1. はじめに
2022年2月24日にEXパック32弾「ゼクスターズ・クロニクル」が発売されます.
毎年恒例の主要なプレイヤーの強化&1パックに確定でSR以上封入が魅力の弾です.
10周年記念で過去に公開されてカード化されていないイラストのカード化も目玉です.
今回はリゲル,フォスフラム,アルモタヘルの新カードを紹介します.
2. ディメンションスナイパー リゲル
メインデッキに入る[バトルドレス]で7コストのリゲルはこれで8種類目です.
リゲル名称のカードサーチに構えられるバウンスとコントロール系のリゲルです.
優秀だと思うのですが,WRですし,環境的に見てももう少し強化が欲しかったです.
1つ目の能力について
条件達成時に登場するとデッキ上5枚からリゲル名称のカードを1枚まで手札に加えます.
リゲルデッキはドローが豊富ですが,欲しいカードが入手出来ないこともしばしばあります.
そのため,デッキ上5枚からリゲル名称を持って来れるのは助かりそうです.
リゲル単デッキであればリソース条件は有って無いようなものですね.
ただし,ファーストシャドウ アスルなどを採用した時には初期リソ次第でアウトですね.
2つ目の能力について
手札1枚捨てるとNSにあるコスト7以下のゼクスを1枚手札に戻します.
自ターン相手ターンともに使える除去なので,コントロールしやすくなりますね.
しかも,自分のゼクスもバウンス出来るので連続攻撃をしやすくなるのも利点です.
リゲルデッキはドローが豊富なので手札コストもそこまで気にならないはずですし.
優秀ですが,現環境だとディメンションスナイパー リゲルに頼るのは心許ないです.
何故ならば,ディメンションスナイパー リゲルを一撃で破壊可能なパワー10500&絶界持ちのオーバーブーストやコスト∞のアンリミテッドブーストを搭載したデッキが非常に良く使用されているからです.
ディメンションスナイパー リゲルのパワーが11000とかなら話はだいぶ違うのですけどね….
もしくはバウンス対象にコスト制限が無ければ良かったんですけど.
オーバーブーストは仕方ないとしてもせめてアンリミテッドブーストは止めたかったです.
3. いつまでも二人で’20 リゲル
リゲル4種類目の5コストのゼクスです.(7コストに比べるとかなり少なく感じます.)
特殊なコスト軽減にドロー効果もあるので比較的使いやすそうです.
P指定以外縛りがほぼ無いのでリゲルデッキ以外にも出張させやすそうな感じです.
1つ目の能力について
相手のゼクスをハンドバウンスしていたら手札のこのカードのコストを-3します.
バウンス手段さえ用意出来れば手札で2コストになるので登場させやすいです.
標準的なリゲルデッキだと手札バウンス出来るのは上記6種くらいでしょうか.
青の監視者リゲルを早々に破壊してもらえるのが一番楽ですね.
おそらく後攻5リソース時にアルターブレイク(3コスト)&このカード(2コスト)で運用するのを想定していそうですね.
私としてはデッキバウンスでコスト軽減出来ないのが気になりそうです.
この能力にはリソース制限等も特にありません.
なので,低コストのバウンスカードを使えば3~4リソース時に登場させることも可能ですね.
ただ,1コストでリブートのゼクスをバウンス出来るのはコメットシュートくらいなんですよね.
対象がスリープで良いのならば色々と候補はあるのですけど.
2コストまで使えるならばもっと使えそうなカードが多いはずです.
2つ目の能力について
登場時に2ドローして自分の手札を1枚デッキ下に置きます.
手札を増やしつつ,質が良くなるのでなかなか良さそうな効果です.
P指定以外条件がないので,使いやすいのも利点です.
4. 教導の白炎杖 フォスフラム
フォスフラム4種類目の6コストのゼクスです.
白1で6コストパワー9000を立てられるので,攻め手として使いやすそうです.
1つ目の能力について
白1&チャージのフォスフラム2枚トラッシュ置きで手札からリブートでNSに登場します.
フォスフラムはチャージを貯めやすいのでコストは比較的軽い感じですね.
相手のリソースが5枚以上必要ですが,白1で登場出来るので攻防共に使いやすそうです.
