手札の赤の[E☆2]を2枚トラッシュに置くとリブートします.
1面で2回攻撃出来るのでライフを奪いやすいです.
手札の消費が激しいので序盤からしっかり手札を確保しておきたいです.
P指定がないので他のデッキでも使えますが,手札に赤の[E☆2]2枚確保が難しそうです.
3つ目の能力について
トラッシュにある同名を除外するとトラッシュにあるこのカードをデッキ上に置きます.
そのため,手札に加えやすく再使用が非常に容易です.
デッキ上を確定出来るのでデッキ上参照系の効果とも相性が良いです.
2.8 連れ出せ、生徒会長
E☆2のゲートカードです.
スター・ピース獲得条件が[E☆2]登場と非常に簡単です.
色の指定もないため,他の[E☆2]でも使用出来ますね.
イベントとして使う時の制限はメモリアル・ピース勢と同じですね.
P指定もあるのでドリーム・キーとメモリアル・ピースの複合みたいな感じです.
ちなみに今回収録の新カードの中で唯一収録枚数が1枚だけです.
ですが,現状だとメインに採用する必要は無いので特に問題は思います.
2.9 帝国のお姫様 ティエラ
赤[E☆2]2種類目の5コストウェイカーです.
ですが,実質的には再録カードだったりします.
能力について
リムーブゾーンから一時的に5コストのゼクスを登場させ手数を稼げます.
覚醒条件で5コストを2枚除外するので5コスト主体のデッキで真価を発揮します.
このデッキで帝国のお姫様 ティエラを確実に使うならもう少し5コストを厚くしたいですね.
帝国のお姫様 ティエラはゆらゆらブランコ くるみと滅神騎王アーサーと同じ能力です.
そのため,新カードと言いつつも実質的には再録カードだったりします.
滅神騎王アーサーの再録的扱いでゆらゆらブランコ くるみがPRカードになったはずです.
滅神騎王アーサーは18弾収録のカードですが,今でも需要があるということですね.
私も赤系のデッキを組む時は大体1枚は積むことが多いです.
帝国のお姫様 ティエラは1デッキに2枚収録されています.
1試合で使っても2枚が限界だと思うので,収録枚数は特に問題なさそうです.
ただし,表にするウェイカーを統一したいと思うならもう1デッキ欲しいかもしれません.
2.10 逃避行のイデア ティエラ
赤[E☆2]初のイデアライズです.
スター・ピース4個で登場出来るので,1試合で2回くらい登場を期待出来ますね.
能力について
登場時にデッキ上5枚から赤[E☆2]を1枚リブートで指定スクエアに登場させます.
相手PSを攻撃出来る位置には登場させられませんので,守りの運用がメインですね.
潮騒のワンダーガール シエルをPSに置く動きが一番強そうです.
もしくは登場させたゼクスを湯けむりチャレンジ シエルのスリープコストにして他のゼクスに連続攻撃させるのもありですね.
青を混ぜてレンジや移動を駆使して相手PSへの攻撃に参加させるのも面白そうです.
低コストの移動ならヴォイドブリンガーの奏流フロートが使いやすいですね.
マーメイドは移動能力持ちが豊富なのでもっといいカードも見つかるかもしれません.
レンジを付与するなら決死の防衛戦がおすすめです.
他にもリソリンなどでレンジを付与する方法もありますが,使いやすいのは少ない感じです.
2.11 あなたとずっと一緒に
他のプレイヤーのブレイクイベントと条件は同じです.
新カードであるあなたとずっと一緒にも1デッキに2枚収録です.
私見ですが,ブレイクイベントは2枚あれば十分だと思います.
ただ,白焔の妹【黒焔】シエルが強力なので,もしかしたら3枚も有りかもしれません.
トラッシュからの[E☆2]回収手段も増えたので,ブレイクがやりやすそうなんですよね.
こればかりは実際に動かしてみないと何とも言えない感じです.
≪黒き焔≫のシエルは好きなので引き続きアルターとして使えるのは嬉しいです.
ちなみにこのデッキに収録されているのは32弾のホロ版のイラストですね.
左側が32弾の通常版で右側がこのデッキ収録かつ32弾のホロ版と同じイラストです.
2.12 “白髪教団”アンセル&シエル
赤[E☆2]初のイデアライズ対応オーバーブーストです.
凄い今更で申し訳ないのですが,“白髪教団”で“フォルティアーレ”と読むのですね.
1つ目の能力について
スター・ピースを2個得つつ,トラッシュから[E☆2]を1枚チャージに置けます.
進む希望を拾った ティエラをチャージに置いてトラッシュから[E☆2]回収が良さそうです.
他のスタートカードを採用している場合にはそちらをチャージに戻すのもいいですね.
2つ目の能力について
トラッシュから除外した[E☆2]の枚数に応じて除去対象を調整出来る除去です.
最大パワー12000までの相手ゼクスを除外出来ますね.
赤はバーンが多いので,パワー参照の除去をオーバーブーストが使うのは珍しいですね.
2.13 スター・ピース(三嶋くろね版)
「イラストレーターデッキ 三嶋くろね」専用のスター・ピースです.
