1. はじめに
2021年7月22日にZ/X 37弾「幻想<シルバーバレット>」が発売されます.
今弾は36弾で収録されなかったプレイヤーのアルターブレイクが目玉です.
さらに新カテゴリのギルド“暁”と怪盗団“黄昏”の追加もあります.
そしてE☆2に待望のイデアライズとイデアドライブが追加されるのも楽しみな弾です.
今回はサイクロトロンとシンクロトロンの新カードを紹介します.
2. サイクロトロンの新カード紹介
サイクロトロン関連の新カードを3枚紹介します.
打ち砕け、その混同は今までのブレイクイベントと同じなので割愛します.
2.1 超越者【無私】サイクロトロン
サイクロトロン初のアルターブレイクです.
デッキ操作に構えられるバウンス,さらに任意のゼクスに絶界付与と器用な感じです.
1つ目の能力について
登場時にデッキ上3枚を好きな順番に並び替えるのはサイクロトロン的にかなり良いです.
サイクロトロンはイグニッションする効果が多いですからね.
このカードが5コストなので【剣誓『正義』】超で即IGしてゼクスを展開出来るのも◎.
2つ目の能力について
ブレイク状態なら相手の5コスト以下のゼクスを1枚ハンドバウンス出来ます.
このカードを攻撃で倒すために相手に6コスト以上のゼクスを要求出来るのでテンポを稼げます.
面白いのがさらに追加で絶界を自分の好きなゼクス1枚に付与出来ることです.
絶界付与は攻撃時だけでなく,防御時も相手の計算を狂わせられるので良さそうです.
2.2 アルターバディ サイクロトロン
サイクロトロン初のライフリカバリーです.
アルターバディは大型ロボットではなく,変身ヒーローっぽく見えますね.
時代遅れの図体とフレーバーにあるのでもしかしたら人間サイズなのかもしれません.
1つ目の能力について
登場時ドロー効果持ちIG枠のサイクロトロンはこれで2枚目なので助かります.
サイクロトロンは攻撃破壊しないで初手にキーを入手する手段が少ないですからね.
また,デッキ上を確定している場合にはドローしない選択が出来るのも利点です.
2つ目の能力について
IGで登場時に相手の3コスト以下を1枚までハンドバウンス出来るので便利です.
サイクロトロンはメインフェイズにもIG出来るので能力発動機会は多めです.
ただし,自ターンだけなので相手ターンに登場してもバウンス出来ないのは残念です.
2.3 COOLFLAVOR サイクロトロン
サイクロトロン初の9コストです.
確かにかき氷の容器なら[10th]よりも[十周年]の方が良さそうですね.
[十周年]にするならば[Z/X]も漢字にした方が良かったかな?
能力について
デッキ上2枚を1枚チャージ&1枚デッキ上なのでIGを確定しつつ即IG出来ます.
イグニッションが強くなるのでESデッキに採用するのも面白そうです.
1つ疑問なのはこの能力がESと同じ条件なのにESアイコンが付いていないことです.
普通にESで良かったと思うのですが,何故なのでしょうね?
3. シンクロトロンの新カード紹介
シンクロトロン関連の新カードを3枚紹介します.
打ち砕け、その我執は今までのブレイクイベントと同じなので割愛します.
3.1 超越者【自律】シンクロトロン
シンクロトロン初のアルターブレイクです.
ドロー効果とブレイク時の手札からシンクロトロン登場効果で手数を稼げます.
カタカナ言葉なのでディアの台詞ですね.
シンクロトロンの台詞はモールス信号ですので.
1つ目の能力について
登場時に2ドローして1枚デッキに戻せるので手札とデッキの質を上げられます.
手札の質を上げられるので2つ目の能力で登場させるゼクスを安定させられます.
IG&ESアイコンをデッキに戻すことで次ターン以降のIGが強くなるのも利点です.
2つ目の能力について
自ターン限定でブレイク登場すると手札から5コスト以下のシンクロトロンを登場させます.
攻め手を増やしやすいので,より攻撃的な動きが可能になります.
ただし,登場させたゼクスはターン終了時に破壊されてしまいます.
そのため,登場させたゼクスをコストで破壊したり,電影で入れ替えるのが良いですね.
現状だとこの効果で手札から登場させたいのははじめての縁日シンクロトロンです.