2つ目の能力について
登場時にチャージを1枚まで手札に戻します.
イベントも回収出来るので色々助かりそうです.
しかも,相手のチャージも手札に戻せるのでチャージメタとしても優秀です.
5. 紫黒の剣客 アルモタヘル
アルモタヘル5種類目の3コストIGアイコン持ちのゼクスです.
パンプに自壊可能な低コスト除去と結構使いやすそうです.
プレデターなのですが,アルモタヘルは凄くロボっぽいですよね.
1つ目の能力について
条件達成でこのカードのパワーを+2000します.
2つ目の能力で条件を達成し易いので,序盤以降は常時パワー6500でいられそうですね.
2つ目の能力について
登場時にトラッシュを増やしつつ,条件達成で4コスト以下を1枚まで破壊できます.
キーを得やすいですし,IGアイコンが4コスト以下を破壊出来るのはなかなか良いですね.
相手の除去だけでなく,自壊も可能なので連続攻撃にも転用出来ますね.
6. 純白と漆黒の幕開け’17
フォスフラムとアルモタヘル共通のオーバーシフトです.
2つある能力はそれぞれの効果を反映しているようですね.
剣臨器がコスト6以上のフォスフラムかアルモタヘルな点には気を付けたいです.
1つ目の能力について
シフト先の色に応じて効果が変わるパワー変動効果です.
白は自身のパワーを+2000なので癖が無くて使いやすいです.
黒は相手のPSのパワーを-2000なのでやや使いにくいかもしれないです.
ただし,対象を選んでいないので相手PSが絶界持ちでも有効な点は優秀です.
白黒のフォスフラムかアルモタヘルが追加されればどちらも発動しますね.
2つ目の能力について
シフト時に手札を1枚捨てたらNSにある相手のコスト5以上のゼクスを1枚破壊します.
手札1枚で相手の大型を処理出来るのでなかなか良さそうです.
直接破壊の少ないフォスフラムの方がアルモタヘルよりも恩恵を受けますね.
7. おわりに
ディメンションスナイパー リゲルは優秀ですが,もうちょい何か欲しかったところです.
いつまでも二人で’20 リゲルはリゲルデッキ以外で使うのも良さそうな感じでした.
最後までお読みいただきありがとうございました.
コメント
ご無沙汰しております
毎度楽しみに記事読ませていただいております
リゲルとフォスフラムの続けて新カードの発表がありウキウキしていましたが
新カードの性能は正直期待外れでしたorz
自分は視野が狭い自覚があるのでシャルさんの考えはどうなのかなと思って今回の記事拝見いたしました
同じ意見でしたので少し安心いたしました
リゲルは特に無限レアの効果といい今回の新規の効果といい露骨に弱い気がします
やはり環境に長くいた故バランスをとってきてるのでしょうか…
個人的にはアスルに替わるリゲルが欲しかったというのが正直な所です
(LRアルダナブ→LRリゲル的な感じ)
フォスフラムシフトについてもシフトできる条件が残念でした
コスト6以上フォスフラムにこのシフトつけたいときっていつやねん…
そもそもシフト条件をコスト5にしてくれ…
無限レアに付けられるシフトだったらめっちゃ強そうなのになぁと感じました
ただ選択肢が増えるし相手がケアしないといけない所がそれだけ増えると思って
前向きにカードプールが増えることを喜びたいと思います
ただ今回は全体的にカードパワーが低いような気がします
ティラノもあんまり強いとは思わなかったです
人気どころがあんまり強くなさそうなので今回売上大丈夫かなと正直思ってます
破産PTさん,お久しぶりです.コメントありがとうございます.
私的に今弾のリゲルはもう一声何か欲しかったかなぁと言った感じです.
カード単体で見ると悪くないのですが,環境的に微妙だといいますか….
環境が変化したり,追加カード次第では評価がガラッと変わる可能性も有ると思います.
破産PTさんの仰る通り,蒼き無限誓装 各務原あづみも結構抑えめだった印象です.
3体バウンスは良いと思うのですが,如何せん3コスト以下というのがかなり引っ掛かる感じです.
2体バウンスでも良かったのでもう少し対象のコストを上げて欲しかったです.