1デッキで1種類ずつ必ず揃うのは嬉しいですね.
シンボリックなトークンも嫌いではないですが,こういったイラストの方が私は好みです.
トークンの管理が面倒なのでトークンの種類を増やすのはあまり望ましくないです.
ですが,美麗なイラストのトークンを揃えやすいならトークンが増えるのも悪くないです.
逃避行のイデア ティエラはスター・ピース4個消費なので5枚あればとりあえず問題ないです.
ですが,私としては余裕をもって+2個くらい,つまり7個くらいは用意したいかな.
同じエクストラ枠であるアルターブレイクも使えるのでスター・ピースが貯まったら必ずイデアライズするわけじゃないですから.
3. 私が気になる再録カード
この項目では再録カードで私が取り上げたいと思ったカードを紹介します.
3.1 ネコ耳ホリデー アンセル&シエル
32弾予約キャンペーンで貰えたPRカードの再録です.
4コスト以下のゼクスを手札から登場させられるので使い勝手が良いです.
このデッキならドジっ子じゃないもん シエルを投げられますし.
当時は月華の女神セレネの再録ポジションで配布されたカードでしたね.
3.2 雨と君と シエル
手札から3コスト以下のゼクスを登場させられるディンギルです.
手数を稼げますし,ドジっ子じゃないもん シエルを投げられるのも好相性です.
厳門の『苛烈』イガリマのE☆2版ですね.
厳門の『苛烈』イガリマは17弾収録のカードですが,結構再録されていて未だに現役ですね.
雨と君と シエルの方がトリック・オア・トリート! えつみんにシフト出来る点で優れています.
3.3 放課後の副会長 アンセル
チャージ2枚消費で1面除外出来るのは有用です.
相手だけでなく,自分のゼクスも対象に出来るので連続攻撃にも転用し易いです.
輝ける『僥倖』イナンナの[E☆2]版ですね.
輝ける『僥倖』イナンナはエンジョイデッキ「黒崎神門」で再録しただけですね.
私は割と良く使うのですが,一般的な需要はそこまで高くなかったんでしょうか?
こちらもトリック・オア・トリート! えつみんにシフト出来る点で優れています.
4. このデッキを100[%]遊び尽くすために揃えたいカード
「イラストレーターデッキ 三嶋くろね」は非常に完成度の高いデッキです.
私は今すぐこのデッキを手に取って遊びたい衝動に駆られているくらいですから.
ですが,100[%]の力を発揮するには欠けているピースがあると言わざるを得ないです.
デュナミスには16枚カードを積めるのですが,このデッキには10枚しかありません.
そのため,今のうちに揃えておきたいカードを紹介したいと思います.
4.1 ハッピーアニバーサリー えつみん
E☆2デッキを使うなら必ず採用したいディンギルです.
スクエア全体2000バーン,1面ハンドバウンス,チャージ除去,リソブから1つが使えます.
IGOBするには自分のリソースが8枚必要なのでリソブはかなり大事です.
スタートカードも比較的簡単に除去出来るのでチャージ除去も使用頻度が高いです.
このデッキだとあまり影響はないですが,チャージを使わないのも大きな利点です.
非常に優秀なのですが,ウェイカーを表にする都合上デュナミスの枠がかなり厳しいです.
そのため,採用出来ても1~2枚といったところでしょうか.
37弾にはE☆2のイデアライズとイデアドライブが追加されます.
それに伴い,E☆2デッキ関連のカード需要が高くなると予想されます.
なので,値段が上がっていない今のうちに必要数を確保しておきたいです.
4.2 トリック・オア・トリート! えつみん
E☆2唯一のオーバーシフトです.
デッキ上を上か下に置きつつ1ドロー出来るので手札を増やして質を上げやすいです.
さらにオーバーブーストにシフトしていれば破壊効果も使えます.
5リソースから使えて非常に使い勝手が良いので個人的に3枚は欲しいところです.
4.3 憩いの川遊び くるみ
ノーマルスクエア全体5000ダメージなので盤面を返しやすくなります.
マストではありませんが,赤デッキなら1枚は入れたくなります.
4.4 37弾収録E☆2のイデアドライブ
現時点でカードはまだ判明していませんが,イデアドライブは必ず欲しいです.
とは言え,デュナミスの枠がカツカツなので採用しても1~2枚になると思います.
5. おわりに
「イラストレーターデッキ 三嶋くろね」はかなり良さそうですね.
前々からE☆2のスターターが欲しいと思っていたので,その点でも良かったです.
今すぐにでも遊びたいのですが,手元に届くのが10月くらいになるのは欠点です.
ストーリーセットの時も思いましたが,流石に3ヶ月は長いのでもっと早く届いて欲しいです.
鉄は熱いうちに打つべきなので,手元に届くのが遅くなるのは如何なものかと思います.
ゼロからZ/Xを始める方にとって知らないカードゲームに5500円はハードルが高いと思います.
しかし,現状だと5500円でここまで強力なデッキを組むことは不可能です.
なので,Z/Xで遊んでみたいと思っている方には是非手に取って頂きたいデッキです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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