手札から1枚3コスト以下のキラーマシーンを登場させるのでさらに手数を増やせます.
3.2 アルターファム シンクロトロン
シンクロトロン初のライフリカバリーです.
ファム名称でもあるのでファムデッキでの採用も検討出来ます.
今回もフレーバーのモールス信号を解読してみます.
☆が長点(-),★が短点(・)に相当するので下記のようになります.
・-- 「ヤ」
-- 「ヨ」
--・ 「リ」
・・・- 「ク」
--・ 「リ」
・・・-・「」(終了や訂正)
・-・・-「ヰ」(わ行のい)
--・・「フ」
・- 「イ」
--・・「フ」
・・-・-「ミ」
-・「タ」
・・-・「チ」
繋げて読むと「ヤヨリ ヰフイフミタチ」となり意味が分かりません.
もしかしたらアルターのフレーバーなので今までとは長点と短点が逆なのかもしれません.
そこで長点と短点を逆にしてみると次のようになります.
-・・ 「ホ」
・・ 「゛」
・・- 「ウ」
---・ 「ソ」
・・- 「ウ」
---・-「ス」
-・--・「ル」
・・--「ノ」
-・ 「タ」
・・--「ノ」
--・-・「シ」
・-「イ」
--・-「ネ」
繋げて読むと「ボウソウスルノタノシイネ」→「暴走するの楽しいね」となります.
ヤヨリ~と意味がありそうだったので,長点と短点が逆だと気づくのに時間がかかりました.
能力について
起動能力でキラーマシーンを破壊すると(1)か(2)どちらかの効果を解決します.
(1)ノーマルスクエアにある相手のコスト4以下のゼクスを1枚選び手札に戻します.
4コスト以下の相手ゼクスの処理に手を割かなくて済むので攻撃に専念しやすくなります.
強制ハンドバウンスなので手札に戻したくない相手のゼクスがいる場合は気を付けたいです.
(2)自分のチャージにある同名以外のシンクロトロン名称のゼクスを1枚手札に戻します.
破壊 or ライフから登場したシンクロトロンを回収出来るようになります.
キラーマシーンは自壊しやすいので割と役に立つ場面が多そうです.
ですが,こちらの効果はファムデッキで採用した場合だとほとんど使う機会はないですね.
[キラーマシーン]は流石に無理だとしても,ファム名称は回収出来て欲しかったところです.
3.3 オメデトウの結晶 シンクロトロン
シンクロトロンでメインデッキに入る4種類目の5コストです.
プレイヤーにバウンス効果を付与する珍しい効果です.
フレーバーがモールス信号ということはこのイラストの中にシンクロトロンがいるはずです.
御面がシンクロトロンなのか,あるいはディアの中身がシンクロトロンの可能性も…?
今回もフレーバーのモールス信号を解読してみます.
☆が長点(-),★が短点(・)に相当するので下記のようになります.
-・--- 「エ」
・-・-・ 「ン」
-・-・ 「ニ」
・・-・ 「チ」
・・-- 「ノ」
--・・「フ」
・・--・「゜」
・-・-「ロ」
-・「タ」
・・「゛」
-・・-・「モ」
・-・-・ 「ン」
繋げて読むと「エンニチノプロダモン」→「縁日のプロだもん」となります.
能力について
登場時か破壊時に1ターンだけプレイヤーに相手の5コスト以下バウンス能力を付与します.
5コスト以下の相手ゼクスを無視出来るので攻撃に専念しやすくなります.
相手ターンに破壊された時もバウンス出来るため,相手の攻め手を止めやすくなります.
自身を守れないものの,1回だけ相手ターンにバウンスを構えやすいのは利点ですね.
注意点はIGOBすると効果が消える&プレイヤーが消えるので効果を付与出来ないことです.
4. おわりに
超越者【無私】サイクロトロンがなかなか器用な感じですね.
バウンスと絶界付与でコントロール気味な動きも出来るようになりますね.
序盤が安定するのでアルターバディ サイクロトロンも有難いです.
超越者【自律】シンクロトロンのおかげでまた一つ攻め手が増えましたね.
登場させたゼクスは破壊されるのでやはり電影と組み合わせたいところです.
最後までお読みいただきありがとうございました.
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