1. はじめに
2021年6月24日にZ/X EXパック27弾「ドラゴンカジノへようこそ!」が発売されます.
今弾は6人の竜の巫女のアルターブレイク関連のカードが目玉です.
さらに転身や輝聖,魔眼などのドラゴン版の追加でデッキ構築の幅が広がります.
今回はレルムレイザーと魔眼,ラストゼオレムの新カードを紹介します.
2. 切り拓け、その銀翼
荒廃竜【滅亡】レルムレイザー専用のブレイクイベントです.
ブレイク条件などはイース以外のプレイヤーと同じです.
3. 荒廃竜【滅亡】レルムレイザー
レルムレイザーのアルターブレイクです.
ゲームを決めるカードではなく,デッキの動きを円滑にするためのカードですね.
1つ目の能力について
登場時にノーマルスクエアにある相手の3コスト以下のゼクスを1枚まで破壊します.
少々地味な感じですが,盤面を空けたい時には活躍してくれそうです.
2つ目の能力について
1ドロー後自分の手札を全て捨て,捨てた枚数分トラッシュから黒のゼクスを手札に戻します.
トラッシュが豊富であれば一気に理想的な手札に出来る強烈な手札入れ替え効果です.
理想的な手札を手に入れることでその後の動きが非常に安定します.
この効果は黒のゼクスなら何でも回収出来るのでレルムレイザーデッキ以外でも使えますね.
バラハラPの魔眼にアルターと合わせて出張させるのも良さそうですよね.
強いてこの効果の欠点を挙げるとすればイベントや黒以外のゼクスは回収出来ないことです.
そのため,崩壊への序曲やテオゴニアス系は回収出来ません.
(手札から捨てれば回収枚数にカウントは出来ます.)
手札を全て捨てる必要があるので,それらだけを残すことも出来ません.
逆に言えばそれくらいしか欠点が思いつかないですね.
4. リバース・アルター レルムレイザー
レルムレイザー初のライフリカバリーです.
レルムレイザーデッキだけでなく,他の黒系デッキにも出張出来るのが面白そうです.
能力について
プレイ登場時にデッキ上5枚から黒のカードを2枚までトラッシュに置けます.
黒でキーを入手しつつ,トラッシュからの登場や回収候補を増やせるので有用な効果です.
黒のカードなら何でもトラッシュに置けるのでP指定が無い黒系デッキのLRに良さそうです.
この効果でトラッシュに置くとエヴォルシード(ES)が発動するのも面白いです.
今の環境で私が採用出来そうだと思う黒のエヴォルシードは下記10枚です.
墓城七姫 二の姫マリメナと回遊する戦慄グラオザームはエヴォルシードではありません.
ですが,リバース・アルター レルムレイザーの能力で能力を誘発させることが出来ます.
5. 竜ヲ掌握セシ魔眼 ラケルタ
魔眼の新バージョンの種族はディアボロス&クルーエルドラゴンです.
ディアボロスがメイン種族なので順当な感じです.
プレデターはディアボロスの仮面ポジションなので,逆は考えられないですし.
盾が充実している魔眼デッキの矛的ポジションの魔眼です.
矛的ポジションな印象ですが,盾の役割も担えます.
1つ目の能力について
プレイ登場時にデッキから好きな魔眼を2枚までトラッシュに置けます.
効果だけ見ると地味な感じですが,魔眼デッキ的には非常に有用です.
上記4枚のようなトラッシュから同名をデッキに戻す効果を使いやすくなりますからね.
単純にトラッシュの枚数調整に使えるだけでも良いと思います.
2つ目の能力について
起動能力でトラッシュにある同名を1枚除外すると下記の能力を1つを選び解決します.
(1)このカードをリブートします.
(2)スクエアかリソースにある相手のゼクスを2枚選びスリープします.
(1)は赤に良く見られる自身をリブートする効果です.
7コストパワー10500が2回攻撃出来るので,盤面やライフを取りやすいです.
私の印象だと魔眼は攻撃面が薄い感じだったので,これは良さそうに思えます.
(2)は白に良く見られる相手のゼクスをスリープする効果です.