バランスを取っている可能性もありますね
ですが,最近は相対的に結構辛いことが多いのでわかりやすいパワーカードを欲しくなったりもします.
アスルとは言いませんが,5コストから動けるようなリゲルのカードが欲しいのも事実ですね.
リゲルは6コストから始動しますけど,最近のデッキは5コスト始動が多くてなかなか厳しい状況になりやすいですから.
おそらく4月の弾でリゲルの強化カードが来ると思うのでそこに期待したいところです.
純白と漆黒の幕開け’17は剣臨器のコストは5で良かったと思いますけどね.
おそらく教導の白炎杖 フォスフラムとセットで運用して欲しいということではないでしょうか.
リゲルに関しては不満点がありますけど,記事にしている範囲だと他のプレイヤーはそこまででもないように感じますよ.
昨日今年のゼクスの展開が発表されましたね
Q&Aを見る限りIGOBは使わなくしたいみたいですね
それに伴ってイデア、IGOBシフト、イデアドライブとエキストラに枠ができますから
そこに新しいカードを追加していく感じなんでしょうね
上記の発表を加味して考えてみましたが
新カードはクライシスアークを意識して作られたのかもしれませんね
ゲームスピードをさらに遅くしたいという運営の意思が見えるルールですし
新規フォスフラムとシフトも使う機会があるやもしれません
>>ただ今回は全体的にカードパワーが低いような気がします
上記についてもシャルさんは私とは違うお考えみたいで
改めて自分の視野が狭いことに気づかされます
解説記事で勉強させてもらいます
引き続き記事楽しみにしております
破産PTさん,コメントありがとうございます.
予想はしていましたが,40弾でデッキの構築や環境が一変そうですね.
Z/Xは2年(通常弾8弾)くらいで構築や環境が一変するようなシステムが追加されていました.
16弾はディンギルとデュナミスの追加,24弾はIGOB追加,32弾は新IGOB&イデアライズの追加でしたので.
構築や環境が変わるのは新たな刺激になるので楽しみな一方,IGOBが下火になるのは寂しくもありますね.
当面はIGOBデッキとクライシスアークデッキが同等か後者がやや強い程度で,新カード収録の増えるたびにクライシスアークデッキが強化されて相対的にIGOBデッキが使われなくなっていくくらいが良さそうな感じでしょうか.
ゲームスピードを落としていく方向にするのは個人的には賛成ですね.
年々攻撃側が強くなりすぎて1ターンで一気にライフを失うような展開になりやすかったですから.
かといって,強すぎる起動能力を持ったコントロールゼクスが蔓延るのも嫌です.
なので,クライシスアークで1点回復や九大英雄 アナスタシアみたいな使い切りの防御カードは良い感じだと思います.
IGOBデッキからクライシスアークデッキになることで空くデュナミスの枠は4~7枚程度だと思います.
具体例を挙げるならIGOB上2~3枚,IGOB用シフト1~2枚,イデアライズ1~2枚といった感じです.
イデアドライブは防御として使えるので全く採用しなくなることはないと思います.
イデアライズも必要なキーが3~4個のものは問題なく使えると思います.
必要なキーが5~6個のものはゲームスピードがどれだけ落ちるかによりますね.
エンゲージ・ソードスナイパーの3段目の効果みたいにイデアライズを参照するカードを使う場合はイデアライズしなくてもイデアライズをデュナミスに採用することも考えられますね.
カードの強弱は環境によって変わりますから判断が難しいですよね.
封神や伝説指定されるようなカードも収録当時は大丈夫でも環境の変化で壊れてしまうわけですし.
なので,パッと見て微妙な感じでもなるべくプラスの面を探して覚えておくようにしています.
私としては叡智極点戦争がどうやって終結したのかもかなり気になります.
39弾時点だとまだ終結していないので,ゼクスターズ・クロニクルで終結することになりそうですね.
姫君の介入の影響が大きいのは間違いなさそうですが,ソルをどうやって退けたのかが気になります.
キュレータは退けられそうですが,対ソル戦はまだこれからって感じでしたので.
Z/Xの記事を見に来てくれる人が少ないので,楽しみにしていると言って頂けるととても励みになります.