相手の攻撃に合わせて効果を使うことで攻撃不能なスクエアを2面作れます.
そのため,相手がIGや効果でゼクスを登場させる効果を使いにくくなります.
直接除去するよりもスリープで2面潰されるほうが相手の行動を抑制しやすいので有用です.
しかも,この効果はリソースのゼクスもスリープ出来ます.
なので,相手が攻撃せざるを得ない状況を作れれば相手のリソースを減らせるようなものです.
2リソース使えないだけでもかなりの枷なので,相手は相当動きにくくなります.
2色以上のデッキであれば色事故も誘発出来るので,この手の効果は結構厄介なんですよね.
6. 竜モ傅ク虜ノ魔眼 カプティ
条件は厳しいものの,黒でゼクスをリブート出来るのは稀有かつ有用です.
1つ目の能力について
条件を満たすと自分のデッキ上を1枚トラッシュに置けます.
登場時でもデッキからトラッシュに置いた時でも誘発するので使いやすいです.
条件として魔眼かクルーエルドラゴン以外リソースに置けません.
そのため,現状ライフリカバリーはリバース・アルター レルムレイザー一択ですね.
2つ目の能力について
トラッシュにある同名を3枚デッキ下に置くと6コスト以上の魔眼を1枚リブートします.
トラッシュに同名3枚必要と条件は厳しいものの,他の魔眼をリブート出来るのは有用です.
同名が3枚必要なのでリソースには絶対に置かず,相手の除外やリソース送りにも要注意です.
7. ハイローラー! ラストゼオレム
ラストゼオレム3種類目の3コストIGアイコンです.
巫女達が皆カジノで働いているのは借金返済のためだったんですね….
1つ目の能力について
デュナミスのウェイカーを1枚表向きにしてよい効果です.
ウェイカーレベルは上がりますが,副次的な効果は無いタイプです.
エア関連のカードはウェイカーが主軸なので大事な効果です.
他の巫女はウェイカーを参照しなくなりましたので,エアがウェイカー最後の砦です.
こちらの能力はエアPじゃなくても使えるんですよね.
ウェイカーアッパーが欲しいなら他のカードを使うからということでしょうか.
2つ目の能力について
登場時にデッキ上の[ドラゴン]をチャージに置くか,そのカードを手札に加えます.
チャージに置けるのはドラゴンだけですが,手札に加えるカードには全く指定がありません.
そのため,登場させれば必ずアドバンテージを稼げますね.
8. 無慈悲な徴収 ラストゼオレム
ラストゼオレムでメインデッキに入る3種類目の4コストです.
他の2種類は5止め対策と祈りなので,登場させたい4コストは初めてだったりします.
今回のラストゼオレムはカジノでディーラーがチップを回収する棒ですね.
あの棒がレーキという名前だと初めて知りました.
フレーバーからすると無慈悲なのはラストゼオレムではなくエアな気がしますね.
1つ目の能力について
デュナミスのウェイカーを1枚表向きにしてよい効果です.
4コストのウェイカーアッパーは副次効果が欲しい気もしますけど….
4コストのウェイカーアッパーは基本的に副次効果有りの印象ですので.
2つ目の能力について
登場時にトラッシュから無色のカードなら何でも回収出来る非常に優秀な効果です.
ゼクスだけでなくイベントも回収可能な点が非常に優れていますね.
登場時にデッキ上を2枚までトラッシュに置けるので回収対象を増やすことも出来ますし.
9. おわりに
今回のレルムレイザーは専用デッキだけではなく黒系デッキ全般に使えそうな感じですね.
魔眼以外でもバラハラをプレイヤーにするならどちらも採用に値しそうです.
魔眼は攻撃的なカードが2種類追加されました.
魔眼は守りは得意ですが,攻撃面にやや難がある印象でした.
今回の追加で今までよりも攻めやすい魔眼デッキを組めそうです.
今回追加されたラストゼオレムはどちらもアドバンテージを稼ぎやすい優秀なカードです.
安定感が非常に増すので,エアデッキの動きがかなり良くなりそうです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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